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    イベントレポート

海外選手の出場危機を救った長谷川製作所へ感謝状が贈呈されました!

by :スポーツ情報センター せりざわ

5月に開催された「2014世界トライアスロンシリーズ横浜大会」において、ニック・ビバリッジ(オーストラリア)選手の車いすバイクが破損し、出場の危機となりました。

その際長谷川製作所の長谷川秀夫さんは高い技術力とおもてなしの心で車いすバイクを修理し、ニック選手は大会に無事出場することが出来ました。

この功績をたたえ、同大会組織委員会会長である林文子横浜市長の代理、柏崎誠副市長から感謝状が送られました。

また、横浜大会で5位という成績をおさめポイントを獲得することができ、年間チャンピオンを決めるエドモントン大会に出場することができたニック選手から感謝の手紙が渡されました。

   
「長谷川秀夫様

世界トライアスロンシリーズ横浜大会の際は競技用車椅子の修理でご親切に助けて下さりありがとうございました。
感謝の気持ちをお伝えしたいと思いメッセージを書きました。

あの時長谷川さんの助けがなければ、間違いなくレースに出場することはできませんでした。
おかげさまで横浜では世界ランキングポイントを獲得するレースができ、WTSエンドモントン大会に出場することができました。
このグランドファイナル大会出場には、横浜大会でレースができていなければ十分なポイントが獲得できず、出場することはできませんでした。

親切に、とてもフレンドリーに助けて下さったこと、本当に感謝しています。
どうもありがとうございました。

あなたの未来が素晴らしいものでありますように。
(今後ますますのご活躍とご発展をお祈り申し上げます)

Nic Beveride(ニック・ビバリッジ)」

長谷川さんいわく、「ニック選手の車いすバイクはとてもひどい状態だった。」とのこと。
「買い換えた方が早いぐらいでした。
修理は朝9時からはじめ、昼も食べずに午後3時までかかりました。」
   

実はご自身も元トライアスロン選手。
その背中を見て息子さんも小学校4年生ぐらいからトライアスロンを始め、アジア大会にも出場し、オリンピックも目指していたほどの実力の持ち主だそうです。

今回ニック選手の車いすバイクは大会にいるスタッフでは修理できず、トライアスロンバイク専門のお店にも修理を断られたほどの状態でしたが、長谷川さんの息子さんを知る大会のボランティアスタッフの一人から長谷川さんなら修理できるのでは、と連絡があり修理にあたったそうです。
まさにトライアスロンファミリーのつながりが、ニック選手の出場を可能にしました。


ご自身が修理した車いすバイクが無事にレースを終えたと連絡があり、胸をなでおろしたそうです。
まさに日本の高い技術力とおもてなしの心ですね!!!


写真左から、(公財)横浜市体育協会山口宏会長、柏崎誠横浜市副市長、長谷川秀夫さん、長谷川玲子さん