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    イベントレポート

5/18 bjリーグイースタンカンファレンスファイナル 横浜ビー・コルセアーズ vs 新潟アルビレックスBB

by :スポーツ情報センター : koji

ECC presents bjリーグ 2012-2013シーズン プレイオフファイナルズ 東京・有明コロシアム
5/18 イースタンカンファレンスファイナル 横浜ビー・コルセアーズ vs 新潟アルビレックスBB

1年前の有明でのプレイオフファイナルズの経験を忘れていないのは選手やスタッフ、B-ROSEはもちろん、ブースターの方々も同じです。
有明を経験した強みと、昨年カンファレンスファイナル(vs浜松・東三河戦)残り5分で逆転を喫した雪辱に燃える熱い思いが入り混じった独特の空気の中、横浜ブースターが試合前の有明コロシアムロビーに集まっていました。

17時、有明コロシアム内にイースタンカンファレンスファイナルの場内アナウンスが始まります。

試合開始に先立ち、2012-2013アワード表彰が行われました。
横浜ビー・コルセアーズからは、

レギュラーシーズン ベスト5(ガード部門) #2 ドゥレイロン・バーンズ選手 


最高3ポイントシュート成功率部門 #3 蒲谷正之選手


レギュラーシーズン ベストパフォーマー B-ROSE

の3部門を受賞しました。
受賞おめでとうございます。

その後すぐにParadi-soul(パラディソウル)による国家独唱があり、場内の雰囲気は一気に最高潮へ。
記者席が新潟アルビレックスBBベンチ側のコートレベルから離れた高い位置に設定されていたこともあり、試合が始まる前の場内は新潟のオレンジカラーが目についていたのですが、横浜ビー・コルセアーズの選手入場で横浜ブルーが大きく波打つのを目の当たりにして横浜ブースターの人数が負けていないことを確認することができました。

第1Qのスターティング5はトーマス・ケネディ選手、蒲谷正之選手、木村実選手、ファイ・パプ・ムール選手、山田謙治選手、対する新潟アルビレックスBBは根東裕隆選手、ナイル・マーリー選手、佐藤公威選手、池田雄一選手、クリス・フォルム選手。
ユニフォームカラーも手伝って新潟の選手が横も縦も大きく見えました。
序盤は一進一退のこう着状態、横浜ビー・コルセアーズのファールが気になりますが、第1Q終了。
横浜 15-16 新潟。
レギュラーシーズンでは、大きく差が開いていたリバウンドも負けていませんでした。

第2Qのスターティング5はドゥレイロン・バーンズ選手、蒲谷正之選手、ファイ・パプ・ムール選手、ショーン・マロイ選手、河野誠司選手。
対する新潟アルビレックスBBは根東裕隆選手、ナイル・マーリー選手、佐藤公威選手、池田雄一選手、クリス・フォルム選手。
横浜ビー・コルセアーズらしいハードなディフェンスで苦しめるものの、高さのある新潟アルビレックスBBのインサイドに苦戦していましたが、終了間際にドゥレイロン・バーンズ選手が、山田謙治選手のアシストからブザービートの3Pを沈め、同点で前半終了。
第2Q終了 横浜 14-13 新潟、Total 横浜 29-29 新潟。

ハーフタイム「B-ROSE」「ALBIREXチアリーダーズ」のパフォーマンスが場内をさらに盛り上げます。

第3Qのスターティング5はトーマス・ケネディ選手、蒲谷正之選手、木村実選手、山田謙治選手、ショーン・マロイ選手。
対する新潟アルビレックスBBは根東裕隆選手、ナイル・マーリー選手、佐藤公威選手、池田雄一選手、クリス・フォルム選手。
開始直後、ショーン・マロイ選手のインサイド、トーマス・ケネディ選手の3Pを決めるものの、点差の離れない一進一退の展開。
終了間際にシュートを託されたドゥレイロン・バーンズ選手が第2Qに続いて連続ブザービートで終了しました。
第3Q終了 横浜 14-11 新潟、Total 横浜 43-40 新潟。

第4Qのスターティング5はトーマス・ケネディ選手、ドゥレイロン・バーンズ選手、蒲谷正之選手、山田謙治選手、ショーン・マロイ選手。
対する新潟アルビレックスBBはロドニー・ウェブ選手、小松秀平選手、根東裕隆選手、タージ・フィンガー選手、クリス・フォルム選手。
横浜ビー・コルセアーズはいい流れでゲームを支配するも、チーム1のビックマン、リバウンドで貢献していたショーン・マロイ選手がファールアウト。
お互いハードなディフェンス、点差の離れない一進一退の展開。52-52の同点のまま、残り23.9秒。
横浜ビー・コルセアーズ、最後の攻撃です。
ドゥレイロン・バーンズ選手がボールを持ち、時間をかけて仕掛けるタイミングを計っています。残り6秒を切ったあたりで、バーンズ選手が攻撃を仕掛けると、すぐさま新潟のファール。
残り約4秒しかないなか、終了間際にドゥレイロン・バーンズ選手がまたしてもブザービート。
息詰まる熱戦は、劇的な幕切れ。
横浜ビー・コルセアーズ、昨年の雪辱を果たすカンファレンスファイナルの勝利で、ファイナル進出をきめました。
第4Q終了 横浜 11-12 新潟、Total 横浜 54-52 新潟(試合終了)。

