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あんどうたかおのバスケにどっぷり

vol.101「オールジャパンや高校新人戦」

 

 

さて今月は大会やゲームが多く、項目が多いですよ!!

それでチョットばかり入稿が遅れてしまい、、、、、(汗)

 

 

 

◆神奈川勢決勝へ残れず!!

先ずはお正月に行われたオールジャパン(東日本大震災復興支援 第91回天皇杯・第82回皇后杯 全日本総合バスケットボール選手権大会)神奈川県勢の戦いから。

 

男子で決勝戦と同じくらい盛り上がったのが、東海大(大学2位 平塚市)vs日立サンロッカーズ東京(NBL4位)の対戦です。東海大はインカレ(第67回全日本大学バスケットボール選手権大会)決勝で惜しくも筑波大に敗れ準優勝でしたが、この決勝では終盤に強いディフェンスで、24点のビハインドから5点差まで追い上げたものの、ひっくり返すことは出来ず悔しい敗戦を喫しており、さらに以前から打倒NBLを宣言しており、このオールジャパンに掛ける思いには大きなものがありました。

 

立ち上がりから強いディフェンスと積極的なATB(Attack The Basket、ドリブルでリングに攻め込むこと)で、前半はリードを奪う展開でした。しかし前半終了近くから日立の高さを生かした攻撃と3Pシュートで徐々に追い上げられていたんです。

 

後半に入ると直ぐに日立は優位なI/S(インサイド、ゴールに近距離の地域)で得点し逆転、さらにディフェンスも強くなり、東海は楽にシュートが撃てなくなり徐々に差を広げられて第3Qを69-55と14点差をつけられて終了。

 

誰もがここでゲーム終了と思いましたが、東海大は諦めません。強いディフェンスとベンドラメ礼生のATB等で食い下がって、日立に簡単には得点させません。最終Qも中盤からさらに強いディフェンスを掛け、何度もスティールし日立を脅かし場内は東海大を後押しする声援が響きます。

 

結局追いつくことが出来なかったものの、バスケットの内容で学生がNBLを上回ったゲームでした。

このようなゲームが多くなれば日本のバスケット界も盛り上がります!!

 

 

 

神奈川のNBLといえば、東芝ブレイブサンダー神奈川(NBL3位 川崎市)です。

 

3回戦からの登場で相手はNBL12位の西宮ストークス。格下でありI/Sの身長も低いため、長身でシュートの上手いニック・ファジーカス(210cm、元NBAミルウォーキー・バックス)にボールを集め90-61と楽勝したものの、北コーチは渋い顔でした。というのは「ガードはニックに頼り過ぎ、そして外でシュートするフォーメイションばかり選んでいる」と、次のゲームのことを心配しているからです。

 

しかし次のレバンガ北海道は、レジェンド・シューター折茂武彦と長身の青野文彦(210cm)が怪我で欠場のため、またも高さを生かしてニックが26得点し90-62で勝利。このゲームは若手センター育成のため永吉佑也(198cm)に長いプレータイムを与えていました。

 

 

準決勝の相手はNBL2位、プロチームのリンク栃木ブレックス。横浜市大道中出身というより「元NBA」と言った方が判り易い田臥勇太(173cm)が居るチームです。

立ち上がりから強いディフェンスを仕掛け、外のシュートを決めるブレックスに10点ほどのリードを許す東芝。

 

それというのも、肝心のニックがブレックスセンターのライアン・ロシター(206cm)に抑えられているからです。動きをスカウティングされたようです。その上シューティング・ガードの辻直人(185cm)もスカウティングされ、簡単にシュートを撃たせてくれず27-37と10点リードされ前半終了!

 

後半になってもニックと辻に当たりが来ません。そうなると外からの攻撃が弱くなり、I/Sも手詰まりになり、さらにはディフェンス・リバウンドも取れず攻撃のリズムが無くなってしまい、44-53で第3Qが終了となります。最終Qになりやっと東芝のディフェンスが機能し始めると、篠山竜青が3Pを決め追い上げ体勢になり残7分に54-57と3点差に。

 

ところがここから攻撃のミスが出て、それをブレックスに得点され、それ以上詰めることが出来ませんでした。NBLでは平均25点ほど取るニックはこのゲームで14点しか上げられず、シューター辻が0点!!

これでは勝てる訳がありません!!

 

 

 

男子決勝は、東芝を破ったリンク栃木ブレックスと、トヨタ自動車アルバルク東京(NBL1位)をオーバータイム(延長戦)の末に破って出てきたアイシン・シーホース三河(NBL5位)の対戦です。

 

アイシンは桜木ジェイアール(203cm)が帰化して日本人扱いのため、ギャビン・エドワード(206cm)と同時にプレーが出来て優位です。その上ブレックスはロシターが前日の東芝戦でほぼフル出場しており、今一つ調子が上がらずシュートも入りません。

 

一方アイシンは桜木と金丸のシュートが好調で24-14とリードするものの、ブレックスはディフェンスを強くして徐々に差を詰め前半をアイシン46-44ブレックスで終了!

