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あんどうたかおのバスケにどっぷり

vol.26 「NBA開幕」

 バスケットにとって11月はNBAが始まる月です。今シーズンは10月27日(アメリカ時間)が開幕日でした。

 そして東西に分かれたカンフェレンスで30チームが来年4月14日まで82ゲームを行い、16日から8チームずつのプレーオフが始まり、6月中旬にNBA最強チームが決定します。  昨シーズンはロサンゼルス・レイカーズがオーランド・マジックを破り、15回目の世界一になりました。  そして今シーズン、各チームが大きくChangeしました。 野球と同じでオフ・シーズンは選手の移籍が激しくなります。  NBAでの選手の移籍は大雑把にいうと次の2パターンあります。1) トレード  ご存知のように2チーム間(最近は3チーム間や4チーム間でも行われる)で行われる選手のとりかえっこです。2) FA  フリーエージェントと呼ばれ、契約期限が切れることで選手が自由に他のチームと契約することです。NBAの契約期間は2〜3年が多く、直ぐにFAとなります。*トレードは主にシーズン中に行われ、FAはオフシーズンに行われます。  今年は特に大物の移籍が多くあったシーズン・オフでした。  NBAをそれほど知らなくてもシャック(シャキール・オニール)の名前は聞いたことがあると思います。216cmで148kgという巨体でゴール下で暴れ回る怪物です[笑]  ラップが得意でCDも出してますし、踊りも得意で、昨シーズンのオールスター・ゲームでは見事な踊りを披露してくれました。 この選手は気持ちがコロコロ変わりやすく、今まで17シーズンで4チームでプレーしています。しかし4回優勝していることを付け加えておかないと、単なる気まぐれになってしまいますね[笑] このシャックがフェニックス・サンズからクリーブランド・キャバリアーズにFAで移籍してきました。

  

 ビンス・カーターという選手を覚えてますか? シドニーオリンピックで「人間越えダンク」をして有名な選手です。#21のダンク編で紹介してます。 ニュージャージー・ネッツからトレードでマジックへ来ました。 その入れ替わりでヘド・ターコルーがトロント・ラプターズへ。  身体は小さくてもハートが大きく、スピードとテクニックでファンが多いアレン・アイバーソンもナゲッツからFAとなり、メンフィス・グリズリーズへ。  デトロイト・ピストンズにいたC(センター)/PF(パワーフォワード)のラシード・ウォーレスがボストン・セルティックスへ。  コレだけじゃないんです。ロン・アーテスト、リチャード・ジェファーソン、ショーン・マリオン等々 多くの主力級選手が移籍してます。  さて、それでは今シーズンのNBAはどうなるのか、展望してみましょう。 ★ イースタン・カンフェレンス◇ ボストン・セルティックス◇ クリーブランド・キャバリアーズ◇ オーランド・マジック ★ ウエスタン・カンフェレンス◇ ロサンゼルス・レイカーズ◇ サンアントニオ・スパーズ  今シーズン、私はこの5チームに注目します。 優勝に一番有力なのはレイカーズ。 ディフェンディング・チャンピオン(前シーズン優勝)ながら、ゴール下に限らずディフェンスが強いアーテスト(211cm)をFAで獲得したのが大きいですね。精神的に問題があった選手だったので、チームに溶け込めるか心配だったのですが、現在チーム最長身のパウ・ガソールがリハビリで欠場中ながら6勝1敗と好調なのは、彼がチームにフィットさせてるからでしょう。 このチーム強さは、やはりコービー・ブライアント(198cm)でしょう。ジョーダンを凌ぐともいわれるほど最近のコービーは完成されてきています。今年で30歳、あぶらが乗っている旬の選手といえます。
 対して注目度#1なのがキャバリアーズ。 レブロン・ジェームス(203cm)というコービーにも引けを取らないスーパースター。外のシュートも、ドリブルで中へ切れ込むのも、アシストパスもリバウンドも、そしてディフェンスも全てにAクラスな選手。 しかしチームとなると一人じゃ勝てません。キャバリアーズはモー・ウィリアムスという小柄なシューターがいる上に、アンソニー・パーカーという点取り屋を補強しました。 外からのシュートが多いチームほどインサイドがしっかりとしてないと強くなれません。 昨年はアンダーソン・バレジャオ(211cm)とシドルナス・イルグースカス(221cm)の2人がいましたが、そこにシャックが入ってきたのです。37歳とはいえ幅のある身体を使ってのプレーはまだまだ存在感があり、相手にとっては脅威的です。 ただスタートはまだシャックが他の選手の様子がわからず、コンビネーションが合わなくて連敗スタートとなってしまいました。  そのキャバリアーズにとって一番怖い相手がセルティックスでしょう。 実は開幕戦として戦いましたが95-89で負けているからです。セルティックスは08年のチャンピオン・チームです。昨シーズンは最長身者ケビン・ガーネット(211cm)が怪我で多くのゲームを欠場したため力を発揮できませんでした。  ところが今シーズンは開幕戦から出場してます。その上新たにもう一人、元ピストンズのラシード・ウォーレス(211cm)をFAで獲得しました。インサイドやリバウンドが強いだけじゃなく、3Pも上手い選手。 それをまとめるのがポール・ピアースです。レイ・アレン(196cm)と共に外からのシュートを得意とする選手で、勝負強いので有名です。開幕戦でも、残り時間が少なくなり、味方のシュートが入らなく苦しい時に、貴重なシュートを2本決め、セルティックスを勝利に導きました。

