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あんどうたかおのバスケにどっぷり

vol.84「FIBAワールドカップ」

「ワールドカップ真っ最中!」と書いたらほとんどの人は「エーーーッ、とっくに終わってるよ!」と言うかもしれませんが、ディープな読者の方なら「アメリカが気になるね!」って答えが返ってくると思います。

そうです、バスケットのワールドカップのことです。4年に一度開催される世界選手権大会を今回のスペイン大会から「FIBA バスケットボールワールドカップ」と呼び名を変更しました。FIBAとはInternational Basketball Federationのことで、バスケットの世界連盟を指します。

バスケット世界選手権は1950年アルゼンチンで最初の大会が行われ、毎回持ち回りで開催されますが、最多優勝国は意外にもユーゴスラビアなんですね。

一方、日本では多くの方は8年前に日本で行われた前々回の「2006 FIBA世界選手権」を思い出すでしょう。「世バス」の愛称で浜松、仙台、札幌、広島でグループリーグ(予選ラウンド)が行われ、決勝トーナメントはさいたまスーパーアリーナで行われました。

グループリーグでは日本のバスケットファンが二分割されました。というのは、日本とアメリカのグループが違ったために、広島で日本チームを見るか、札幌でアメリカチームを見るかで分かれたからです。何しろアメリカチームはレブロン・ジェームス(クリーブランド・キャバリアーズ)、ドウェイン・ウェイド(マイアミ・ヒート)、カーメロ・アンソニー(ニューヨーク・ニックス)、クリス・ポール(ロサンゼルス・クリッパーズ)等々、現在NBAで活躍してる選手ばかりです。となるとNBAファンじゃなくとも見たくなりますよね。でも私は広島へ行きました、そりゃあ日本の方が気になりますからね。それにアメリカはグループリーグを勝ち進んでさいたまスーパーアリーナへ来ることは確実でしたから、そこで見れば良いと思ってました。


2006 FIBA世界選手権(さいたまスーパーアリーナ)

バルセロナオリンピックでNBA選手を送り込んで以来、いわゆるドリームチームを結成したアメリカでしたが、国際大会で勝ち慣れしたためか、埼玉にはスーパー級の選手が辞退したり若手を多用したため、準決勝でギリシャに敗れました。このチームは優秀な能力を持ったフォワード軍団でしたが、若過ぎたためにゾーン・ディフェンスへの対応が上手くないと悪い評判が他国の中に広がっていて、そのとおりゾーンを敷いたベテランの多かったギリシャに敗れてしまいました。このゲームの観客はソールドアウトの17,000人でした!!

決勝はマニュ・ジノビリ(サンアントニオ・スパーズ)擁するアルゼンチンを準決勝で75-74で下したスペインと、アメリカを101-95で倒してきたギリシャとの間で行われ、主力のパウ・ガソール(シカゴ・ブルズ)の怪我による欠場もものとせず70-46でスペインがギリシャを下し初優勝となりました。

今回17回目を迎えるワールドカップは8月30日に開幕し、9月14日までスペイン各地で、各大陸予選を勝ち抜いた22+開催国・スペイン+ロンドンオリンピック優勝国・アメリカの計24チームで行われます。

予選ラウンドに当たるグループリーグは各6チーム×4グループに分かれて総当たり戦を行い、上位4チームの計16チームが決勝トーナメントへ進出します。

 大会ロゴ

そこで毎回気になるのが出場選手、特にNBA選手ですね。アメリカは12名全員NBA選手で一番多いのは当然ですね(笑)。次に多いのはスペインの6人、フランスの5人と続き、ブラジルとオーストラリアは各4人もいて少し意外でした。強豪ギリシャの3人とアルゼンチンの2人も少ないですね。その他クロアチア、リトアニア等々18カ国50選手が出場しますが、元NBA選手を加えるともっと多くなるでしょう。

50人の中でも注目選手はスペインのガソール・ブラザースとリッキー・ルビオ(ミネソタ・ティンバーウルブズ)、アメリカのデリック・ローズ(シカゴ・ブルズ)、カイリー・アーヴィング(クリーブランド・キャバリアーズ)とステフォン・カリー(ゴールデンステート・ウォリアーズ)の6人でしょうか。

今回のアメリカチームは上記の3人以外にもヒューストン・ロケッツのジェームス・ハーディン、ウォリアーズのクレイ・トンプソン等がいますが、ほとんどがガードと小さいスモール・フォワード、つまり外から攻撃する選手中心で、その上ケビン・デュラント(206cmオクラホマ・サンダー)のような大型フォワードがいません。得点能力も高くディフェンスも強いポール・ジョージ(インディアナ・ペイサーズ)は期待されてましたが合宿で骨折し欠場となり、ベテランが少なくなり、フロントラインと呼ばれるインサイド陣もビッグネームがいません。

