ロンドン五輪セーリング競技レーザーラジアル級に出場! 土居愛実選手
by :スポーツ情報センター:なかむら
レーザーラジアル級世界選手権(兼ロンドン五輪・同級日本代表選考会。於ドイツ・ボルテンハーゲン)で決勝シリーズ・最上位グループに進んだ日本ナショナルチーム・土居愛実選手(どい・まなみ:18歳、慶応義塾大学1年生、横浜市出身、日本レーザー協会江の島フリート所属)が総合52位に入り、日本選手最上位になり、JSAFロンドン五輪代表選手選考基準により同級日本代表選手に内定しました。自身初の五輪出場です。
壮行会であいさつをする土居選手。右は日本セーリング協会 河野博文会長
平成24年6月30日、ホテルコンチネンタル横浜で行われた壮行会では五輪日本代表選考レースとなったドイツで行われた世界選手権での心境を語りました。
五輪日本代表選手選考はドイツで行われた世界選手権で日本人最上位になることが条件で、土居選手は最終日まで日本人選手トップを走っていましたが最終日前日で逆転され追い詰められていました。
「最終日前に逆転されてしまいましたが、最終日はうまく気持ちの切り替えができてレースに臨めました。五輪出場が決まってほっとしました。」と心境を語り、「この世界選手権ではいい戦いができたと思います。オリンピックでは世界の強豪選手と戦うことを楽しみにしています。オリンピックでは楽しく精一杯頑張ってきます。」と力強く意気込みを語りました。
日本セーリング協会 河野博文会長
レーザーラジアル級は選手層が厚く競争が激しいクラスで経験値がものをいう競技なのですが、土居選手がこんなに早くオリンピックに出ることになるとはと驚いています。土居選手はレースに出るたびに上達していて本当に期待が持てます。ロンドンオリンピックを経験し、次のリオでメダルを狙ってほしいですね。今日参加したジュニアのみなさんも土居選手が示す通りオリンピックは遠いものではありません。ぜひオリンピック目指して頑張ってもらいたいです。
壮行会の参加者と記念撮影
SPORTSよこはまvol.20でインタビューさせてもらった時はまだあどけなさが残る高校生でしたが、たった2年の間に2011年日本選手権優勝、2012年2月に行われた世界選手権の日本代表選考レースに勝ち、五輪に出場するまでに急成長した土居愛実選手。伸び盛りの土居選手が五輪の舞台で世界を相手にどこまでできるか、今からとても楽しみです。
※ロンドン五輪セーリング競技レーザーラジアル級
日程:7/30-8/6
会場:ウェイマス・アンド・ポートランド
2011年6月江の島沖で練習する土居選手