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あんどうたかおのバスケにどっぷり

vol.39「ウインターカップ展望」

 つい最近まで暖かったと思ったら、やっと寒くなり冬の到来ですね!
 冬と言えば、バスケット界では高校生のウィンターカップです。
 日本のバスケットで一番観客が入る大会です。
 高校と言えば、横浜市では女子の県立金沢総合高(金総)です。
 夏のIH(インターハイ、全国高校総合体育大会)では優勝した札幌山の手高に準決勝で61−96で破れ、優勝を逃しましたが、今度のウィンターカップは狙ってますね。

 と、その前に、、
 11月23日のハマスポニュースでお伝えしているように、11月21日(日)22日(月)の両日「横浜市・台北市高校女子バスケットボール国際交流試合」が行われました。
 台北市第一女子高(北一女)はバスケットが強いのみならず台湾ナンバー1の台湾大への進学率ナンバー1で文武両道の名門校なのです。
 技術的には個人プレーが上手いのが特徴と言われています。
 23日は金総と対戦しました。
 北一女には台湾でも有名な175cmの朱倖伽と164cm張宇涵という上手い選手がいます。
 朱は寒さのために体調を崩し途中で交代しましたが、張は早く上手いドリブルで、再三金総のディフェンスを突破してました。


高校女台北vs金総柳瀬

 ゲームは金総・宮澤のインサイドのシュートが入らず、ガード達の3P(3点シュート)も決まりませんでしたが、得意のM2M(マンツーマン・ディフェンス)でボールを奪ったりリバウンドからの速攻が決まり89-60で金総が勝ちました。とはいえウィンターカップへ向けては、必ずしも良い出来上がりとはいえない内容でしたね。
 北一女戦の戦評は私の横浜市台北市親善ゲームをお読みください。

 さてウィンターカップの話に戻りましょう。
 金総はIHで3位入賞のため今大会は第3シードになってます。
 第3シードとは、組み合わせを4ブロックに分けたとき、右上のブロックとなります。IH優勝の札幌山の手高は第1シードとなり、左上のブロックとなります。ということは最後の決勝でしか当たらない、ということになりちょっとラッキー! とはいえ準優勝は福岡の中村学園女子高とは準決勝で当たることになりますが(笑)

 今大会、準決勝進出までの道のりを書きます。
 1回戦はシードなので不戦勝。

 2回戦は鳥取の倉吉北高vs香川県立高松南高の勝者と戦います。高松南はIHに出場してないので判りませんが、それほど強くないはずです。倉吉北には183cmの中国人留学生がいますが、宮澤夕貴(2年181cm岡津中)がいれば問題ないでしょう。


宮澤夕貴選手

 3回戦は<北海道帯広南商業高vs宮崎県立小林高>vs茨城県立龍ヶ崎高の勝者と対戦しますが、ここも問題ないでしょう。
 第1の関門は準々決勝(ブロック決勝)、多分大阪薫英女学院高vs岐阜女子高の勝者と対戦することですかね。
 薫英はIH3回戦で準優勝の中村女に大接戦したチームで、182cmの今仲を初め3Pの得意な藤木や吉川、岡を中心に全体的に大型のチームです。
 一方の岐阜女はIHでは準優勝の中村女に準々決勝で敗れたものの、第1シード校に選ばれたチームで、180cmの杉浦、ディヤイを擁し外からは松浦が3Pを撃つチームで、ゾーンとM2Mを使い分けるチームです。
 さすがに準々決勝ともなると、簡単ではないですよ。油断はできませんが、インサイド(ゴール下の床の色が違う台形部分)では宮澤に勝てる選手はそういませんから、インサイドで優位に立って外から3Pを決めれば問題ないでしょう。

 さあ準決勝はIH準優勝の中村女です。
 ここには大型選手が2人います。189cm橋爪と183cm谷村がインサイドで、シュートの上手い176cm打越が外から攻撃します。その上158cm安間が厄介者でガンガン攻めてきます。
 ここは金総のディフェンスの見せ所です。橋爪と谷村は宮澤と河瀬ひとみ(2年173cm橘中)が守り、打越には柳瀬さつき(3年168cm永田中)がマッチアップすることになるのでしょうが、宮澤が8cm、河瀬は10cm、柳瀬も7cm身長が低い。
 となると平面でプレッシャーをかけるしかない、それも外に位置するガード陣に強くディフェンスして、インサイドで楽にボールを持たせないようにすることが重要です。
 オフェンスでは、宮澤がインサイドで徹底的にマークされるでしょうから、宮澤からのパスで外の井関夏美(3年161cm万騎が原中)、岡村郁美(2年168cm野比中)、飯田都季(3年156cm山王中)のガード/フォワード陣が3Pを決めて点を稼いでくれるでしょう。
 決勝の相手は多分IH優勝の山の手高と思いますが、IHでは準決勝で対戦して61-96で大敗を喫してしまいました。
とはいえ、その時は宮澤がU-17(17歳以下)世界大会から帰国直後ということで、疲労と半月以上のブランクが響いてのもの。
 今回は十分な準備と2年生の躍進で全体的にサイズも高くなり、優勝を期待したいものです。
 宮澤と柳瀬は当然のことながら、センター河瀬とガードの井関の活躍にも期待したいですね。
 もしかすると、二人以外にラッキーガールが出現するかもしれません。
 優勝する時って、思いがけないラッキーガールが出てくるモンなのです。