 

後半は前半と変わりお互いに強いディフェンスに出たため、両チーム共にシュートが入りません。特にブレックスのロシターは疲れの為か、気持ちだけが先行して空回りしています。さらにアイシンはスティールからの速攻と桜木のプットバック(オフェンス・リバウンドしてのシュート)等で徐々にブレックスを引き離し、89-73で5年ぶり9回目の優勝を飾りました。

 

 

 

一方女子は川崎市の富士通レッドウェーブ(WJBL2位)に期待が掛かりました。女王JX-ENEOS(WJBL1位)に1勝1敗と五分の成績を残しているからです。そして富士通には旭中→金沢総合高→松蔭大と横浜及び神奈川県女子バスケットの王道を歩んできた篠崎 澪(167cm)がPGとしてスタメンを張ってます。

 

準々決勝でWJBL7位のトヨタ紡織 サンシャインラビッツを89-58と大破し、同じく三菱電機コアラーズ(WJBL6位)を66-59で下してきたWJBL3位のデンソー・アイリスと準決勝を争いました。

 

富士通はディフェンスが強くデンソーにプレッシャーを掛けます。攻撃では攻め方は悪くないもののシュートが入りません。デンソーに一歩リードされながら、前半を24-27で終了します。

 

後半デンソーのエース高田真希(183cm日本代表)に身体を活かしたプットバックを決められ、さらにFTも確実に決められ、徐々に差を広がり37-44と離されます。しかし最終Q残6分に全然入らなかった山本千夏(176cm日本代表)の3Pが入り、さらにディフェンスで24秒バイオレーションを取るなどして徐々に追い上げムードになってきました。

 

残1分10秒、長岡萌映子(182cm)が3P+and1を決め47-52に、さらにATO(タイムアウト明け)のデンソーの攻撃を抑えきり24秒バイオレーションを取り、さらにさらに町田 瑠唯 (162cm)がATBして49-52と3点差まで詰めたんです。しかしその後デンソーのベテラン・ガード伊集 南(168cm)にドリブルで割られ、51-54で敗れてしまいました。それにしても富士通はミスが多くシュートが入らなすぎ、持ち味の3Pが6/27(22%)じゃ勝てません!!

 

このゲームで篠崎はチーム・ハイ(チームで最高の成績)36分出場、11得点、10リバウンドでアシストは3本と大活躍でした。

 

 

女子決勝は、WJBL5位シャンソン化粧品シャンソンVマジックを79-52で下したJXと、富士通を破ったデンソーとの対戦ですが、リーグでは2度対戦し70-32、74-62でJXが連勝しており、さらに前日の富士通戦で総力を出し切った感もあり、大差がついてしまいました。

 

JXはMVP渡嘉敷来夢(193cm日本代表)が高さを生かしI/Sで得点します。一方デンソーはI/Sへ入れず外から撃つのみ。さらにJXの強いプレスにあい得点できず第1Q22-6として、あとは一方的な戦いとなり最終Qでは3分を過ぎたころから渡嘉敷、吉田亜沙美(165cm日本代表)等主力をベンチに下げる余裕があり、83-44で3年連続20回目の優勝を果たしました。

 

このゲームで岡津中→金沢総合高出身の宮澤夕貴(182cm日本代表)は17分の出場で8得点3リバウンドの活躍でした。

 

 

 

全日本総合選手権女子決勝戦後インタビューJXーENEOS 渡嘉敷来夢選手デンソー高田選手とのマッチアップについて

Posted by Ando Takao on 2016年2月17日

 

全日本総合選手権
女子決勝戦後インタビュー
JXーENEOS 渡嘉敷来夢選手
デンソー高田選手とのマッチアップについて

 

 

 

 

◆女子 金総新人戦優勝!!

1月23日(土)、秦野市総合体育館で行われた神奈川県高校新人戦(上位2チームが関東新人戦へ出場)、女子は県立金沢総合高vs県立市ヶ尾高で決勝戦を行いました。市ヶ尾は4強となった昨年からのメンバーが多く残っている一方、金総は170cm台が居なく経験の少ないチームです。

 

市ヶ尾はATBを仕掛けるもののシュートがいまいち、対する金総はボールをI/Sへ入れるもののシュートが入らない。頻繁にメンバーを入れ替える金総に対し市ヶ尾はメンバー固定。金総はシュートが入らないもののディフェンスが良く、市ヶ尾の得点源#5末次礼奈(161cm荏田南中)を抑えています。第1Q8-6、第2Q23-20とロースコアで進む中、金総はやっとI/Sの#8青池里奈(169cm港中)のシュートが入り出し、市ヶ尾は末次が外から、I/Sは#4吉岡美樹(167cm鴨居中)が得点し、拮抗したゲームが続きます。

 

第3Q終盤から金総はI/Sでのシュートで徐々にリードを奪うと、メンバーの少ない市ヶ尾に疲れが見えミスが多くなり、50-42で金総が勝利しました。

 

