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あんどうたかおのバスケにどっぷり

vol.123「ビーコル新アドバイザー就任」

 

今年もあっと言う間に師走となってしまいましたが、Bリーグは中盤を迎えるところです!

 

先月に引き続きビーコルに新しい人物が加入しました。心強いコーチング・スタッフです。

2010~12年日本代表コーチを務め、昨シーズンBリーグ王者の栃木ブレックスのコーチだったトーマス・ウィスマン(Thomas Wisman 68歳)がアドバイザー(技術顧問)に就任しました。

イギリス、香港、マレーシア、カタールの代表チーム・コーチを務め日本でも男子いすゞ自動車、女子JOMOサンフラワーズ等で7度優勝と、経験豊富で輝かしい経歴を持っています。

 

アドバイザー:トーマス・ウィスマン(Thomas Wisman)

 

練習初日から積極的にアドバイスをしており、これからビーコルが変ってゆくと思いますので、期待して下さい!!

 

11月は三遠ネオフェニックスと富山グラウジーズから1勝ずつあげたものの、絶好調の三河シーホース戦ではオンザコート・ルールを「1-2-1-2」から「2-1-1-2」に変え、立ち上がりの悪さを解消しようと試みましたが、活かせずに第1Qからリードされて勝つことが出来ませんでした。結局2連敗となりました。

 

ウィスマンがアドバイザーとなった12月2日(土)の琉球ゴールデンキングス・ゲーム①、琉球のフィジカルな強いプレッシャー・ディフェンスと2Pシュートより高確率の62%の3Pシュートを決められあっけなく52-90と撃沈!

翌3日(日)のゲーム②も立ち上がりから3Pを決められ55-74と連敗し4勝15敗と大きく負け越しています。

 

 

その大きな原因は2点あります。

その1、怪我の欠場が多いこと。

振り返ってみると昨シーズンもケガによる欠場が多く、B2との入れ替え戦をするまで下がってしまいました。#3蒲谷正之(以下カバ)が親指骨折で立ち上がりから9ゲーム欠場となり、復帰したと思えば、入れ違いに#13山田謙二(以下ケンジ)が5ゲーム、、、

 

極めつけは2月の千葉ジェッツ戦で#42ジェイソン・ウォッシュバーン(以下Jウォッシュ)が右足首を捻挫、そして#0細谷将司(以下マーシー)と#2高島一貴(以下カズ)が、、、

 

と怪我人だらけで、4月15日(土)三遠ゲーム①でやっと全員が揃ったものの、チーム状態はバラバラで、千葉戦以降2勝しか上げられませんでした。

このシーズン、結局欠場者は延べ37人となってしまいましたが、今シーズンはもっと酷いことになっています。

 

 

開幕から4ゲーム目となった10月9日(祝月)vsレバンガ北海道ゲーム②で#5湊谷安玲久司朱(以下アレク、その時点で平均7.0得点)がドリブルの突き出しで左アキレス腱を断裂し、更に翌週の練習中、その時点で平均12.0点と得点チームリーダーのJウォッシュがアキレス腱を痛め14日(土)のアルバルク東京戦から欠場となりました。2人とも今シーズン絶望です。

 

11月11日(土)Jウォッシュの契約を解除して、新しく大型のパワーフォワード/センターの#45ウィリアム・マクドナルド(以下ウィル)と契約し外国籍選手がやっと3人揃ったと思ったら、今度は#4ジェフリー・パーマー(以下JP)が三遠戦で膝を痛め欠場となってしまいました(涙)

悪いことにこのゲームで、いぶし銀の#25竹田謙(以下ケン)も怪我をして、ビーコルはボロボロです。現在怪我の欠場者は延べ38人となり、昨シーズンの37人を超えています。

 

お祓いをして貰った方が良いですね!!!

