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    イベントレポート

米田功さんが小学校にやってきた

by :横浜市体育協会地域スポーツ課瀬谷区担当

 7月11日(月)瀬谷区にある横浜市立原小学校にアテネオリンピック体操男子団体金メダリストの米田功さんが訪れ、「中休みいきいきキッズタイム」特別編の体操教室が開かれました。
 参加したのは全校児童と近隣の幼稚園の園児合わせて約1700人!米田さんが世界一流の技を繰り出すたびに、子供たちは感嘆と興奮の歓声をあげていました。


瀬谷区の横浜市立原小学校に訪れた米田さん(右)とアシスタントコーチの中村さん(左)

 原小学校では、保護者・地域の大人・横浜市体育協会と協力し、中休みの時間に遊びを通して体力の向上を図る取り組み「中休みいきいきキッズタイム」を行っています。
 この事業は、子どもたちに「遊びをとおして身体を動かすことの楽しさを体験してもらうこと」を目的に平成19年度から実施しています。
 原小学校の平川校長先生は、「子どもたちが遊びを通してさまざまな経験をすることが非常に大切なこと」と、よくお話しています。
 遊びには、スポーツに必要な運動要素が含まれています。例えば「鬼ごっこ」には、「走る・止る・周りを見る」ことが同時できる能力が必要だったり、「メンコ」が上手な子はボール投げも上手かったり…

 原小学校のいきいきキッズタイムでは、「投げるを楽しむ!」ための遊び道具(校長先生のお手製)があり、自由に投げている姿をよく目にします。最初はきれいだった羽根も子供たちがよく遊ぶおかげで今ではすっかりボロボロです…(嬉しい限り?!)
 また、保護者が子どもたちとゴム跳びで一緒に楽しんでいる姿も目にします。

 遊びを通して「身体を動かし、人とのふれあいを楽しい」と感じる心を養って欲しいと願い、保護者や地域の方は、子どもたちの遊びを盛り上げています。
 さらに、昔遊び(けん玉やお手玉など)もやってみたい!という話もあり、まさに遊び心満載の「いきいきキッズタイム」になりそうです。

 また、原小学校では阿久和保育園・隼人幼稚園・原幼稚園と交流を図るための事業を行っています。今回は身体を動かすことの楽しさを感じてもらうことと、園児と児童がふれあうことを目的に、米田さんが原小学校に来る日に交流しました。


前半は園児と1年生の授業です


鉄棒の授業です

★逆上がりの練習

顔が上を向いてしまうと、体が伸びて上手くできません。

あごを引いて足を振り上げれば上手くできるようになります。


腕の力で鉄棒を引き付けておくことも重要です。
腕を引き付けて鉄棒にぶら下がる練習をしました。

後半は2年〜6年生の体育館での授業です。


米田さんが会場に姿を現すと会場の児童は大きな拍手で迎えました


米田さんは用意された鉄棒やマット、跳び箱で逆上がりや前転後転など
お手本の動きを見せてそれぞれの動きのコツを教えてくれました。

壇上に上がった米田さんは「夢はあきらめないで持ち続ければ必ず叶う」ということと、「体を動かして遊ぶこと、楽しむことが大事」だということを話し、会場に集まった児童、教員、保護者の皆さんは熱心に米田さんの話を聞き入っていました。

米田さんは最後に大技(ロンダード〜後方宙返り1回ひねり)を披露!会場は大歓声に包まれました。

 世界を魅了した大技を間近で見ることができた子供たちは、世界を身近に感じることができ、あきらめずにがんばれば夢は叶うのだということを肌で感じたのではないでしょうか。