若い選手が多いのは、爆発力を期待できる反面、崩れた時に対応できるかが心配されてます。

それに対し今大会優勝候補No.1とも言われているのがスペインです。213cmで外からのシュートも得意な兄のパウ・ガソール、兄より3cm高く体重120kgでゴール下のみならず外からも撃てる弟のマーク・ガソール(メンフィス・グルズリーズ)、小型パワーフォワードのセルゲイ・イバカ(208cm、サンダー)のフロント・ラインに加え、天才ポイントガードと呼ばれたルビオとシュートの上手いホセ・カルデロン(191cm、NYニックス)とベテランガードも交え最強軍団との呼び声が高いスペインです。

ボリス・ディアウ(サンアントニオ・スパーズ)を中心として5人のNBA選手を擁するフランスですが、主力のトニー・パーカー(スパーズ)を欠いており、脇役中心なのが心配。

シュート、リバウンドとペイント内で強いジアニス・ボウロウシス(215cm)と3P中心に外からの攻撃に強いニコス・ジシス(195cm)を中心のギリシャも面白い存在になりそう。

常連のアルゼンチンはスパーズのマニュ・ジノビリが欠場となり、若手に切り替えた影響で主力もルイス・スコラ(ペイサーズ)程度で、多くは望めないだろう。

アジア代表としてイラン、フィリピン、韓国が出場しているが、残念ながら3カ国ともグループリーグで敗退してる。しかしながらクロアチアには78-81、アルゼンチンに81-85、プエルトリコに73-77といずれもあと一歩のところまで来ていて、最終戦のセネガルにも79-81と2点差だったフィリピン、もしセネガルに勝っていれば決勝トーナメントへ出場できたはず。残念! 

元々フィリピンは日本より身長が低いが俊敏でスピードある攻撃を行い、少し荒っぽいがアジアでは強いチームでした。そこへNBAに8シーズンプレーし、最後のブルックリン・ネッツでは平均11得点と活躍していた211cm、118kgと巨体のアンドレー・ブラッチを帰化させ加入させたのが大きい。

個人的には小柄の特徴を活かして俊敏な動きからのシュートが上手いプエルトリコの180cmホセ・バレア(ミネソタ・ティンバーウルブズ)に興味がありますね。

4日に終了したリーグの結果は下記のとおりです。

■グループA
スペイン5-0、ブラジル 4-1、フランス3-2、セルビア2-3 / イラン1-4、エジプト0-5

■グループB
ギリシャ5-0、クロアチア3-2、アルゼンチン3-2、セネガル2-3 / プエルトリコ1-4、フィリピン1-4

■グループC
アメリカ5-0、トルコ3-2、ドミニカ2-3、ニュージーランド2-3 /ウクライナ2-3、フィンランド1-4

■グループD
リトアニア4-1、スロベニア4-1、オーストラリア3-2、メキシコ2-3 / アンゴラ2-3、韓国0-5

16チームによる決勝トーナメントは6日から始まります。組み合わせはこちらから

注目は12日金曜日の準決勝で対戦が予想されるスペインvsギリシャ戦と14日の決勝ですね。結果等はこちらの公式サイト

さて中学生の話題です。

8月30日-31日(日)の2日間、ブロック選抜交歓大会が小田原アリーナと海老名運動公園総合体育館で行われ、男子は横浜Aが優勝しました。
この大会は強化とともに能力が高い選手の発掘を目標としており、全員が最低1ピリオド全てプレーすることやディフェンスはマンツーマンでなくてはいけないと定めてある。

メンバー15人全員出場のため、メンバー内で力の差が少ないチームが勝つようになっている。つまり上手い子だけをプレーさせて勝つことはできないシステムで、選手層の厚い横浜には有利と言える。

男子は横浜のAとBで決勝が争はれ、50-45でAが勝った。

横浜に関しては、今回特に大型選手がいるわけでは無く、ややスケールの小さなイメージだった。

男女とも結果はこちらから

あんどうたかお プロフィール

1946年生まれ。

月刊専門誌「バスケットボール・イラストレイテッド」の編集長を経て、バスケットボール用品のデザイナーとして活躍。特にキャラクター「あんたかベイビー」のTシャツは一世を風靡した。日本初のバスケット・ユニフォームデザイナーとしても活躍。当時強豪と言われる殆んどのチーム<実業団-大学-高校>に関して何らかのデザインを手掛けている。またスポーツ界では唯一のファッションのコラムを持っていた。

現在は自身のユニフォーム・ブランド「305」を立ち上た。

NBAに関しては「月刊バスケットボール・イラストレイテッド」編集者時代の1966年から連載を執筆。TV解説はNHK BS以前にも東京12チャンネルで1985年から行っており、日本最古のNBA解説者と言われている。

過去にはスポニチウェブサイトのNBAコラムを担当。月刊バスケットボール及び月刊バスケットボール・マガジン等に連載を持っていた。

横浜の中学・高校バスケの指導者、関係者とのつながりが深く横浜及び神奈川県のバスケ事情に精通している。

現在は横浜をホームとするBリーグ「横浜ビー・コルセアーズ」の名誉広報として情報発信やプレス対応などチームの広報活動に力を注いでいる。

また(社)神奈川県バスケットボール協会広報顧問も務めている。

バスケット情報満載のあんたかブログ

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