 

 

もう一つの原因として、プレシャーの強いディフェンス(密着して、簡単にドリブルで抜けないディフェンス)に弱いですね。

開幕戦の滋賀レイクスターズ戦、前半を37-28と余裕で迎えた後半、気持ちの緩みもあったのでしょうが、滋賀の強いプレッシャー・ディフェンスにあい、完全に攻撃リズムを無くし第3Q 9-20、第4Q 10-15とされ56-73で敗れました。その後もディフェンスの良いA東京や三河には勝てません。

 

そしてvs琉球戦です。ボールの無い時からプレッシャーを掛けられ、普段はハンド・オフ(ボールを手渡しすること)で#1川村卓也(以下タク)にボールを渡していましたが、ボールを持つ選手とタクの間にディフェンスが割り込んでくるためハンド・オフが出来ませんでした。

他の選手も常にプレッシャーを掛けられ、ATB(Attack The Basket、ドリブル攻め込むプレー)が中々出来ませんでした。

またI/S(Inside)でも#34ハシーム・サビート・マンカ(以下サビート)とウィルの二人ともディフェンスに強烈に押されていて、ゴール下に近づくと胸で押してきます。更にシュートに持って行くときには、数人掛かりでバチバチと叩いたりボールを奪いに来ます。これで二人はかなり戦意を削がれたようです。

 

 

これ以外でも、レフリーがファールを取るよりもプレーをさせる、と言うジャッジのため、段々とプレーが荒っぽくなり、一緒に観戦していたリーグ関係者も「もっと荒れそうですね、喧嘩にならなければよいのだけど。」と心配するほどでした。

でもそれに勝たなくてはいけない訳ですから、、、

 

 

それでは、何故プレッシャー・ディフェンスに弱いのか?
それは、普段の練習時のディフェンスの当たりの弱さにあると思います。ベテランが多いため、怪我を避けるためにコンタクトを少なくしているのかと?

普段から当たりの弱いディフェンス相手に攻撃してれば、ドリブル・アタックだろうがシュートだろうが、攻めるのは簡単ですよね!

その代わり精神的には緩くなります。

しかし、普段の練習から強い当たりのディフェンスを相手にしていれば、逆を取ったり、止めたり、押し返したり、と対応力が付き、攻め方も強くなります。

怪我も怖いのですが、怖がってばかりいては強くなれません!

 

 

話題は変わって、昨シーズンもそうでしたが、今シーズンのビーコルの特徴の一つに「選手全員が使える」と言うことが挙げられます。そしてスターティング・メンバー(以下スタメン)とベンチ・スタート(リザーブメンバーとも言う、以下リザーブ)の差が少ないことも特徴です。

 

2017-18スタメンvsリザーブ出場時間

 

「出場時間」のグラフを見て下さい。最近8ゲーム(ウィル加入後、全日本総合選手権第3次予選の2ゲームも含んでいます)の統計ですが、サビートがずば抜けているのはJPが怪我による欠場のため、それを補っているからです。

このサビートを含め出場時間平均20分以上が7人もいます。本来JPは平均で25分ほど出場していますが、統計を取り始めた富山ゲーム①で18分プレーしたところで怪我による退場となってしまったためなので、本当は8人なのです。

この8人に続くのが#15佐藤託矢(以下サトタク)、カバ、ケンジ、ケンのベテラン達で、ケンを除けば13分以上のタイムを持っていて、非常に珍しい構成になっています。

 

またビーコルはスタメンとリザーブの差が少ない、つまり誰を出しても差が少ないと言う特徴も持っています。そのためスタメンも固定ではなく、調子の良い選手を起用することになります。

それでは最近の8ゲームで、全ゲームスタメンだったのは、誰だと思いますか?

シューターのタクやスピードスターのマーシーではなく、ディフェンダーのカズ1人です。

ケンジとケン以外は全10人がスタメンになっています。

 

全体的なSTATSを比較すると、スタメンの方が数字は高いですね。と言うのもプレー・タイム(出場時間)がスタメン112.9分に対しリザーブが88.4分(いずれも1ゲーム平均)と1.3倍ほど多くなっているからです。

それでは単位時間での数値を表すIf40(もし40分フル出場したと仮定したときの数値)で見ると、得点、3P成功数、2P成功数、スティール(STL。相手ボールを奪うこと)で上回っています。リザーブの方が、得点力が高いと言うのは3Pの数が多いと言うことでしょう。

 

 

2017ビーコルスタメンvsベンチ比較If40

 

 

2017ビーコル個人得点

 

 

このグラフには出ていませんがシュート成功率でも3P及び2Pシュートはリザーブが上回っています!!

