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    イベントレポート

SPORTSよこはまVOL.23特別編 平成22年度スポーツ奨励賞受賞者 三橋英夫氏スペシャルインタビュー

by :スポーツ情報センター

 三橋英夫氏は、平成22年8月、カナダ・モントリオールで開催された第12回世界マスターズ柔道大会にて優勝(65〜69才−81kg級)、同年9月、新潟県長岡市で開催された第7回日本マスターズ柔道大会兼第1回アジアグランドマスターズオープン柔道大会においても優勝(65〜69才−81kg級)というすばらしい成績をあげられました。

 これらの功績により、平成22年度横浜スポーツ表彰スポーツ奨励賞が贈られました。
 今回の受賞に際し、三橋氏にこれまでのスポーツ人生でのモットーや横浜市民へ向けたメッセージなどを伺いました。

横浜市体育協会会長より 賞状授与 林市長より盾を贈呈
平成23年1月21日新春横浜スポーツ人の集い内「平成22年度横浜スポーツ表彰」受賞式にて

今回の表彰への率直な感想をお聞かせください。

 今まで、柔道関係団体からの表彰は何度か受賞したことがありますが、今回のように横浜市のスポーツ振興全体を考える横浜市体育協会からの表彰は初めてでしたので、とてもうれしく思います。

今までのスポーツ人生を振り返ってみて、うれしかったこと、つらかったことなどをお聞かせください。

 世界マスターズ柔道大会には7年前に初めて挑戦し、今回が4回目でした。過去3回のうち、2回は準優勝、1回は一回戦での負傷負けと悔しい思いをしてきました。今回「金メダル」を手にすることができたことが、今までのスポーツ人生で一番うれしかったことです。
 つらかったことは、若い頃、濡れ雑巾のように毎日投げられていたことでしょうか。しかし、今となっては、それが私の柔道の基礎となり、今回の世界マスターズ大会優勝につながったのだと思います。諸先生、先輩方には大変感謝しています。

スポーツを続けていく上でモットーとしていることは何ですか?

 モットーとしては、「力必達(…“努むれば必ず達す”と読みます)」。努力は嘘をつかないということです。努力すれば必ず優勝するとは限りませんが、優勝者は必ず人一倍努力をしていることは間違いありません。
 「昨日の我に今日は勝つ」。日々努力を続けることが大事だと思います。

マスターズ大会の雰囲気はどうでしたか?

 最初に出場したときは、外国人選手がどのような柔道をするのか、どんな技を仕掛けてくるのか、試合に行く前から気になり、大変緊張しました。
 最近は、上位に出てくる選手の顔ぶれが分かってきたので、気分的には大分楽になりましたが、やはり試合前は、若いときと同じように、心臓が高鳴り、気分が高揚します。
 しかし試合が終われば体と体をぶつけ合った柔道仲間ですので、柔道談義に花を咲かせます。
 今回はモントリオールでしたが、毎年試合後に開催地周辺の柔道場を訪問して「形」を披露したり、「技」の指導をしたりして、世界の柔道家たちとの交換会を楽しみにしています。
 もちろん、観光も楽しみの一つですが。

横浜市民に向けて、スポーツを続けていくアドバイスをお願いします。

 柔道を続けて50年。私がここまでこれたのは、大きな怪我をしなかったこと、そして柔道には段位制があり、初段になれば二段を目指すというように、次の目標をしっかり持って、そのために努力してきたことでしょうか。また、苦しいときは、気心の合う親しい仲間に助けられました。

どんなスポーツでも、
・健康に留意すること
・怪我をしないような練習をすること
・手の届く目標に向かって一生懸命努力すること
・楽しい仲間を見つけること
 がスポーツを長く続ける秘訣だと私は思っています。

 横浜スポーツ情報誌「SPORTSよこはま」2011年2月号・VOL.23 掲載記事はこちら
 横浜スポーツ情報誌「SPORTSよこはま」バックナンバーはこちら

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