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    イベントレポート

高浜卓也

by :hiro

10月の高校生ドラフトに続き、11月19日、社会人・大学生ドラフトも終わりました。

社会人ドラフトでの自由獲得枠制度がなくなった今回、高校生ドラフトでは、5球団競合の佐藤投手・4球団競合の中田選手、社会人・大学生では6球団競合の大場投手・5球団競合の長谷部投手が圧倒的な目玉でした。

そんな中、高校生ドラフト1巡目指名で阪神への入団が決定したのが、地元・横浜高校の高浜卓也選手。
今夏大会は、県大会準決勝で敗れ、甲子園出場を逃してしまいましたが、それでも評価が下がることなかった選手です。

高浜選手の魅力は、シュアなバッティングセンスはもちろんですが、それ以上に遊撃手としてピカ一の守備センス。
抜群の肩の強さと、守備範囲の広さ…、高校生内野手の守備センスとしては、中学時代に市立尼崎高校の池山隆寛選手を観て以来のインパクトを感じました。

…あ、これは、ボクの主観ですからあしからず(笑)。

高浜選手を初めて観たのは、高校1年の秋季大会でした。

選抜大会、長崎清峰高校との決勝での大活躍など、2年時の春夏甲子園での活躍に関しては、いまさらここで書く必要もないと思いますが、プロに行って活躍してほしいと感じさせられる選手でした。

そんな高浜選手にとって、高校最後の甲子園は、高校3年の春、特待生問題で出場辞退ながら、前年度優勝校として、主将として一人優勝旗返還をした開会式でした。
「甲子園にはいい思い出しかない」と、阪神からのドラフト指名を受けた際、高浜選手は言ってましたが、試合で敗れる以上につらい…試合をすることすら許されなかった状態で終わってしまった高校最後の甲子園。
高浜選手のプレーを見たいという甲子園球場に導かれての阪神入団…なんて言ったら、ドラマの見過ぎなのでしょうか(笑)。

FAで新井選手の入団も決定し、阪神の内野の牙城を崩すのは容易ではないと思いますが、鳥谷選手をコンバートさせるくらいの選手だと思います。プロとして、甲子園球場を駆け回る活躍を見せてほしいものです。