 

 

ビーコルホームゲームは年末にかけて12月20日(水)は新潟アルビレックスBBと国際プールで、23日(土)・24日(日)はレバンガ北海道と国際プールで行われますので、応援よろしくお願いします!!

 

 

 

さて、年末と言えば、バスケット界は高校生のウインターカップがあります。

各県から男女1チームが出場し、東京体育館で行われます。

 

 

神奈川県は9月16日(土)に予選決勝戦が行われ、男子は県立厚木東高、女子はアレセイア湘南高(以下アレセイア)が勝ちウインターカップ出場を決めました。

男女とも初出場となります。

結果は「平成29年度神奈川県高等学校秋季バスケットボール大会」こちらから

 

 

◆女子決勝

アレセイア72-49県立座間高

鵠沼高を79-46で下し決勝に進んだアレセイアは、県立旭高を40-33で下してきた座間と対戦。

アレセイアは決勝の相手を座間と読み、インターハイ予選以降その対策に取り組んできたのに対し、座間は準決勝で当たる旭との対策を立ててきており、準備の差が出たと言えます。

アレセイアは準決勝のvs旭戦で、21得点している座間のポイントゲッター#4河村くるみ(3年166㎝、戸塚中)を抑える一方、攻めては復活したシューター#15渡辺菜緒(2年172㎝、相模女大中)の6本の3Pを含む22得点と、#16宮優里奈(2年175㎝、六角橋中)のI/Sの攻守にわたる活躍で、立ち上がりからリードを保ち危なげなく勝利しました。

 

アレセイア・張コーチ

「座間はパスが弱いので、プレスをかけリズムを作らせないようにした。河村選手は、シュートもドライブも出来る上手い選手なので、マークを強くして、ドライブに対してはゴール下で宮がヘルプするようにした。

渡辺は本来シューターが入る子なのだが、春夏とスランプだったので、インターハイ以降は自信を持ってシュートしなさいと言ってきた。」

 

◆男子決勝

女子決勝戦とは打って変わって、逆転に次ぐ逆転劇で最後まで目が離せないゲームでした。

この両チーム、今シーズンは決勝戦や決勝リーグで対戦しており、新人戦は74-70で厚木東、関東大会予選は74-58で厚木東、インターハイ予選は79-71でアレセイアと厚木東が2勝1敗としていて、お互いに手の内は知り尽くしている同士の対戦です。

 

厚木東はキャプテン#4佐野龍之介(3年181㎝、善行中)と#8菊池充(3年184㎝、高浜中)のシュート、アレセイアは#4更科幹(3年180㎝アレセイア中)と#6キング開(3年181㎝、岡村中)の得点で接戦を展開します。最終ピリオドも何度か逆転を繰り返したあと、残24秒に厚木東#4佐野がジャンパーを決め83-82と最後の逆転を決め、このまま逃げ切りかと思われましたが、なんとこの佐野が11秒を残したところでトラベリング!!

しかしその後のアレセイアの攻撃をどうにかかわし逃げ切りました。

 

< You tuBe Ando Takao 厚木東vsアレセイア17ウインターカップ予選決勝戦 >

 

厚木東・永田コーチ

「執念、それだけ!!! (インターハイ予選から)2か月間耐えてきた、良く頑張った!
前半はツー・プラトンで後半は逃げる、という作戦で、最後は気力。

ウインターカップ予選の決勝は秦野高で3回経験しているが、勝ったことなかった。

最後のタイムアウトで「逃げまわれ、シュートするな!」と指示したけど、まさかトラベリングとは(笑)
最後のアレセイアの攻撃は、外してくれと祈っていた、神頼みです(笑)
ポイントガードの#7東野恒紀(3年181㎝、原中)が人間的によくなった、冷静に判断出来るようになった。」

 

キャプテン#4佐野

「夏のインターハイ予選は、自分たちが考えるバスケットが出来なかった。永田先生も毎日来てくれて、ディフェンスと走ることフットワークを重点的にやってきました。インターハイ予選は悔しかったので、3年生は全員残りました。東野がインターハイ予選以降大人になった。

