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あんどうたかおのバスケにどっぷり

vol.97「ビーコル開幕」

 

 

シーズン開幕!

 

今シーズンはTKbjリーグ最後のシーズン、そして新体制となった青木コーチの初出航でもあります。

10月3日(土)に横浜文化体育館で福島ファイヤーボンズを迎えての開幕戦は、2,700人を越すブースターさんで満員となりました。

 

文体

 

 

賑わう観客

 

 

ビーローズ

 

 

 

先ずは新加入選手の紹介をしましょう。

 

#2 コーリー・ジョンソン(以下コーリー) 200㎝ 27歳

コーリー・ジョンソン

スリーポイントシュート(以下3P)に加え、ドリブルでリングにアタックでき得点力が高く、さらにオフェンス・リバウンドも得意で、アシストもできる万能フォワード。今シーズンはビーコルの中心選手となるでしょう。

 

 

#4 エマニュエル・ウィリス(以下E) 205㎝ 31歳

エマニュエル・ウィリス

ゴール下で身体を活かしたディフェンス、そして地道にリバウンドやシュートで頑張る選手。コーリーや#3蒲谷正之(以下カバ)の影に隠れ派手さはないが役に立つ、チームに必要不可欠な選手。

 

 

#12 稲垣 敦 158㎝ 31歳

稲垣 敦

リーグNO.1の小柄な選手だが大きなハートを持ち、ベンチから出てきて相手の流れを変えることができるハッスルプレーが得意なベテラン・ガード。アメリカの高校と大学でプレーをした経験がある。

 

 

#21 ジョーダン・ヘンリケス・ロバーツ(以下J.O.) 214cm 26歳

ジョーダン・ヘンリケス・ロバーツ

長身と長いリーチでブロックやダンクをかますインサイドの中心選手。リングの真下だけではなく数mの距離のシュートも上手いが、これでも発展途上中。リーグ最長身。

 

 

#33喜久山 貴一 178㎝ 23歳

喜久山 貴一

沖縄出身らしい積極的な個人プレーが得意。外で待っていてボールを受けてからのシュートだけではなく、そこからドリブルで展開できる能力を持った選手。リーグに馴染めばカバの二代目になると思われる。

 

 

 

さあ話を開幕戦に戻しましょう。

円陣

 

横浜市市民局西山局長のティップオフ・セレモニーから始まった開幕戦。実はこの西山局長は単なるビーコル応援団なだけではなく、生粋のバスケ出身者でバスケ大好き人間なのです。今回のBリーグ逆転1部入りの大きな要因となった、林市長の川淵氏への直訴電話は、実はこの西山局長が仕掛け人らしいです。

ティップオフセレモニー

 

 

PG#13山田謙治(以下謙治)、SG#3カバ、SF#2コーリー、#32前田陽介、C#21J.O.のラインナップで臨む開幕戦。コーリーが積極的にATB(ドリブルでリングに攻めこむこと)を仕掛けながらも3Pも狙う、また福島の最長身選手が206㎝と低いことから、214㎝のJ.O.へボールを入れ、高さのミスマッチを活かして得点する。

福島はオクラホマ州大新卒#2ルブライアン・ナッシュが早く強いドリブルでゴールをアタックしてきて互角の戦いとなり、20-19で第1Q終了。J.O.と#37河野誠司(以下誠司)が2ファール、ビーコルにファールが多いのが気になる。

 

第1Q終盤からゾーンを敷いたビーコルを、福島は攻めあぐむ。その間にビーコルはベンチメンバーが活躍、#12稲垣敦がJ.O.へのアシストや自らのシュートで28-23と差を広げ、35-30で前半を折り返す。

 