横浜ビー・コルセアーズは、参入2シーズン目で決勝進出の快挙達成です。

試合後には両チームのヘッドコーチ記者会見が行われました。


新潟アルビレックスBB
マット・ギャリソン ヘッドコーチのコメント

「カンファレンスファイナルにふさわしい、優勝決定戦のような凄く激しいゲームだったと思う。最後まで戦い抜いた選手達を誇りに思う。
我々のディフェンスの方が上回ったのではないかと思うが、オフェンスの方で少しアウトサイドのシュートが多くなってしまった。なかなかバスケット(ゴール)までアタックできなかった。リバウンド争いで横浜さんに上回れてしまったり、フリースローが入らなかったり、そういうところが我々からすると凄く痛かった。シーズン通してリングへのアタックというのは凄く意識高くできてきたが、今日は中々外のシュートに頼りがちでリングにむかえなかった。
横浜さんは本当に素晴らしいチームです。明日福岡とファイナルを戦われますけど彼らの幸運を祈ります。」


横浜ビー・コルセアーズ
レジー・ゲーリー ヘッドコーチ のコメント

Q:今日の試合について?
A:本当に素晴らしい試合だと思いました。bjリーグの高いレベルの素晴らしいゲームだったと思います。これで決勝戦に行けるということで去年よりもう一歩遠くまでいけたんですけど、歴史に残る瞬間ですし、選手たちを本当にこれ以上ないくらい誇りに思っています。
ドゥレイロン・バーンズ選手は本当に素晴らしい選手ですし、特別な選手で最後の特別なシュートでそれを見せてくれたと思います。そしてこの試合のプランを考えている時に、リバウンドが一番のカギになるとわかっていたんですけど、そのリバウンドで5本差で勝てる、オフェンスリバウンドを向こうより2本多くとれるというのは、このチームのハートを見せたと思います。

Q:最後のタイムアウトではどういう指示をだした?
A:最後のタイムアウトでは、向こうはチームファールが3つだったのでもう一つしてくるというのはわかっていたので、少し早めにアタックを初めてファールをもらってから最後のシュートを打つよう言いました。会場の誰もが誰にボールがわたるかわかっていたと思うんですけど、もちろんドゥレイロンに渡してプレーを作ってもらいました。

Q:本当にサイズがあって強いアグレッシブなディフェンスをする新潟チームを相手に、ターンオーバーが少なかったのでは?
A:我々はボールを大事にして良いシュートで毎回終われば結果はついてくると思っています。 そこで山田謙治選手が本当に重要になってくるのです。彼はスタッツに残らない「影のヒーロー」というか、今日は33分出ましたけれど、今シーズンずっと長い時間プレーしても、得点などのスタッツに残るようなことはなくても、チームをいい方向に導いてくれました。ターンオーバーが10個以下ですと、本当に良いオフェンスにつながります。

Q:一緒に戦ったブースターにコメントいただけますか?
A:今シーズンずっとサポートしてくれたように、明日も応援よろしくお願いします、と伝えたいです。
ビーコルのカラーを着て有明を歩き回って、我々は横浜のブースターは№1だと本当に思っているので、明日も有明を青に染めて、そして我々は全力でチャンピオンシップを取るために努力しますので応援をよろしくお願いします、と言いたいです。

【何人かにお願いしてコメントをいただきました。】


■ファイ・パプ・ムール選手
Q:試合の感想を
A:レギュラーシーズンもあのような競った試合だった。うちのチームは(アウトサイドのシューターが素晴らしいので)リバウンドに競り勝てば、さらに良いチームになると信じて、毎試合体を張ったプレーを続けました。

Q:リバウンド争いに参加してどうだった?
A:身長差があるから気持ちだけは負けないように考えていた。いつでも試合に出れるようにリバウンドの練習は沢山していた。

Q:福岡戦への意気込みを
A:新潟戦のようにやっていけば怖くない。過去に負けた事があるけど一番全力で頑張ったチームが優勝すると思う、自信もある。

Q:一緒に戦ったブースターにコメントいただけますか?
A:応援ありがとうございました。明日はもっと声を出してもらって一緒に40分戦いましょう。応援よろしくお願いします。


■ドゥレイロン・バーンズ選手
Q:一緒に戦ったブースターにコメントいただけますか?
A:GO!b-cor!!GO!b-cor!!GO!b-cor!!GO!b-cor!!GO!b-cor!! (笑顔で去っていきました)


■ショーン・マロイ選手
Q:一緒に戦ったブースターにコメントいただけますか?
A:もう一度足を運んでいただいて、全力で応援してください。あと1歩で目標を達成できるので今まで通りのサポートが必要なので、今日と同じくらい応援をお願いします。

選手の皆さん、関係者の皆さん、お疲れのところ取材にご協力いただきありがとうございました。
※記事は2013年5月18日(土)のものです。