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ハマパラ便り

Vol.28「横浜のパラスポーツを支えています!」

■はじめに
「ハマパラ便り」読者の皆さん、こんにちは。
既に新年も明けて1カ月がたとうとしていますが、本年もどうかよろしくお願いします。
さて、今回は横浜のパラスポーツを支える中心的な役割を担う「横浜市障がい者スポーツ指導者協議会(愛称:バセル)」の活動についてお伝えします。

 

■横浜ラポールの施設情報  ※原稿執筆:1月22日時点の情報
まずは、横浜ラポールの運営状況をお伝えします。
昨秋から年末にかけてはコロナの状況も落ち着き、一安心だったのですが、新しいオミクロン株という強敵が現れ、あっという間に全国での新規陽性者が数万人、という毎日になっています。
神奈川県においても1月21日(金)から「まん延防止等重点措置(以下、まん防と略)」が再び講じられたことは、読者の皆さんもご承知の通りです。
そのような中ではありますが、今のところ横浜ラポールでは、開館時間短縮等の措置は取らず、いくつかの自主事業も原則として予定通り実施する方向です。ただし、事業等の実施においては、感染予防対策の徹底を図るなどの対応を強化します。
いずれにしても、施設利用に関する注意点(「改修工事等による利用停止:メインアリーナ、サブアリーナ」や「温水プールの整理券配布:土曜・日曜・祝日」など)については、利用前にご確認いただきたいと思います。
状況は常に変化する可能性がございますので、横浜ラポールのご利用にあたっては、事前にホームページをご確認いただくか、お電話などでご相談いただくことをお勧めします。

 

横浜市障がい者スポーツ指導者協議会
2018年の「ハマパラ便り」Vol.7でもご紹介した、「横浜市障がい者スポーツ指導者協議会(愛称をバセルといい、本文中も以下バセルと称します)」は、横浜のパラスポーツの普及振興には不可欠な方々です。Vol.7では、バセル設立の経緯や愛称の由来を含め、その概要をお伝えしましたが、今回は標準的な年間の活動内容をご紹介したいと思います。

4月~5月
この時期は、「ハマピック」という横浜市内最大の障害者スポーツ大会が集中的に開催されます。バセルの皆さんは、会場の設営、選手の受付、誘導、表彰、記録証の配布などなど、各競技を滞りなく実施するための重要な役割を担っています。
  

6月~9月
通常、6月にはバセルの年次総会が開かれ、同時に会員のスキルアップを図る研修会も行われます。また、「ハマピック」の結果を基に選出される全国障害者スポーツ大会(以下、全スポ大会と略)横浜市選手団の一員として、競技力向上に向けた強化練習のサポートを、7月から9月にかけて行います。
 

10月~12月
「ハマピック」の団体競技(「バスケットボール」「バレーボール」「ソフトボール」「サッカー」)が行われるため、各競技の運営を補助します。
また、全スポ大会は、概ねこの時期の開催となります。そのため、横浜市選手団に加わっているバセル会員は、全スポ大会へ帯同(通常は6日間)します。
加えて、この時期は横浜市内でのスポーツ系イベントが目白押しの時期でもあり、横浜市スポーツ協会などの関連団体と連携したプログラム(例:横浜マラソン、シーサイドトライアスロン)に多数協力しています。
なお、11月には会員向け研修の第2回が行われます。会員向けの研修は、年間2回(6月と11月)が基本で、内容的には障害児・者のスポーツを支援するために必要な知識や技術の獲得が主なテーマとなっています。
 

1月~3月
1月~2月にかけては、バセルの会員となるために必要な、「初級障がい者スポーツ指導員養成講座(以下、初級講座と略)」が行われます。バセルとしては、自分たちの仲間を増やす大切な機会となるので、講師を務めるなど、積極的に関わります。
2月の1か月間は、4月~5月にかけて開催される「ハマピック(個人競技)」の参加申込期間です。バセルの会員は、横浜ラポール内に設置される「ハマピック受付ブース」に常駐(夜間を除く)し、各競技の申し込みが混乱なく行われるようにサポートします。

その他
特定の時期ではありませんが、バセルは様々な依頼に対応しています。
近年多いのは、横浜市内の公立小中学生を対象とした、「ボッチャ体験教室」。バセルの会員が各学校を訪れ、パラスポーツとしてのボッチャを体験してもらうもので、特に、東京2020パラリンピックの開催決定後から依頼が増えてきました。各学校からの反応も好評で、今後も一定のニーズがあると思います。
一般市民向けのパラスポーツ体験も依頼の多いものの一つです。今年度は、昨年6月に大桟橋ホールで開催された中区のイベントで、ボッチャ体験ブースを運営しました。
 
 

以上のように、バセル会員の皆さんは1年を通じて活躍されていますが、実際はここに挙げた以外にもたくさんの活動に関わっています。これらのことからも、バセルが横浜市のパラスポーツを支えている、ということがご理解いただけるのではないでしょうか。

さて、もし読者の皆さんや皆さんの周囲の方で、バセルの活動に興味を持ち自分もやってみたい、と思った方がいらっしゃいましたら、お気軽にバセルのお問合せ用メールアドレス(basel@basel-y.sakura.ne.jp)まで、ご連絡ください。

 

■「横浜ラポール ハマパラ」のフォローをお願いします
毎回お願いしているところですが、横浜ラポールでは、ツイッター「横浜ラポール ハマパラ」で、さまざまな情報を提供しています。前述したように、横浜市における障害者スポーツの動きもいよいよ加速しているので、タイムリーな情報発信を心がけたいと思っています。ということで、まだ見ていない方は一度のぞいてみてください。いつも見ているよ、という方も含めて「横浜ラポール ハマパラ」のフォローをお願いします。

 

■おわりに
今回は、「横浜市障がい者スポーツ指導者協議会(愛称:バセル)」の情報をお伝えしました。
3月には北京パラリンピック冬季大会が開かれる予定で、昨年の東京大会と同様に多くの感動が生まれることでしょう。一方、現在の急激な感染拡大がいつまで続くのか、非常に不安な毎日ですが、できる限りの配慮をしながら、少しでも横浜市のパラスポーツ環境が好転するために努力を続けていきたいと思います。
次回の「ハマパラ便り」は、Jリーグ初の知的障がい者サッカーチーム「横浜F・マリノス フトゥーロ」の活動を中心に、配信する予定です。