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あんどうたかおのバスケにどっぷり

vol.85「ビーコル4季目の出航」

もう10月ですよ、早いですねー。歳とった証拠ですかね(笑)。

さて10月と言えばスポーツ、食欲、勉学といずれにとっても良い季節です。そして横浜ビー・コルセアーズのシーズンも始まります。
開幕戦はアウェーで10月4日(土)、相手は富山グラウジーズ。昨シーズンはイースタンカンファレンス首位、そしてプレイオフファイナルズ3位と躍進し、今シーズンも有明行きが最有力されている強豪チームです。

そしてホーム開幕戦は翌週11日(土)、会場はスカイアリーナ座間で、対戦相手は昨シーズンから力をつけてきた信州ブレイブウォリアーズです。

インサイドは#10カール・ホール(201cm)が身体を張ったプレーで攻守に活躍し、外からは点取り屋で3P(3点シュート)が得意な#9パトリック・サンダース(198cm)、中も外もシュートエリアの広い#34モハメド・アブカー(208cm)、そしてNBAでの経験を持つ#3ジャメイン・ディクソン(189cm)のパスとシュートは、相手にとって危険な選手。
それら外国人に加え忘れてはならないのがシュートの得意なF(フォワード)#25仲西翔自(190cm)と日本大学の後輩となる齋藤崇人(184cm)の得点力とリード力。
そして指揮を執るのは浜松・東三河フェニックス(以下、浜松)で修行を積み実績を残し、ディフェンス主導のスタイルを貫く河合竜児ヘッドコーチ。前任の浜松からディクソン、#2椎名雄大(188cm)を呼び寄せ足元を固めた河合ヘッドコーチの力が発揮される今シーズンのウォリアーズ、大敵です!

さてさて、横浜ビー・コルセアーズは日本人と昨シーズンから継続の#50ウェイン・マーシャル(番号が変わりました)の8名はすでに発表されていましたが、残り外国人メンバーが直前まで発表されてなく、ブースターさんはヤキモキしてましたが、9月29日の昼にやっと2名が発表されました。

◆#33 ジャーフロー・ラーカイ (Dzaflo Larkai) 33歳 203cm 111kg
出身がイギリスというのは変わっていますが、アメリカのベラマイン大学を卒業し、スペインやイギリスのプロチームで活躍後、シーズン半ばに浜松へ入団して2回、琉球ゴールデンキングスへ移って1回の優勝経験と実績を持つベテランセンターです。
ペイント内でのシュートは多彩で、ステップワークも上手く、相手を技で抜いたりオフェンス・リバウンドにもよく跳びつくプレーはいかにもベテランらしく「老獪・ラーカイ」と言ったところか?

<昨シーズンSTATS> 
得点-11.7点、出場時間-23.2分、FG(フィールドゴール)-53.1%、3P-0、FT(フリースロー)-53.4%、リバウンド-7.0本(いずれも1ゲーム平均)


◆#15 ウォーレン・ナイルズ (Warren Niles) 24歳 194cm 88kg
こちらは若い点取り屋さんで、どの角度からも撃てる3Pを得意としてます。ペネトレイトも得意ですがスピードやクイックネスで抜くのではなく、身長的にもドゥレイロン・バーンズ(元ビーコル、現・琉球)に似たプレーヤーです。
バスケットでは中堅どころのオーラルロバーツ大学を卒業後、イタリアのIMOLAというプロチームで1シーズンプレーしている。

<昨シーズンSTATS>  
得点-16.2点、出場時間-31.2分、FG-118/235(50.2%),3P-49/138(35.5%),FT-71/101(70%),リバウンド-5.0本(OR1.1)、アシスト-0.9個、スティール-0.9個、ターンオーバー-3.0回 (いずれも1ゲーム平均)

この外国人の補強で今シーズンのビーコルの戦い方が見えてきます。ゴール下の攻守ともに堅実な211cmの#50マーシャルと、リバウンドもタフショットも決めてくる#33ラーカイの二人の強力なインサイド陣が強みです。インサイドを起点とするバスケットはアメリカの基本で、勝久マイケルヘッドコーチが望んでいるバスケットそのもの。
ペイント内はシュート確率が高くファールも取りやすく、たとえシュートをミスしてもリバウンドが取りやすいエリアなので、ここを重点的に攻めることは勝利につながります。
一方、守りにおいても長身者がいると相手はペイント内で攻めづらくなり、確率も低くなるため、ゴール下を支配するチームは勝利の確率が高くなるのです。

その一方で、アウトサイド陣を見ると、先月行われた3×3(スリー・バイ・スリー)PREMIER.EXEで所属するDIME.EXEを年間優勝に導いただけではなく、事実上の優勝決定戦と言われたGREEDYDOG.EXE戦では、2012-2013シーズンbjファイナルを彷彿させる集中力でロングレンジのシュートを連続で決め、逆転勝利させたことも評価され、総合のMVPに輝いた#3蒲谷正之。そして進境著しくシュート力がありディフェンスも良い#73久山智志、それに点取り屋#15ウォーレン、ポイントガード#13山田謙治、その山田からプレータイムをもぎ取ろうする#37河野誠司、さらに信州から移籍の#11齊藤洋介は能力の高いシューティングガードと、小さいがシュート能力の高い選手が揃っている。

