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あんどうたかおのバスケにどっぷり

vol.80「チアリーダー B-ROSE」

この頃は汗ばむこともあるほどの陽気で、暖かくなりましたね。

バスケットを始めとするアメリカンスポーツの華といえば、「チアリーダー」ですね!
日本ではいつ頃から始まったのでしょうか? 私の記憶でいうと、大学時代にアメリカンフットボールのライスボウルで演技してたと思います。ということは50年近く前??

日本古来の「エンダン」(応援団)ではなくチアリーダーは大学を中心に広がり、そのOGがチアのチームを作って演技したり、応援に行ったりしていた…と思ってます。

日本バスケット界では大学では時々来てくれた程度で、日本リーグの方が早くからチアリーダーを採用してました。まあその頃はノウハウも少なくリーダーではなく「ハーフタイム・ショーとしてダンスを披露するもの」というイメージなので、彼女らがコートサイドや客席まで入っていって応援のリードをしてたというイメージは少なかったですね。

記憶が曖昧なのですが、女子の共同石油(現JX-ENEOS)が最初のような。そしてシャンソン化粧品もその後くらいで。共石は社員がやってましたが、シャンソンは大学のチア部に依頼していたと思います。
JALは全員がCA(キャビンアテンダント)ということで話題を呼びましたね。
男子では松下電器(現パナソニック)が最初だったような。トヨタ自動車と東芝も社員でのチアチームを持っていましたね。これらの企業は野球の都市対抗で行われていたから、それをバスケットへ移行してたようです。まあバスケットは新しモノ好きが多いですからね(笑)。

この10年ほどはバスケット部同様、社員チームが少なくなり、契約だったり外部のチアグループに依頼するケースがほとんどとなりました。

私が実際に見たチアリーダーは1973年初渡米の時で、日本初の高校生選抜チームのアメリカ(ハワイ)遠征に同行した時です。地元ハワイの高校生とのゲームで演技してましたが、まあローカルだったり、高校生ということもあり、お遊戯を見ているような感じでした(笑)。

その後本土に渡りNBAを取材しましたが、当時のNBAにはチアリーダーはおらず、チョット寂しい感じはしましたが、日本のインカレに当たるNCAAファイナル・フォー(バスケットボール全米大学選手権大会)ではタップリと見せてもらいました。

確か1万4千人収容のセントルイス・アリーナ。日本でこんな大きな体育館を見たことがなくてビックリしたものでしたが、そこに満員の観客。いやほとんどがブースターですね!

出場校はUCLA、メンフィス・ステート大、プロヴィデンス大、インディアナ大の4校で、UCLAは水色と黄色、メンフィス・ステート大は赤と黒、プロヴィデンス大は黒とゴールド、インディアナ大は赤と、スクール・カラーがハッキリ分かれていました。上から観客席を見ていると、同じ色の服を着た連中が固まっているので、すぐにどこの大学のブースターか判るんです。アリーナ近くのホテルのロビーでも、水色のジャケットを来てたらUCLA、赤のジャケットだったらインディアナ大の応援、と一目で判るんです。それも60・70歳のおじいちゃんが着てるから最高なんです。40年前の日本人にはこれは新鮮でしたね。

学生の場合はスタンツと呼ばれる器械体操系(人間タワーを組んだりボードをかざしたりすること)が多いですね。

 

ところがUCLAは、それとは別にソングガールと呼ばれるダンスを踊るチアもいました。ダンスの時はパンタロン姿で優雅に踊っていて、特に名伯楽と慕われたジョン・ウッデン最後のシーズンのファイナル(決勝戦)で有終の美を飾ったあと、観客が帰るまで「ジーザズ・クライスト・スーパースター」という当時のヒット曲に合わせ、ずーっと踊り続けていたのは感動もので美しかったことを覚えています。

このソングガールの流れが今のダンス中心で観客を楽しませるエンターテインメント性の高いNBAスタイルにつながっているのではないかと思います。

さて横浜でチアリーダーといえば、やっぱり横浜ビー・コルセアーズ「B-ROSE」(ビーローズ)でしょう。ビーコルのプライマリーロゴに描かれている「横浜のバラ」が基となってます。

ビーコルブースターさんから絶大な支持を得られているのは、キュートでスタイルが良くダンスも上手いばかりじゃなく、統一がとれキレが良いから、と方々からお褒めいただいてまして、私も鼻高々です(笑)。