#8菊池と#15小宮優大(2年187㎝、六会中)が、インサイドをやるようになって自分は外で出来るようになった。」

 

このチームは#4佐野を中心としたチームでした。#4佐野と#9菊池は湘南地区のミニバスからライバル、そしてこれに#7東野を加えた3人はジュニアオールスター神奈川県メンバーで、揃って厚木東へ進学を決めたのです。また1年下には#4佐野のKEIO KINGSミニバス時代の後輩・吉田烈(2年180㎝、善行中)と湘南地区の#15小宮が、佐野を慕って入学してこのチームが出来ました。

 

永田コーチは秦野高時代から、小柄の子を中心に、スピードがありディフェンスが強く、外のシュートが入るチーム作りをしてきており、厚木東でもスモールラインナップでインターハイ出場もしています。そこに佐野達の能力があり、身長の高い選手が加入して期待が高まりました。

 

そして永田コーチが今年度限りで退任が決まっており、佐野達が3年生となり、最後の年となりました。

1月の神奈川県新人戦は準々決勝で桐光学園高(以下桐光)に86-75で勝ち、準決勝は東海大相模高(以下東海相模)に79-66で圧勝して、アレセイアには決勝74-70で勝ち優勝。関東新人戦は準決勝進出を果たし、目標の第1歩を踏み出しました。

 

5月の関東大会予選では、準々決勝で湘南工科大附高に80-52、準決勝の東海大相模高に101-54、決勝でもアレセイアを74-58と圧勝して、本大会でも準々決勝進出を果たしましたが東京の実践学園高に76-77と惜敗しました。

 

そして迎えた目標のインターハイ予選。厚木東、桐光、アレセイア、法政大学第二高(以下法政二)の4チームによる決勝リーグ、差は殆どありません。

その第1回戦、相手は神奈川オールスターで固めた桐光ですが、これを58-63で落としたのが響き、次のアレセイア戦も追い上げたものの、アレセイア#4更科幹(3年180㎝アレセイア中)の3Pと#7エマニエル・オヌアブチ(3年200㎝N.P.S.S.)のI/Sで71-79と敗れ、最終の法政二戦も67-76で敗れ全敗となって目標だったインターハイ出場を逃してしまったのです。

その悔しい思いがあるからこそ、夏の猛練習を耐えこのウインターカップ予選に臨んだと言うわけです。

 

 

ウインターカップ2017平成29年度 第70回全国高等学校バスケットボール選手権大会

■女子:アレセイア湘南

12月24日(日)12:20 Aコートで聖和学園高(宮城県)vs浜松開誠館高の勝者と対戦します。

 

■男子:県立厚木東

12月23日(土・祝)17:20 Cコートで高岡第一高(富山県)と対戦します。

 

応援に行きましょう!!

 

会場は千駄ヶ谷の東京体育館

 

あんどうたかお プロフィール

1946年生まれ。

月刊専門誌「バスケットボール・イラストレイテッド」の編集長を経て、バスケットボール用品のデザイナーとして活躍。特にキャラクター「あんたかベイビー」のTシャツは一世を風靡した。日本初のバスケット・ユニフォームデザイナーとしても活躍。当時強豪と言われる殆んどのチーム<実業団-大学-高校>に関して何らかのデザインを手掛けている。またスポーツ界では唯一のファッションのコラムを持っていた。

現在は自身のユニフォーム・ブランド「305」を立ち上た。

NBAに関しては「月刊バスケットボール・イラストレイテッド」編集者時代の1966年から連載を執筆。TV解説はNHK BS以前にも東京12チャンネルで1985年から行っており、日本最古のNBA解説者と言われている。

過去にはスポニチウェブサイトのNBAコラムを担当。月刊バスケットボール及び月刊バスケットボール・マガジン等に連載を持っていた。

横浜の中学・高校バスケの指導者、関係者とのつながりが深く横浜及び神奈川県のバスケ事情に精通している。

現在は横浜をホームとするBリーグ「横浜ビー・コルセアーズ」の名誉広報として情報発信やプレス対応などチームの広報活動に力を注いでいる。

また(社)神奈川県バスケットボール協会広報顧問も務めている。

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