■はじめに
「ハマパラ便り」読者の皆さん、こんにちは。前回（Vol.40）から、大変長い間が空いてしまいましたが、Vol.41をお届けします。Vol.41は、横浜F・マリノス フトゥーロの活動報告が中心です。

■「横浜F・マリノス フトゥーロ」報告
横浜F・マリノスフトゥーロにとり、2023シーズンは活動20年の節目の年でもありました。
2002年のFIFAワールドカップ、その後に行なわれた知的障がい者サッカーの世界選手権（もうひとつのワールドカップ）を契機に、横浜市内の障害のある人たちのサッカーの普及と強化が始まり、今ではフトゥーロを含めて、国内にはＪリーグクラブ傘下の知的障がい者のチームは６チームとなりましたが、当時は国内初の取り組みとして注目されました。

あれから20年。
40名でスタートしたメンバーは、現在120名を超えるまで増えました。
最年少は13歳、最年長は55歳、女子メンバーも加わり、神奈川県以外から参加する選手、神奈川県選抜や関東選抜、日本代表選手を常に輩出しながらも、継続10年以上の選手も多く、「継続してサッカーが楽しめる場」「なくてはならない居場所」として、多くの方々の支援により継続してくることができました。 

フトゥーロの弟分である小学生のスクール“にじいろクラス”を卒業したこどもたちが数名加わって活動した初年度でもあり、さらに幅の広い活動へと繋がるトピックスになりました。

今シーズンは、多くの大会が再開され、A～Eの5チームに分かれたそれぞれのチームが参加しました。神奈川県内のリーグ戦TSUKUI CUPでは、トップリーグでAチームが、セカンドリーグではBチーム、エンジョイリーグではDチームが優勝するなど、トレーニングの成果がでました。

また、フトゥーロは横浜市民リーグにも参戦しています。障害のある人たちのカテゴリーでは強豪と言われるものの、健常者のリーグではなかなか歯が立たず、大差で負けてしまうこともありますが、次の試合、その次の試合に向けて選手たちは頑張っています。

年間を通して、サッカーの技術習得の他に、横浜マラソンの給水のお手伝いや、小学生のサッカー教室のコーチのサポートなど、社会性を身につけるプログラムへの参加も大事にしています。
サッカー教室に参加する子どもたちにはやさしく接し、サッカーの面白さを伝えようと積極的に声掛けをする姿がありました。今後もマリノスファミリーを通してサッカーの輪を広げていきたいと思います。

■大会情報を二つ（間近の情報ですみません）
①2024ジャパンパラ大会ゴールボール　開催場所：横浜国際プール
国内で世界レベルのゴールボール大会が、3月15日（金）16日（土）に、横浜国際プールで開催されます。
2024ジャパンパラ大会_ゴールボール
パリ 2024 パラリンピック（8/28～9/8）に参加が決定している、日本（世界ランキング2位）・イスラエル（6位）・韓国（14位）・フランス（20位）が参加して、静寂の中にも熱い戦いが繰り広げられると思います。入場は無料で、事前の申し込みも必要は無いので、もしもお時間のある方は、散歩がてら見学に行かれるのも良いかもしれません。

②ブラインドラグビー国内大会決勝　開催場所：駒沢公園第2球戯場
初めて聞く方も多いと思いますが、ブラインドラグビーは視覚に障害のある方のラグビーです。会場は、横浜市ではありませんが比較的近隣の東京駒沢公園。3月17日（日）に国内大会決勝が「かながわLUCY’S」対「トウキョウレモンサワー」のカードで開催されます。（観戦無料）ブラインドラグビーの体験イベントもあるので、興味のある方は下記サイトをご確認ください。
日本ブラインドラグビー

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■おわりに
「ハマパラ便りVol.41」では、「横浜F・マリノス フトゥーロ報告」をお届けしました。フトゥーロの活動が始まってから、すでに20年、月日が経つのは本当に早いものです。
さて、今年度も不定期ながら皆さんに「横浜」と「パラスポーツ」をキーワードにお届けしてきた「ハマパラ便り」ですが、いよいよ次回で終了となります。最終回のVol.42では、横浜市中心とした2024シーズンのパラスポーツ関連イベント等をご紹介します。