今年の金総は中学での県大会経歴が無い選手が多く、身長も低い選手ばかりです。それが優勝できた要因の一つは運が良かったことが挙げられます。ウィンターカップ出場で優勝候補筆頭の県立旭高や横浜清風高、県立座間高、相模女子大が敗れ、対戦しやすいチームが残ってくれたことです。しかし昔から「運も実力の内」といわれます。そして優勝したことで自信も出てくることでしょう。下馬評にも乗ってなかった今年の金総に、少し期待したいと思います。

 

 

ゲーム後インタビュー 金総・今コーチ

「市ヶ尾高とは年末に練習ゲームをやっていて、お互いに手の内が判っています。市ヶ尾はメンバーが5人しか居ないのでスローペースで来ると判ってましたから、早いペースでやるようにと指示してました。もっと早いペースでやれるのに相手のペースに嵌ってしまいました。シュートが悪すぎです。
今年はディフェンスからアーリー、そして速攻へと持ち込む展開にしたいと思います。」

 

 

 

神奈川県高校新人戦女子決勝戦金沢総合高(青)vs 市ヶ尾高(白)後半1

Posted by Ando Takao on 2016年2月17日

 

神奈川県高校新人戦 女子決勝戦
県立市ヶ尾高 (白)vs 県立金沢総合高(青)

 

 

 

男子は桐光学園が圧倒的な強さを見せて、98-48で東海大相模高を破り優勝しました。

桐光は強いディフェンスと経験豊富なメンバーが強さです。スタメンの#4田代幹(183cm横浜市豊田中)#5新田嵐(172cm横浜市南希望ヶ丘中)#7植松義也(191cm川崎市柿生中)は13年のジュニアオールスターで優勝した神奈川県メンバーですし、#17宮本一樹(195cm横浜市原中)は昨年神奈川県で優勝し、関東大会出場のセンターなので優勝は当然といえます。

桐光の高橋コーチは昨年入院していて体調面で心配していましたが、10月から練習は見ているとのことで元気そうでした。

 

 

 

神奈川県高校新人戦決勝戦桐光学園(青)vs東海大相模(白) 後半1

Posted by Ando Takao on 2016年2月17日

 

神奈川県高校新人戦 男子決勝戦
東海大相模高(白)vs 桐光学園(青)

 

 

 

 

◆心配なビーコル!!

昨年末の沖縄戦から負けが込んでいるビーコル。今年に入ってからも苦しい戦いが続き長野、新潟に連敗しています。その理由は??

 

一番大きな要因は「得点力の低下」です。何故?

 

カバ(#3蒲谷正之)とケンジ(#13山田謙治)のシューティング・スランプです。カバはvs長野戦から2点・2点・5点・0点という成績です。岩手戦まで47%だった3Pの確率は、この4ゲームで1/11です。長野戦で昨シーズンビーコルに在籍していてカバの癖を良く知っている齊藤洋介にディフェンスされ、リズムを狂わされたのかも知れません。

 

3Pがスランプなのはケンジです。暮れの沖縄戦から3Pが入りません。6/16(16%)です。沖縄戦以前までは44%だったので、急な落ち込みが心配です。ただケンジは、ゴール下までペネトレイトするので得点自体は急激に落ちている訳じゃありませんが、チームのリーダーだけに心配です。

 

 

かば

 

 

けんじ

 

 

 

信州戦後山田キャプテンへのインタビュー

Posted by Ando Takao on 2016年2月6日

 

信州戦後
山田キャプテンへのインタビュー

 

 

とはいえ、この二人にはもっと3Pで点数を稼いで貰はなくてはなりません。I/Sでの得点もダウンしている現在、外からのシュートが入らなければI/Sがもっと手詰まりになってしまいます。

二人とも日本人エースであり、シューターです。入らなくても撃ち続けて欲しい、入らないから「撃つな!」と言ってはいけないのです。シュートのスランプは、シュートし続けて脱出するしかないのです!!

皆さんも会場でこの二人に「シュート!! シュート!!」と叫んで応援して下さい!!!

 

 

来週はいよいよ国際プールでのホームゲームです。イベントもたくさん用意しています。
是非とも応援に来て下さい。

 

 

 

 

 

 

あんどうたかお プロフィール

1946年生まれ。

月刊専門誌「バスケットボール・イラストレイテッド」の編集長を経て、バスケットボール用品のデザイナーとして活躍。特にキャラクター「あんたかベイビー」のTシャツは一世を風靡した。日本初のバスケット・ユニフォームデザイナーとしても活躍。強豪と言われる殆んどすべてのチーム<実業団-大学-高校>に関して何らかのデザインを手掛けている。またスポーツ界では唯一のファッションのコラムを持っていた。

現在は自身のユニフォーム・ブランド「305」を立ち上げた。

NBAに関しては「バスケットボール・イラストレイテッド」編集者時代の1966年から執筆。TV解説はNHK BS以前にも東京12チャンネルで1985年から行っており、日本最古のNBA解説者と言われている。

過去にはスポニチウェブサイトのNBAコラムを担当。現在は月刊バスケットボールマガジン・クリニックに「あんたかのCOAST 2 COAST」を連載中。

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