
Vol.49「イベント豊富な2025シーズン」
■はじめに
「ハマパラ便り」読者の皆さん、こんにちは。梅雨に入り、うっとうしい日が続きますが、お元気でしょうか?さて、2025シーズンも既に2か月が経過し「ハマパラ便り」はやや遅れ気味のスタートですが、よろしくお願いします。
■いろいろとある2025シーズンを概観します。
まずは、横浜市内におけるもっとも大きな障害者のスポーツ大会である、ハマピック個人競技。既に全競技を終了していますが、例年と比較して、参加者数がやや減少傾向になりました。これは、開催日が重なる種目があり、両方の種目に参加していた選手がどちらか一方を選ぶことなったことが理由の一つでした。
現在は、各競技の成績優秀者の中から、全国障害者スポーツ大会に出場する「横浜市代表選手」が選出され、選手説明会を経て、今年の横浜市選手団が決まっていく段階となっています。次回の「ハマパラ便り」で、具体的な選手団の紹介ができると思います。
次に、こちらも既に終了した、ワールドトライアスロンシリーズ横浜大会。世界のトップクラスが参加した、「エリートクラス(5月17日開催)」は、雨と風に悩まされるレースとなりましたが、やはり一流のパフォーマンスは凄い、と再認識しました。また、一般の方が参加した翌18日の「エイジクラス」では、大声援の中で晴天にも恵まれ、練習効果を最大限発揮できるような絶好のトライアスロン日和となりました。

*SEA:スイムエグジットアシスタント
同時に開催されていた「ハマトラFES@象の鼻パーク」では、パラトライアスロンの紹介として、競技用車いす(いわゆるレーサー)の体験コーナーを運営し、多くの方にチャレンジしていただきました。


これから実施予定の主な大会等については、前回の「ハマパラ便りVol.48」に記載したように 「パラIDジャパン・チャンピオンシップ卓球大会2025」「ハマピック団体競技」「2025横浜八景島トライアスロンフェスティバル(公式HP開設されました2025横浜八景島トライアスロンフェスティバル)」「第24回全国障害者スポーツ大会「わたSHIGA輝く 障スポ2025」」「横浜マラソン2025」「東京2025デフリンピック」となっていますが、一つ大きなものを忘れていました。それは、「ミラノ・コルティナ2026パラリンピック冬季競技大会(Milano Cortina 2026 )(日本パラリンピック委員会(JPC))」。大会期間は2026年3月6日から15日。競技は、「アルペンスキー・スノーボード・車いすカーリング・バイアスロン・クロスカントリースキー・アイスホッケー」の6種目となります。
■パラスポーツの情報を上手にキャッチしよう!
近年、パラスポーツに関する情報は、ネット上を中心として格段に増えました。そのきっかけは、やはり「東京2020大会」の決定及び開催でしょうか。「ハマパラ便り」では、横浜とパラスポーツをキーワードとしたローカルな情報を、出来るだけタイムリーにお届けするよう努めていますが、より広い(あるいは深い)パラスポーツ情報を求めている方々の参考となるウェブサイトを以下に列挙してみます。ネット情報を上手に活用して、パラスポーツへの関心を一層高めてもらえると嬉しいです。
まず始めは、日本パラスポーツ協会(JPSA)のホームページ、国内のパラスポーツ関連情報の中心はこのサイトです。二つ目は、国際パラリンピック委員会(IPC)、こちらはワールドワイドな情報満載、基本的に英語表記ですが豊富な画像や動画もあり、英語が苦手でも何となく判ります。
その他では、(公財)日本財団パラスポーツサポートセンター(以下、パラサポと略)の運営するパラサポWEBも大変参考になるサイトです。また、同じパラサポの運営するサイトのパラリンピック研究会は、ちょっとマニアックですが、パラリンピックに関する各種テーマを「研究紀要」の形で論文掲載しており、興味深いものがあります。
各競技団体のサイトも、大会や日本代表選手の情報等があって、応援する選手などがいる時は見逃せないサイトです。 車いすバスケットボール(日本車いすバスケットボール連盟/日本代表(強化事業)。日本代表のページには、2025年4月1日時点での強化選手一覧がPDFで掲載されており、横浜市になじみのある選手も数名登録されています。
その他、日本パラ陸上競技連盟、関東パラ陸上競技協会、日本パラ水泳連盟、日本知的障害者水泳連盟、日本デフ水泳協会、日本障がい者サッカー連盟、日本肢体不自由者卓球協会、日本知的障がい者卓球連盟、日本障害者スキー連盟、日本車いすテニス協会。
以上のように、多岐にわたるサイトが存在し、その中には多くの情報があります。読者の皆さんは、個々の興味に応じたサイトを覗くのもいいですし、何となく見ていくうちに興味を持って、その競技を追いかけていくのもありではないでしょうか。
■「横浜ラポール ハマパラ」のフォローをお願いします
毎回お願いしているところですが、横浜ラポールでは、X(旧ツイッター)「横浜ラポール ハマパラ」で,さまざまな情報を提供しています。まだ見ていない方は一度覗いてみてください。いつも見ているよ、という方も含めて「横浜ラポール ハマパラ」のフォローを願いします。
(横浜ラポール【ハマパラ】(@RAPO_hamapara)さん / X(旧Twitter))
■おわりに
今年度最初の「ハマパラ便りVol.49」では、2025シーズンの概観とパラスポーツ情報を広く、深く知るためのウェブサイト紹介を行いました。
次回は、全国障害者スポーツ大会の横浜市代表選手紹介を中心にお届けする予定です。