昨シーズンは後半の立ち上がりが良くなかったが、#2コーリーの速攻からのダンク、そして#3カバ、J.O.の得点で一気に45-30とした残7分27秒、福島がCTO(タイムアウト)。それでも謙治やEのシュートで49-36としたところでスタメンを下げた。しかしこれが誤算だった。
インサイド(ゴールに近いエリア)において、外人選手のポジション取りがチームの約束と違ったため、歯車が合わずガードが戸惑いリズムが崩れてシュートが入らなくなる。そこを福島の日本人エースで昨シーズンにおいても30点以上も得点されている#4狩俣が動き出した。3Pを撃つかと思えばドリブルで攻めこむ、残2秒のATBを含め3分12秒間で狩俣一人に11得点もされ、53-52と逆転され第3Q終了。外人選手からの信頼ということを含め、ゲーム・コントロールという点では誠司では未だ力不足なのか?

 

この場面で通常ならメンバーをスタメンに戻すものだが、青木コーチは敢えてしなかった。というのも「ここで若手を替えたら、もう彼等に出番はなくなり、進歩がなくなるだろう。それにベテランはまだ出したくない。勝負は第4Qだから、そこで全力でプレーしてもらうためには休ませておきたいから、あの場面ではベテランを出したくなかった。」と語っている。

 

最終Q、福島はナッシュが大暴れ。対するビーコルは謙治と誠司の2ガード。謙治がPGにいると誠司はSGに専念出来て、本領を発揮。自らのシュートだけではなく、アシストも配給してシーソーゲームを展開。

74-75の1点ビハインドで迎えた残17秒、青木コーチが後半3回目のCTOを請求した。もうCTOは残っていない。

 

フロントコートから再開され、ここまでチーム最多22得点のコーリーにボールを託す。ゴールに攻め込むものの気持ちだけが先走りして脚がついて行かない。倒れながらのシュートも外れてしまい、コート外に出て福島ボールに。

福島のスローインに対しマーク探しで手間取っている間に、ボールはスローインされナッシュへ。慌ててカバがファールゲーム(ワザとファールして時間を止めること)、しかしカバはこれが自身5個目のファールのためファール・アウト(退場)。

万事休すか!?!?

 

とはいえ、1点差のため福島もここは2本とも決めないとセーフティー・リードとはいへない。

しかもナッシュのFT(フリースロー)はそれまで12/19、ビミョーな確率(笑)。

ナッシュがラインに立ちボールを構えるとブースターさんからの唸りが、それも今までにない程の大きな唸り声がナッシュを包み込む。そのプレシャーに耐えられなかったのか1本目を外し、1点差のまま。流石に2本目は決め、残5秒で2点差、時計は止まったまま。CTOを取ればフロントコートからスローイン出来るが、12秒前に使い果たしている。

ボールを運ぶ役の謙治がマークされていたため、コーリーはノーマークの誠司へスローイン。他の選手たちがマークされているためパスはせず、誠司はそのままスピード・ドリブルで左サイドを進み3Pラインの45度付近、ディフェンスは右側に密着している。

それでも誠司は大きく前にジャンプし、身体を前に伸ばし苦しい体勢のシュート。

 

ボールは・・・・・・・・

 

ボードに当たってリングに吸い込まれた!!

今までにない大歓声!大歓喜の場内!!!

3Pラインの外からなら逆転勝ち、内側なら2点で同点になる。

しかし残念ながら右足がラインを踏み越していて2点シュート。それでも同点、そしてオーバータイム(延長戦、以下OT)へ。

誠司は3Qのミスを自分自身でカバーした!

 

OTは重い展開だったが、1分半すぎに#7堀川竜一が3Pを決め、J.O.が苦しい体勢ながらゴール下のシュート、そしてスティールから謙治→誠司と渡った綺麗な速攻が決まり2分を残して86-81と差を広げ、更にJ.O.と謙治がFTで加点し、1分を残したところで89-81として勝利を確信。

96-88で勝ち、チーム史上初となる開幕戦勝利となった。

 

プレー1

 

プレー2

 

プレー3

 

 

