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    イベントレポート

第6回横浜国際女子マラソン大会開催報告

by :スポーツ情報センター せりざわ

11月16日(日)、秋晴れの青空と色づいた銀杏の黄色のコントラストが眩しい山下公園前をスタートする「第6回横浜国際女子マラソン大会」(兼第15回世界陸上競技選手権大会(2015/北京)代表選手選考競技会・兼第98回日本陸上競技選手権大会女子マラソン)が開催されました。
(スタート時の天候は晴れ、気温14度、湿度46%、東南東の風1.6m)


山下公園前をスタートし、本牧地区をとおり新杉田で第一折り返し、神奈川県庁や赤レンガなどのみなとみらい地区を駆け抜け、山下公園内でゴールとなる42.195Km。
海外招待選手・国内招待選手及び一般参加の女子ランナー330人が出場し、252人が完走しました。

1979年に、世界初女子ランナーのみが走る公認の国際大会としてスタートした「東京国際女子マラソン」を前身とし通算36回の開催を数え、数多くの名選手を輩出した歴史のある大会が今回で幕を閉じます。
その今大会を制したのは、日本陸連が今年立ち上げたマラソンのナショナルチーム9人の中の1人である田中智美選手(第一生命)。
ゴールに続く最終直線で、フィレス・オンゴリ選手と接戦を繰り広げ、最後は2秒差で競り勝ち劇的な優勝を飾りました。
田中選手はマラソン2戦目での快挙(初マラソンは、名古屋ウィメンズマラソン2014)。

また3位には10代で初マラソン、さらに解説の増田明美さんが持っていた20歳未満のマラソンの日本人最高記録を更新した岩出玲亜選手(ノーリツ)が入りました。
記者会見で語っていた、「20歳未満の記録が2時間29分12秒と聞いているので、まずはそこを更新する事を目標に、誰もやっていないことを成し遂げたい」との目標を見事に達成しました。


午後0時10分、山下公園前を一斉にスタート。


県庁前通過のトップ集団。
ゼッケンNo12:田中智美選手 ゼッケンNo2:フィレス・オンゴリ選手 ゼッケンNo16:岩出玲亜選手


県庁前通過
ゼッケンNo4:オレーナ・シュルクノ選手 写真中央(ゼッケンNo1):ティキ・ゲラナ  ゼッケンNo7:アリーナ・プロコペワ選手


県庁通過 野尻あずさ選手


県庁通過 藤田真弓選手

  
一般ランナーも力走!!!
女性の大会だけあって、ランナーは色とりどりのウェアを着用し、とても華やかでした。

  


35〜36Km地点を通過のトップ集団。
とてもキツイところですね。
田中選手、岩出選手はしっかりとした走りでトップ集団を引っ張っていました。
No12:田中智美選手 No16:岩出玲亜選手 No3(緑のウェア):キャロライン・ロティチ No2:フィレス・オンゴリ選手 

  


最後は息をのむデットヒートを制し、田中選手がトップでフィニッシュ。


優勝の田中選手
「残念なことにこの大会が最後になるということで、感謝の気持ちを持ってトップで来たいなと思っていたので、今すごく嬉しい。今のタイムでは世界で戦っていけないので、課題と思ったことをしっかり一生懸命練習して、頑張っていきたい。」


3位 岩出選手
「フルマラソンは長かったですけれど、思ったより自分も頑張れました。まだ27分台ということで全然世界とも戦えないですし、ここからをスタート地点としてまた明日から頑張っていきたいと思います。」

【結果】
1位:田中智美選手(第一生命)2時間26分57秒
2位:フィレス・オンゴリ選手(ケニア)2時間26分59秒
3位:岩出玲亜選手(ノーリツ)2時間27分21秒
4位:キャロライン・ロティチ選手(ケニア)2時間27分32秒
5位:野尻あずさ選手(ヒラツカ・リース)2時間28分54秒
6位:ティキ・ゲラナ(エチオピア)2時間29分13秒
7位:アリーナ・プロコペワ選手(ロシア)2時間29分18秒
8位:オレーナ・シュルクノ選手(ウクライナ)2時間29分26秒

マラソンの結果はをこちらをクリック
横浜国際女子マラソン公式サイト

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○オフショット○

  
(写真左)女性のみの大会!ということで、先導の白バイも女性でした!!!
(写真右)ゴール後ファンに囲まれてサイン攻めに合う田中選手。レース後なのに笑顔で応じていました。