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    イベントレポート

2009春・慶應ナインのセンバツ【1】 第81回選抜高校野球大会の神奈川代表は慶應高校に決定!

by :千葉 陽子

2年連続8回目の選抜が決定した慶應高校野球部

1本の電話から、慶應ナインの春は始まった

 1月23日。この日、第81回選抜高校野球大会の出場32校が決定した。神奈川は慶應高校野球部が昨年11月に秋季関東大会で優勝し、選抜出場が確実視されていた。大阪市毎日新聞社本社で行われた選考委員会が出場校を選出。午後3時半頃、大野義夫校長の下に吉報を告げる連絡が入った。正式決定を受け、受話器を置いた大野校長は安堵した笑顔で、「甲子園で記憶に残る素晴らしい試合を見せてほしい」と願いを込めた。

待ち望んだ知らせが大野校長の下に届く

 連絡を待機していた選手たちは大野校長から正式決定を伝えられて、引き締まった表情を見せた。チームは1月7日の鵠沼海岸での練習始めから始動。エースの白村明弘投手(2年)は、「高校野球の選手として、あと半年になりました。後悔しないように気持ちを引き締めて、自分に厳しくしていこうと海を前に誓いました」と力強く話した。現在選手たちは冬の厳しいトレーニングに臨み、日々切磋琢磨している。

 

大野校長から選抜出場決定が伝えられる

喜びあふれる選手たち

 慶應は昨年春の選抜、夏の大会に続き3季連続の甲子園出場になる。秋からの新チームのメンバーは、県秋季大会に始まり明治神宮野球大会で日本一に輝いた日まで、公式戦無敗の躍進を続けている。指揮官の上田誠監督は、「秋は勢いに乗って優勝しましたが、私たち自身は日本一のチームだと思っていません。冬の期間は特に守備と体力作りを基本に取り組みます。地道な努力が春の甲子園で花咲けばいいと思います」と真っすぐに前を見つめた。

 上田監督と共にチームを支える七條義夫部長は、「部一丸となっての選抜出場です。大学生コーチたちが、自分の大事な時間をすべて部に捧げて頑張ってくれました。ベンチ入りできないメンバーも、サポートとして部を盛り立ててくれました」と、「縁の下の力持ち」の存在を明かした。このチームワークこそ、慶應の強さなのだ。

「地に足をつけて、一戦一戦大事に戦っていきたい」。決意を新たに、上田監督〔左〕と七條部長〔右〕

 この日決定した選抜出場32校の中には、早稲田実業(東京)の名前が。長い選抜史上で、慶應と早実の同時出場は初めてのこと。球史に名勝負を刻んできた早慶戦の新たな1ページの誕生に周囲の期待は高まるが、植田忠尚主将(2年)は、「相手が何処とかではなく、自分たちの野球ができれば勝てると思うので、自分たち自身を意識して戦いたい」ときっぱりと宣言した。

 昨春の選抜で初戦敗退した先輩の背中を見つめてきた選手たちは、その悔しさを忘れていない。「初戦突破を忘れずに頑張っていきたい」と誓った白村投手。西条(愛媛)の秋山拓巳投手や、清峰(長崎)の今村猛投手など、全国の好投手との対決を楽しみにしている。その白村投手自身、名実ともに全国屈指の存在だ。「一歩だけ近づけた」という最大の目標である世代最強を証明するために、いよいよ甲子園のマウンドに臨む。

「このモチベーションを維持して甲子園に行きたい」。植田主将〔左〕と白村投手〔右〕

憧れの聖地へ近づき、選手たちの笑顔が輝く

 3月21日に開幕する選抜まであと2ヵ月を切った。「100人近い部員にたくさんチャンスを与えて、18人のベンチ入りメンバーを選びたい」と上田監督。選手たちは一学生として、「甲子園より大きなヤマ」(上田監督)という、2月の学年末試験も乗り越えなければならない。長い冬を越えて、待っているのは夢の舞台。慶應高校野球部にとって最高の春へ向かって、チームは進んでいる。

最高の春へ向かって!!

 

☆記者の感想☆

遂に選抜発表の日が訪れました。寒い冬の中、一筋の春の光が差したような晴れやかな空気が慶應ナインを包みました。以前上田監督は、「これからの人生の励みになるような大きなエネルギーを甲子園にもらった」と話されました。プレッシャーを力に変えて、日々努力している選手たちの姿を少しでもお伝えするために、私も頑張ります。そして3月26日には県高校野球春季大会地区予選がいよいよ始まります。高校野球の季節はもうすぐ。選手たちのひたむきな姿に感動をもらう日々が訪れようとしています。

※写真の転載は固くお断りします

 
 
                           
 
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