続く4日(日)のゲームは、例によって54-85の大差で敗れ1勝1敗とした。ここは修正点となるだろう。

修正点はまだまだ沢山ある。例えばインサイドと外の選手の連携が拙い。前半はパスが通るものの、プレーを読まれた後半はパスが簡単に通らなくなってきた。それはしょうがないといえばしょうがない。何しろ選手全員が揃ってから一ヶ月ほど。お互いのプレーが判り、システムを理解するためには時間が必要なのです。

 

気になる点がもう一つ。それはディフェンスのパターンが少なく、ボールへの強いプレッシャーが掛からないこと。これも徐々に良くなっていくでしょう。

 

 

観客

 

ハイタッチ

2日間で5,210人という予想外の多さ、もしかすると過去最高かも知れないほどのブースターさんが応援してくれました。これは「ブースター会員3,000人獲得大作戦」およびBリーグ1部入り、それも逆転滑り込みで、TVを始めとする多くのメディアに取り上げられたこととが相まっての効果だと思います。それでこれだけの方が見に来てくれたのでしょう。
開幕戦に足を運んでくれた方がお友達を誘って再度応援に来てもらえる様になるためには、毎ゲームを全力でプレーし共感を与え続けなくてはなりません。そしてそれこそが来シーズンのBリーグ1部でのプレーに繋がるものと思います。

 

 

横浜ビーコルセアーズ 開幕戦@横浜文化体育館前半終了ビーコル35ー30福島ロースコアはビーコルのペースか?

Posted by Ando Takao on 2015年10月3日

【動画】10月3日(土) 前半終了 ビーコル35ー30福島

 

96ー88で勝った!3Qで52ー37とリードしたのに、そこから守りに入り3Q終了間際には逆転され、4Qはシーソーゲームを展開したが残5秒74ー76の時、蒲谷がファールアウトになり万事休すかとおもはれたが、河野が左45度から二人に挟まれながらもシュートを撃ったのが見事ブザービーターとなりオーバータイム! ! ! ! !これでリズムに乗ったビーコルは堀川の3PやJ.O.のインサイド等で92ー81とリードして逃げ切った。開幕戦勝利と共に青木新コーチの船出を飾った!‼

Posted by Ando Takao on 2015年10月3日

【動画】10月3日(土) 試合終了 ビーコル96-88福島

 

ビーコルvs福島 ゲーム2前半終了33ー41で負けてる。福島は立ち上がりからフルコートプレスで気合いがはいっている。一方ビーコルはシュートリングに嫌われている上の、ディフェンス-リバウンドを取られていて追い付けない。福島はナッシュが21得点。

Posted by Ando Takao on 2015年10月3日

【動画】10月4日(日) 前半終了 ビーコル33-41福島

 

 

 

 

あんどうたかお プロフィール

1946年生まれ。

月刊専門誌「バスケットボール・イラストレイテッド」の編集長を経て、バスケットボール用品のデザイナーとして活躍。特にキャラクター「あんたかベイビー」のTシャツは一世を風靡した。日本初のバスケット・ユニフォームデザイナーとしても活躍。当時強豪と言われる殆んどのチーム<実業団-大学-高校>に関して何らかのデザインを手掛けている。またスポーツ界では唯一のファッションのコラムを持っていた。

現在は自身のユニフォーム・ブランド「305」を立ち上た。

NBAに関しては「月刊バスケットボール・イラストレイテッド」編集者時代の1966年から連載を執筆。TV解説はNHK BS以前にも東京12チャンネルで1985年から行っており、日本最古のNBA解説者と言われている。

過去にはスポニチウェブサイトのNBAコラムを担当。月刊バスケットボール及び月刊バスケットボール・マガジン等に連載を持っていた。

横浜の中学・高校バスケの指導者、関係者とのつながりが深く横浜及び神奈川県のバスケ事情に精通している。

現在は横浜をホームとするBリーグ「横浜ビー・コルセアーズ」の名誉広報として情報発信やプレス対応などチームの広報活動に力を注いでいる。

また(社)神奈川県バスケットボール協会広報顧問も務めている。

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