 前シーズンにファイナル(決勝)まで進出したマジックは、センターのドワイト・ハワード(211cm)を中心とする若いチームです。ジャミア・ネルソンはシュート力のある小型ガードです。昨シーズンはガードもこなしていたヘド・ターコルー(208cm)がカーターとのトレードでトロント・ラプターズへ転出しました。 カーターも外のシュート力がある選手なので、ターコルーの穴を埋められるのか、それ以上の効果を出せるのか、それが成績に繋がってくると思います。  上記5チームに比べ地味なのがスパーズです。ディフェンスが主体のチームなので地味に見えますが、フランス人トニー・パーカー(188cm)やアルゼンチン人エマニエル・ジノビリ(198cm)のドリブル・ワークは見ごたえあります。ドリブルばかり注意していると3Pを決められるという、相手にとってはいやらしい選手です。 しかしこのチームの大黒柱はNBAで一番堅実なプレーをする、といわれるパワーフォワードのティム・ダンカン(211cm)です。 ここに外も中も攻められるフォワード、リチャード・ジェファーソン(201cm)とインサイドに強いアントニオ・マクダイス(206cm)を補強しました。スパーズにぴったりな二人です。 インサイドも充実してきたスパーズも目を離せない存在ですよ。  まだ開幕したばかりで、ゴールまであと7ヶ月。 最後に笑うのはどのチームでしょうか?

あんどうたかお プロフィール

1946年生まれ。

月刊専門誌「バスケットボール・イラストレイテッド」の編集長を経て、バスケットボール用品のデザイナーとして活躍。特にキャラクター「あんたかベイビー」のTシャツは一世を風靡した。日本初のバスケット・ユニフォームデザイナーとしても活躍。当時強豪と言われる殆んどのチーム<実業団-大学-高校>に関して何らかのデザインを手掛けている。またスポーツ界では唯一のファッションのコラムを持っていた。

現在は自身のユニフォーム・ブランド「305」を立ち上た。

NBAに関しては「月刊バスケットボール・イラストレイテッド」編集者時代の1966年から連載を執筆。TV解説はNHK BS以前にも東京12チャンネルで1985年から行っており、日本最古のNBA解説者と言われている。

過去にはスポニチウェブサイトのNBAコラムを担当。月刊バスケットボール及び月刊バスケットボール・マガジン等に連載を持っていた。

横浜の中学・高校バスケの指導者、関係者とのつながりが深く横浜及び神奈川県のバスケ事情に精通している。

現在は横浜をホームとするBリーグ「横浜ビー・コルセアーズ」の名誉広報として情報発信やプレス対応などチームの広報活動に力を注いでいる。

また(社)神奈川県バスケットボール協会広報顧問も務めている。

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