そして昨シーズン後半はスタートになったシューター#32前田陽介、ディフェンスが良く経験豊富で、いざとなると3Pも決めるベテランフォワード#7堀川竜一。
#50マーシャル、#33ラーカイ同時起用でインサイド中心にドッシリと攻防するビッグ・ラインナップもできれば、1センター+4ガードのスモールラインナップで走り回り、外から撃ちまくることもできるのが今シーズンのビーコルの特徴です。
とは言えビーコルの持ち味、今や伝統となった強いディフェンスも期待できる今シーズンです。ぜひ応援に来てください。

 
新キャプテン・#13 山田 謙治 選手(左)、新加入・#11 齊藤 洋介 選手(右)

お陰さまで昨年は入場者数も後半になるにつれ徐々に増え、横浜国際プールの富山戦では1,700名を越えました。皆様の応援でビーコルの後押しをお願いいたします。

◆昨シーズンに引き続き、横浜ビー・コルセアーズの応援番組「Go!ビーコル!〜横浜プロバスケTV〜」がJ:COMチャンネル(11ch)で放送されます!


Go!ビーコル!〜横浜プロバスケTV〜
放送時間:18:55〜19:00 隔週木曜日更新(リピート放送)
番組放送エリアはこちらから(PDF:188KB)

◆そして今シーズンから始まったのが、第2のホームといわれる平塚にあるコミュニティFM局・FM湘南ナパサの「それいけビーコル!謙治のラジオ」です。新キャプテン#13山田をメインパーソナリティに、ビーコルメディアでお馴染みの児玉美保さんとの掛け合いで毎週金曜日20:30から30分間のトーク番組です。
平塚以外の方は、PC等での視聴ができます。
<聞き方> http://www.jcbasimul.com/ から関東地方「FM湘南ナパサ(神奈川県)」のオレンジ色の「listen」をクリックしてください。

<今後のホームゲーム・スケジュール>
◆10月11日(土)18:00、12日(日)14:00 vs 信州ブレイブウォリアーズ @ スカイアリーナ座間
◆10月25日(土)18:00、26日(日)14:00 vs 岩手ビッグブルズ @ 綾瀬市民スポーツセンター
◆11月1日(土)16:00、2日(日)13:00 vs 秋田ノーザンハピネッツ @ 藤沢市・日本大学生物資源科学部体育館

<B-CORSAIRS ROSTER>
#3 蒲谷 正之 ガード 183cm 80kg 1982年7月2日生 神奈川県横須賀市出身
#7 堀川 竜一 フォワード 191cm 85kg 1979年6月9日生 富山県出身
#11 齊藤 洋介 ガード 187cm 78kg 1985年5月19日生 神奈川県秦野市出身
#13 Captain 山田 謙治 ガード 180cm 82kg 1983年7月28日生 横浜市旭区南希望が丘出身
#15 ウォーレン・ナイルズ ガード 194cm 88kg 1989年12月30日生 アメリカ出身
#32 前田 陽介 フォワード 188cm 82kg 1989年7月18日生 宮崎県出身
#33 ジャーフロー・ラーカイ フォワード 203cm 111kg 1981年12月12日生 イギリス出身
#37 河野 誠司 ガード 172cm 72kg 1989年8月14日生 宮崎県出身
#50 ウェイン・マーシャル センター 211cm 130kg 1986年1月7日生 アメリカ出身
#73 久山 智志 ガード 183cm 79kg 1986年7月14日生 熊本県出身

 

あんどうたかお プロフィール

1946年生まれ。

月刊専門誌「バスケットボール・イラストレイテッド」の編集長を経て、バスケットボール用品のデザイナーとして活躍。特にキャラクター「あんたかベイビー」のTシャツは一世を風靡した。日本初のバスケット・ユニフォームデザイナーとしても活躍。当時強豪と言われる殆んどのチーム<実業団-大学-高校>に関して何らかのデザインを手掛けている。またスポーツ界では唯一のファッションのコラムを持っていた。

現在は自身のユニフォーム・ブランド「305」を立ち上た。

NBAに関しては「月刊バスケットボール・イラストレイテッド」編集者時代の1966年から連載を執筆。TV解説はNHK BS以前にも東京12チャンネルで1985年から行っており、日本最古のNBA解説者と言われている。

過去にはスポニチウェブサイトのNBAコラムを担当。月刊バスケットボール及び月刊バスケットボール・マガジン等に連載を持っていた。

横浜の中学・高校バスケの指導者、関係者とのつながりが深く横浜及び神奈川県のバスケ事情に精通している。

現在は横浜をホームとするBリーグ「横浜ビー・コルセアーズ」の名誉広報として情報発信やプレス対応などチームの広報活動に力を注いでいる。

また(社)神奈川県バスケットボール協会広報顧問も務めている。

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