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    イベントレポート

学生最後の試合を笑顔で終える

by :山田博子

ラグビー日本選手権は2月11日、秩父宮ラグビー場で準々決勝が行われた。全国大学選手権王者の関東学院大学は14−53でヤマハ発動機に敗れた。関東学院大学は前半、2トライを挙げ14−12で折り返したが、後半は7トライを奪われ逆転負けを喫した。

「力尽きた。残念でした。でも、トップリーグに初挑戦出来たので、イイスタートになりました」と春口監督。大敗はしたものの、前半守りきった満足感で一杯の様子だ。
学生としては、一番長いシーズンで終えた関東学院大学。学生の代表として社会人にどれだけ通用するかを試した試合でもあった。ノーサイドを伝える笛のあと、グラウンドには選手達が集まり円陣を組む。主将の吉田が仲間に声を掛ける。試合後の選手達は、悔しさの涙よりも達成感の笑顔で溢れていた。

4年生達は、今日を以って大学ラグビーを卒業する。このメンバーで楕円球を追いかけることは二度とない。「寂しいけれど、このメンバーに出会え、一緒にラグビーを出来て本当に良かった。一生の思い出です」と主将の吉田。卒業後の進路は豊田自動織機に就職する。今後の目標は「兄(ホンダ)との兄弟対決」と「自分の力で豊田自動織機を一部に昇格させること」である。豊田自動織機はまだ二部のチームで成長はこれからである。

「今までの主将はエリートだった。でも、吉田は違かった。今まで、沢山の選手を見てきたけれど、今の代が一番まとまっていた。これも吉田のお陰だと思う。この代はスター選手はいらなかった。雑草は這い上がっての雑草」と内藤理事長。吉田が主将になったきっかけは、昨年の大学選手権決勝戦でのこと。早稲田大学の矢富のタックルを全身で止めた姿を見て、春口監督は吉田を主将にすることを決意。身長わずか164㎝の小さな主将の存在は大きかったに違いない。「関東学院に進学したのは日本一になるため。主将としての一年間は、チームを引っ張って来て正直大変だった。全部をまとめるのもしんどかったけれど、その分こんなにイイ仲間に出会えた。ラストイヤーを日本一で終われて本当に良かった。関東学院に来て本当に良かった。後輩達に今、一番伝えたいことは諦めず、また日本一になってほしいと言うことだけ」と吉田は学生生活を笑顔で振り返る。

来る3月23日、4年生はスカイブルーのユニフォームに最後に袖を通し、学び舎を卒業する。

 
 
                           
 
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