bjリーグ プレイオフカンファレンスセミファイナル 横浜ビー・コルセアーズvs秋田ノーザンハピネッツ(GAME 2-3)
by :横浜市スポーツ情報センター
bjリーグ プレイオフカンファレンスセミファイナル 横浜ビー・コルセアーズvs秋田ノーザンハピネッツ(GAME 2-3)
5月11日(金)横浜文化体育館
前日の第1戦、得意のディフェンスからリズムをつくり、86-74で先勝。レギュラーシーズンからの連勝を10に伸ばした横浜ビー・コルセアーズ。
11日の第2戦で勝てば、有明で開催されるカンファレンスファイナルへの進出が決定する試合、横浜を応援する観客が開場前から行列を作りますが、相手の秋田ノーザンハピネッツは、プレイオフファーストラウンドで第1戦を落としながらも、第2戦・第3戦を勝利して、横浜に乗り込んできたチーム。秋田からの応援も多く駆けつけ、この試合に挑んできます。
第2戦に賭ける秋田は、スタメンを2名入れ替えて勝負にきました。
【第2試合・試合開始です!】
横浜は得意のディフェンスからリズムを作ろうとしますが、後がない秋田は、前日の最終クォーターからの勢いそのままに、高い位置からプレッシャーをかけて、流れを自分たちに引き込もうとします。
お互い気合の入ったディフェンスで一進一退の攻防のまま、前半最後にフリースローを決められ35-36と、秋田の1点リードで前半終了。
主導権を握りたい第3クォーター、連続3点シュートなどでリードを奪った横浜ですが、ここから秋田の猛反撃。8連続得点で一気にリードを広げられます。
このクォーター、横浜も4本の3点シュートなどで粘りますが、逆に秋田に6本の3点シュートを決められ、54-64と10点差をつけられてしまいました。
結局、秋田の気迫のこもったディフェンスに、この点差を詰めることができず、69-82で敗れてしまいました。
1勝1敗となった横浜と秋田の熱戦は、プレイオフ最終決定戦特別ルールに従い、20分のインターバルをおいて行われる前・後半各5分の第3戦で決着をつけることとなりました。
これが本当の今シーズン最後のホームゲーム。
10分間だけの最終決戦。
勝てば有明、負ければここでシーズンが終わる。
この20分で、気持ちを切り替えて第3戦に挑めるのか。
…ビーコル勝てるかな?
…ここまで来たんだから勝ってほしい!
…いや、勝つに決まってる!!
…有明でもビーコルを見たい!!!
…このチームを、このパフォーマンスチームをもっと観たい!!!!
Go! Go! B-COR!!!!!
横浜文化体育館の多くのビーコルブースターの思いが大声援となり、熱気に包まれた中、第3戦が始まりました。
前半5分は、シーズンMVP男#24ジャスティン・バーレル選手が全得点をあげる大活躍。秋田に一度もリードされることなく7-5で折り返しました。
前半終了して両チームの選手がベンチに戻る際、ジャスティン・バーレル選手がスタンドを煽ります。“もっともっとチームにパワーを”というように…。
もちろん2,000人を超えるブースターはそれに応えます。
さらにボルテージの高まる大声援が一つにまとまり、チームを後押ししていくなかで、後半開始です。
後半最初の得点もフリースローを2本決めた、#24ジャスティン・バーレル選手。
その後、突き放そうとする横浜と追いかける秋田の攻防はさらにヒートアップしますが、残り2分19秒のところで、#24ジャスティン・バーレル選手が、相手にファウルを受けながらも得点を決めてバスケットカウント。フリースローも決めて、15-9。この試合最大の6点差と引き離しました。
しかし、簡単に引き下がらない秋田は、ここで3点シュートを決めて、再び3点差に。
そしてここから、この最終盤にも関わらず、秋田も横浜もお互い最高のディフェンスで相手に得点を許さない時間が続きます。
残り18秒のところで、秋田がファウルゲーム。#13山田謙治選手がフリースローを1本決めて、16-12。
いよいよ、有明が見えてきた…というところで、秋田#0スワンストン選手が信じられないような体勢から放ったシュートがゴールに吸い込まれ、16-15。再び1点差。
ここで、ボールを持った#2ドゥレイロン・バーンズ選手に対して、秋田がファウル。
残り8秒のところで、しっかりフリースローを決め、18-15と3点差に。
追いつくために3点をとるしかない秋田が最後に放った3点シュートはリングに弾かれ、リバウンドを#1チェイス・マクファーランド選手ががっちり掴み取ります。
そしてそのままタイムアップ。
18-15で横浜ビー・コルセアーズが勝利。
コート上では、#3蒲谷正之キャプテンが雄叫びを上げながらガッツポーズ。
ベンチもスタンドも、もちろん大絶叫。応援に駆け付けていた林文子横浜市長も廣田和生代表とがっちり握手。
そして横浜を追いかけてきたプレスも総立ちで拍手を送りながら、ハマスポオフィシャルライターであり、横浜ビー・コルセアーズの広報であるあんどうたかおさんと抱き合って喜んでいます。
2011-12シーズンからbjリーグに新規参入した横浜ビー・コルセアーズ。
5月19日、有明コロシアムで行われるカンファレンスファイナルへの道を勝ち取りました!