 JX-ENEOSウィンターカップ2010は12月23日(祝)から千駄ヶ谷の東京体育館で行われます。
 金総を応援に行きましょう!!
◇金総のスケジュール
24日(金)13時00分 倉吉北高vs高松南高の勝者
25日(土)10時00分 <帯広南商業高vs小林高>vs龍ヶ崎高の勝者
26日(日)10時00分 準々決勝
27日(月)10時00分 準決勝
28日(火)12時00分 決勝
◇料金
料金券種 前売   当日
一般  1,800円  2,000円
中高生 800 円 1,000円※
※チケットぴあ、CNプレイガイド、ローソンチケット、e+(イープラス)にてインターネット予約、携帯電話・PHS、電話予約及び店頭販売。
※中高生のJBA登録競技者は当日券に限り500円となります。当日券販売窓口で登録証を提示しお買い求めください。

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 話は変わってビーコル(横浜ビー・コルセアーズ)の話題です。
 11月19日(金)に第3回ブースター・パーティーが関内の横浜メディア・ビジネスセンター1Fアプローズで行われました。
 この日はブースター・ナンバー(会員番号)を決める日です。
 他のチームでは先着順で決まることが多いようですが、ビーコルは希望の番号をブースターが選べるシステムを取っています。とはいえ、特定の番号に集中しやすいもので、今回は希望者多数番号の抽選会でした。


第3回ブースターパーティー開幕

 その司会をFM横浜、朝の情報番組モーニング・ステップスパーソナリティーの栗原治久さんが行ってくれました。
 希望番号は若い番号、ぞろ目(同じ数字)、背番号関係には集中します。
 ラッキーセブンと言いますが、皆さん好きですね。(笑)
 007はジェームス・ボンドとかも関係するのでしょうか、一桁ということもあるのでしょうね、大人気で、2番人気でした。
 777にいたってはパチンコの影響なのか007に次ぐ人気。(笑)
 バスケットということなのでしょうけど005、055、555の5関係も人気です。
 とはいえ一番人気はやはり001で、19人が申し込みしてました。(笑)
 背番号関係では「23」 が多かったですね。古くはマイケル・ジョーダン、現代ではレブロン・ジェームス(現在は6番)といつの時代もスーパースターの番号となってます。

 栗原さん進行でゴールデンのくじを引き当てたのはボランティア志望の若者でした。(個人情報なので名前は伏せます)
 希望通りの番号を獲得した人は少ないようですが、ご自分で引いたくじなので納得ですね。(笑)
 でも会場からは「やったー!!」と言う声も数多く聞こえたので、良かったのかな?


残念! はずれでした。

 その間、私と委員長の廣田、事務局長の小川は会場のブースターの間を廻って一人でも多くの人と話をするように心がけてました。おかげで頂いた名刺だけでも19枚。多くの人が名刺を持参してませんでしたし、知っている方もいたので。
 そんなことをやっていたらアッという間に閉会の時間が。
 次回はちょっと先になりますが1月21日(金)です。
 この日はロゴとキャラクターの発表の日ですよ。

 そういえばチーム・ロゴとキャラクターのデザインを一般公募してます。締切りは12月31日です。
 まだの人は、そろそろ焦ってください。(笑)
詳細はhttp://kanagawa2010.blog6.fc2.com/

あんどうたかお プロフィール

1946年生まれ。

月刊専門誌「バスケットボール・イラストレイテッド」の編集長を経て、バスケットボール用品のデザイナーとして活躍。特にキャラクター「あんたかベイビー」のTシャツは一世を風靡した。日本初のバスケット・ユニフォームデザイナーとしても活躍。当時強豪と言われる殆んどのチーム<実業団-大学-高校>に関して何らかのデザインを手掛けている。またスポーツ界では唯一のファッションのコラムを持っていた。

現在は自身のユニフォーム・ブランド「305」を立ち上た。

NBAに関しては「月刊バスケットボール・イラストレイテッド」編集者時代の1966年から連載を執筆。TV解説はNHK BS以前にも東京12チャンネルで1985年から行っており、日本最古のNBA解説者と言われている。

過去にはスポニチウェブサイトのNBAコラムを担当。月刊バスケットボール及び月刊バスケットボール・マガジン等に連載を持っていた。

横浜の中学・高校バスケの指導者、関係者とのつながりが深く横浜及び神奈川県のバスケ事情に精通している。

現在は横浜をホームとするBリーグ「横浜ビー・コルセアーズ」の名誉広報として情報発信やプレス対応などチームの広報活動に力を注いでいる。

また(社)神奈川県バスケットボール協会広報顧問も務めている。

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