Vol.51「 いよいよ全スポ開催へ&初級研修も受付中!」
■はじめに
「ハマパラ便り」読者の皆さん、こんにちは。長い夏が終わり、秋になると思ったら、いきなり寒い初冬、という感じで戸惑いますね。インフルエンザの流行も始まったようなので、くれぐれも体調を崩されないよう、ご注意ください。今回は、秋のスポーツシーズン到来ということで、盛りだくさんの内容です。
■ヨコハマバリアフリービーチ2025開催!
障害の有無に関わらず、ビーチを楽しむイベント「ヨコハマバリアフリービーチ2025」が10月2日(木)・3日(金)の二日間で開催されました。会場は横浜市金沢区にある「海の公園」。「ハマパラ便り」でも何度かご紹介した「モビマット(車いす・バギーやベビーカー等でのビーチ(砂浜)内移動を容易にします)」と「モビチェア(水陸両用の車いす)」を活用して、多くの方にビーチでのひと時を楽しんでいただきました。
脳卒中による身体障害によって、日常的に車いすを使用している方は「モビチェア」で海に入り、「また海に入れるなんて夢にも思いませんでした!」と大満足。その他、身体的に大変重度な障害のある方も、スタッフが工夫したビーチ遊びのコンテンツを体験するなど、ご家族、支援者の方々と共に、非日常感覚にあふれた充実の余暇活動となったようです。

■YOKOHAMAスポーツ・レクリエーションフェスティバル2025
10月を中心に、市内の各地で開催されている「YOKOHAMAスポーツ・レクリエーションフェスティバル2025」から、我々が関わった二つのイベントを報告します。
①ボッチャ交流大会@NISSAN FIELD KOZUKUE(10月13日(月・祝))
ボッチャ交流大会は、横浜市にぎわいスポーツ文化局スポーツ振興課(以下、スポーツ振興課)を中心に、障害者スポーツ文化センター横浜ラポール(以下、横浜ラポール)、障害者スポーツ文化センターラポール上大岡(以下、ラポール上大岡)、横浜市スポーツ協会(以下、スポーツ協会)、横浜市パラスポーツ指導者協議会(以下、バセル)等が連携協力して開催したものです。
当日は、雨天による中止も心配されましたが、ほとんど雨は降らず、ビギナーからベテランまで、障害の有無、年齢、性別を超えて多くの方が楽しく競技されていました。もともと重度障害の方の種目として広まったボッチャは、インクルーシブなイベントの企画にはピッタリといえそうです。

②パラトライアスロン&デフリンピック紹介@横浜市戸塚スポーツセンター
横浜市は、世界トライアスロンシリーズ横浜大会(5月)や八景島トライアスロンフェスティバル(9月)が開催されており、各大会にはパラ部門もあって多くの障害のある方が参加しています。横浜市戸塚スポーツセンターでのイベントでは、より多くの人にパラトライアスロンを知っていただくことを目的に、パラトライアスロンをコンパクトにまとめた動画をご覧いただきながら、実際に選手が使用する競技用車いす(いわゆるレーサー)の試乗体験を行いました。また、今年は聴覚障害者のスポーツ大会である「東京2025デフリンピック」が11月に開催予定のため、同大会の紹介パネルを展示して機運醸成に努めました(デフリンピックについては後述します)。


■全国障害者スポーツ大会
10月25日から27日まで、いわゆる全スポ(全国障害者スポーツ大会)が滋賀県で開催されました。全国障害者スポーツ大会 滋賀 2025
今回のトピックとして、横浜市水泳チームの強化練習を保土ケ谷プールで行ったことがあげられます。例年、強化練習で使用している横浜ラポールの室内温水プールが工事のため使用できないことが背景にあるものの、市内の一般プールで、本来の営業時間外に全コースをお借りして強化練習を実施できたことは、大変ありがたいことだと思います(保土ケ谷プール様に感謝)。背景の事情はどうあれ、一般スポーツ施設におけるパラスポーツ関連の利用が促進することは大変望ましい、と「ハマパラ便り」では思います。
なお、横浜市選手団の活躍状況は次回の「ハマパラ便りVol.52」でご紹介します。

■東京2025デフリンピック
全スポが終わると、次はいよいよデフリンピックです。
東京2025デフリンピック | TOKYO 2025 DEAFLYMPICS
デフリンピックは、聴覚に障害のある方々の国際スポーツ大会で、1924年にパリで第1回が開かれています。今や広く認知されているパラリンピックも、その前身であるストーク・マンデビル競技大会でさえ初開催は1948年なので、大変歴史のある大会です。
そして、日本で初めて開催となる東京2025デフリンピックは、100年目という記念すべき大会にあたります。大会期間は11月15日(土)~26日(水)、70~80か国、約3,000人の選手が参加して21競技を行います。本大会につきましては、上記サイト内のコンパクトにまとめられた大会概要を併せてご確認ください。
■初級パラスポーツ指導員養成講習会
今回、取り上げた「横浜バリアフリービーチ2025」「ボッチャ交流大会@NISSAN FIELD KOZUKUE」「パラトライアスロン&デフリンピック紹介@横浜市戸塚スポーツセンター」「全国障害者スポーツ大会」には、共通していることがあります。それは、全てに横浜市パラスポーツ指導者協議会(愛称:バセル)の会員が参加し、様々なサポートを行っているということです。
バセルについては「ハマパラ便り」においても複数回紹介しているので、細かい説明は省きますが、端的に言うと、日本パラスポーツ協会公認のパラスポーツ指導員資格を取得し、活動地登録を横浜市にすることで会員となります。
そして、日本パラスポーツ協会公認のパラスポーツ指導員資格を取得するための講習会が初級パラスポーツ指導員養成講習会で、現在申込受付中です。一般の方がこの資格を取得するのは年に1回のチャンスなので、お見逃しの無いよう、ご注意ください。
申込期間は、10月10日(金)~11月21日(金)です、詳細は下記のサイトをご確認ください。
【令和7年度】初級パラスポーツ指導員養成講習会

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(横浜ラポール【ハマパラ】(@RAPO_hamapara)さん / X(旧Twitter))
■おわりに
「ハマパラ便りVol.51」では秋のスポーツシーズン到来ということで、様々な情報をお届けしました。次回は全スポ横浜市選手団の活躍状況などを報告する予定です。
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