試合後のビー・コル記者会見
レジー・ゲーリーヘッドコーチ
…今日は特別な日です。チーム設立初年度でここまで来れたチームを誇りに思います。
第3戦の始まる前には、仲間を信頼しながら、楽しみ、自分たちのバスケをしようと話しました。
第2戦の敗戦の後、短時間で気持ちを切り替えて第3戦に素晴らしいパフォーマンスをみせてくれた選手たちを誇りに思います。
#1 チェイス・マクファーランド選手
…秋田がものすごい戦いぶりをみせてくるということは分かっていたので、その準備はしていたのですが、出だしからビーコルは押され気味になってしまいました。それでも、切り替えて第3戦を戦い、勝つことが出来たのはうれしいことです。
#13 山田謙治選手
第2戦、相手がアグレッシブに来るとわかっていたのに、ポイントガードの自分もミスが重なってしまい、相手のペースにはまってしまいました。
それでも第3戦目、ベンチにいる選手も含め、みんなが集中して勝ちに行けたのが、有明につながりました
有明に向けて、修正するべきところはたくさんあるし、一つのミスで点差が広がるような大事な試合になるから、基本であるボールを大事にするということをあらためてしっかり調整していきたい。
夜遅い時間だったにもかかわらず、会場を見回したとき本当に多くの人が集まってくれていて、その中でプレイできることが幸せでした。本当に素晴らしい応援でした。
#3 キャプテン蒲谷正之選手
…第2戦、秋田の強いバスケットを見せつけられてしまいました。それでも第2戦目最後まであきらめることなく戦い続けたことが、第3試合につながったと思います。
第3戦は、自分たちの本来のバスケットボールができたんじゃないかなと思います。チーム全体の「勝ちたい」という気持ちが結果につながりました。
#24ジャスティン・バーレル選手
…今シーズン一番、タフな試合でした。
シュートに行く際も、リバウンドの際も、相手選手の腕が絡んできて、1つの1つのプレイが大変でした。
それでも、あの悪い流れから切り返すことができたので、チームのみんなを誇りに思っています。
いよいよ5月19日(土)・20日(日)、有明コロシアムでの決戦です!
bjリーグ全19チームのうち、4チームしか進むことが出来ないファイナルズに、横浜ビー・コルセアーズは勝ち進むことができました!
そして、カンファレンスファイナルの対戦相手は、2011年10月8日(土)・9日(日)、オープニングゲームで戦った、イースタン・カンファレンス1位の浜松・東三河フェニックスです。
今シーズン横浜に誕生したチームが、シーズン最後の闘いを有明で迎えます。
山田謙治選手が言っていました…「応援が力になった」と。
横浜ビー・コルセアーズ出航初年度。最後の戦いにぜひ応援に駆け付けましょう。
みんなの応援を力に。
【イースタン・カンファレンス ファイナル】
5月19日(土)14:10〜
vs 浜松・東三河フェニックス
【bjリーグ3位決定戦】
5月20日(日)13:10〜
【bjリーグファイナル】
5月20日(日)17:10〜ファイナル
※19日の試合、浜松・東三河に勝利した場合はファイナルに進み、敗れた場合は3位決定戦に進みます。
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