最初のシーズンは2011年10月に始まりましたが、チアリーダーの募集は4月から始まってました。最初のオーディションは初代ビーコル・チア・ディレクター植村綾子を筆頭に代表の廣田、GMの小川、イベント責任者・草山の4人の審査員のもと、4月24日、横浜文化体育館内の平沼記念レストハウスで、19人+2団体が参加して行われました。
2団体というのは、実は当初は単なるチアリーダーではなく、場内全体を楽しませる「パフォーマー」としての色彩を打ち出していたため、バンドやらコミック団体も受け入れていたからです。

植村さんが言う選考基準は「チアリーダーらしさを求めるより、表現力、個性に重きを置いた」とのことですが、その後純粋なチアリーダーへと方向転換した時も、表現力があるためアジャストできたそうです。


2次オーディションの模様。植村ディレクターが説明しています。

書類選考からの2次、3次オーディションを経て10人ほどが選ばれましたが、チアチームとしてのイメージである「Noble Beauty」(ノーブル・ビューティー)を表現できるメンバーが足りないため、第二次募集を行い、初代B-ROSE 14人のメンバーを決定しました。

数人は経験者がいましたが、植村ディレクターとすると物足らないようで、基本的なチアリーダーの動きだけではなく、チアリーダーとしてのスピリットや立ち振る舞いなど、一からチアリーディングを教え込んだほか、ヘアメイクなどを教え込み、B-ROSEとして目指すチアリーダー像へと導いてくれたわけです。

そのため練習はかなりキツかったと聞いてます。
それが証拠には、シーズン開幕時はポッチャリしていたボディーが終盤には皆スッキリとシェイプされていました(笑)。

2ndシーズンとなった昨2012-2013シーズンには「bjリーグ ベストパフォーマー賞」を獲得しましたが、これも第一期生が作り上げた土台があったからこそです。


第一次メンバーです。前列右から2人目のMaoちゃんは小学生でした。現メンバーも2人います。

B-ROSE
B-ROSEの初パフォーマンスは、2011年6月5日。選手のドラフト会議があったのが2011年6月16日、そこで山田謙治を指名して、第一号の選手が誕生したわけですが、B-ROSEはそれより早く始動してたわけですね。

 


ホームゲームでのパフォーマンス

現在B-ROSEは各種イベントに出かけ、ゴールデンウィーク中も「ザよこはまパレード」や「センター南の春まつり」等でパフォーマンスを披露しました。

最近は子供たちにダンスブームと共にチアリーダーブームが起きているようで、方々でスクールが開校されて盛況のようです。親にしてみるとチアの方が優雅ですからね(笑)。

ご多分に漏れずビーコルもスクールを行っています。
今までは「横浜国際プール校」だけだったのですが、好評のためビーコルとB-ROSEの練習場所でもある「たきがしら会館」でも開講することになりました。詳細はこちらから。

そのB-ROSE第4シーズンのオーディションがそろそろ行われるはずですから、ビーコル公式サイトをチェックしてみてください。

そしてもうひとつお知らせが。

ユースチームの第二期生のオーディションのエントリーも開始されました。ユースチームも実際にビーコルのホームゲームで演技してますから、B-ROSEへの登竜門と言えます。詳しくはこちらから。


ホームゲームでのユースチームのパフォーマンス


“Noble Beauty” B-ROSE

あんどうたかお プロフィール

1946年生まれ。

月刊専門誌「バスケットボール・イラストレイテッド」の編集長を経て、バスケットボール用品のデザイナーとして活躍。特にキャラクター「あんたかベイビー」のTシャツは一世を風靡した。日本初のバスケット・ユニフォームデザイナーとしても活躍。当時強豪と言われる殆んどのチーム<実業団-大学-高校>に関して何らかのデザインを手掛けている。またスポーツ界では唯一のファッションのコラムを持っていた。

現在は自身のユニフォーム・ブランド「305」を立ち上た。

NBAに関しては「月刊バスケットボール・イラストレイテッド」編集者時代の1966年から連載を執筆。TV解説はNHK BS以前にも東京12チャンネルで1985年から行っており、日本最古のNBA解説者と言われている。

過去にはスポニチウェブサイトのNBAコラムを担当。月刊バスケットボール及び月刊バスケットボール・マガジン等に連載を持っていた。

横浜の中学・高校バスケの指導者、関係者とのつながりが深く横浜及び神奈川県のバスケ事情に精通している。

現在は横浜をホームとするBリーグ「横浜ビー・コルセアーズ」の名誉広報として情報発信やプレス対応などチームの広報活動に力を注いでいる。

また(社)神奈川県バスケットボール協会広報顧問も務めている。

バスケット情報満載のあんたかブログ

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