ハマスポ

 
横浜市風景シルエット
 
       
 

ハマスポロゴハマスポ

横浜市風景シルエット
 
注目ワード
 
    イベントレポート

慶應義塾高等学校の第105回全国高等学校野球選手権記念大会優勝セレモニー

慶應義塾高等学校(横浜市港北区)の野球部が、第105回全国高等学校野球選手権記念大会において、大正5年(1916年)以来、107年ぶりの優勝を遂げました。

9月1日市役所アトリウムにて、慶應義塾高等学校野球部の選手たちと多くの市民が優勝のお祝いをしました。事前応募の300人の観覧席は満席、周囲も含め約500人の市民が祝福しました。

山中竹春市長
横浜市内の高校として、横浜高校以来25年ぶりの夏の甲子園優勝を飾られ、日本中を盛り上げてくれた慶應高校野球部のみなさんをお祝いします。選手一人ひとりの考えを尊重され、監督、コーチが後押しされています。高校野球が明るいもの、楽しいものと観客にも視聴者にも伝わり、日本中を熱気の渦に巻き込みました。ピンチのときにマウンドに集まり、青空を見上げたシーンがありましたが、「エンジョイベースボール」を感じられて印象的でした。日本中を元気づけてくれ勇気と感動を与えてくれたみなさんに感謝します。これからも高校野球界を熱く盛り上げてください!

森林貴彦監督
この夏、甲子園を観て楽しんでいただけましたでしょうか。みなさま以上に私たちも思いっきり楽しんできました。「いい顔をして野球をやろう」とチームでは言ってきています。ピンチの場面でも緊張する場面でも野球ができていることを大いに感謝しながら楽しんでいい顔をしてプレーしようと。選手達は想像以上にいい顔をして最初から最後まで野球をしてくれました。その選手たちの頑張りに結果がついてきた気がします。ただ、選手たちやスタッフ我々が成し遂げたことではなく、応援してくれたみなさまの応援が甲子園のグラウンドに降り注いで実力以上のものが出せたと感じています。みなさまには感謝、感謝です。おめでとう、ありがとうという言葉をよくかけられましたが、今日はみなさまにこの言葉をそのままお返ししたいです。応援ありがとうございました。横浜市民の皆様おめでとうございました。

大村昊澄主将
2年半、きついことしんどいこと何のために野球をやっているんだろうと思うこともありました。悩んだりつらいことがたくさんあったんですけど、いろんな人が応援してくださって「がんばれ」「期待してるよ」と声をかけてくださったので、ここまでやりきることができました。僕たちは、応援されるチームになろうと最初に掲げました。野球だけじゃなくて人間性だったり、学校生活だったり、人としてあるべき姿をとことん突き詰めて、人としてチームを応援したいな、選手を応援したいなと思ってもらおうとそこにこだわってやってきました。それに加えて、野球では笑顔を絶やさずに高校野球ってものは本当に楽しんだぞ、素晴らしいものなんだぞと自分たちのプレーとか表情とか言葉で表現できたらいいなと思ってずっと戦ってきました。こうしてたくさんの人が応援してくださって、目標でもあった応援されるチームに近づいたんじゃないかと思っています。戦いを振り返ると苦しい場面もいっぱいもありましたが、その何倍も何倍も甲子園という舞台は本当に楽しくてこんなに幸せな高校球児はどこを探してもいないんじゃないかと胸を張っていえるくらい僕たち選手一同は甲子園という舞台を楽しみ、幸せをかみしめてプレーすることができました。毎試合満員のアルプススタンドと温かい応援メッセージをいただいて、その応援があったから日本一という結果を成し遂げることができました。本当にありがとうございました。

 
山中市長と森林監督(右)     瀬野間横浜市会議長と大村主将(右)

■慶應メンバーへの質問タイム■

「優勝に向けての最大の難関はなんでしたか?」
〈大村主将〉大会がはじまってから毎日が楽しくて、きついと思うことはなかったです。その前の練習とか、文武両道を掲げているので勉強とか、大会に入る前の期間のほうがしんどい。監督に試合は結果発表。練習一日一日を試験のように頑張りなさいといっていただいていた。その練習一日一日を頑張ってきた結果かなと思っています。

「小学生の息子がみなさんのように野球も勉強も頑張りたいといっています。みなさんはどのように両立していますか?」
〈小宅選手〉勉強が苦手なので、両立はできていないと思っていますが、できるだけ隙間時間で勉強をやっています。時間を無駄にしないということで文武両道ができるかなと思います。

「森林監督にいわれて一番うれしかったことは?また監督の意外な一面は?」
〈安達選手〉 唯一無二の存在といわれてうれしかったです。見てのとおり堂々としてらっしゃるんですけど、意外と試合前は緊張して赤松さん(野球部部長)のお茶を飲んだり、スターティングラインアップの紙をぐちゃぐちゃにしたりなど奇行に及んでいます。

「甲子園の前後で変わったことはありますか?」
〈延末選手〉いろいろな人から「おめでとう」と言われ、僕のことを好きになってくれる人が増えたと思います。

「これからどんなチームを作っていきたいですか?」
〈加藤新キャプテン〉新チームが始まって、まだ去年のチームのように強くないですが、自分達らしくコツコツ頑張って来年の夏には先輩達を超えられるような、もっと日本中を盛り上げられるようなチームになります!

質問タイムでは観覧者が回答者を「延末選手!」と声をかけて指名するなど、笑顔の絶えない会場となりました。今後も慶應高校野球部と高校野球を応援していきたい気持ちの高まる優勝セレモニーでした。

エンジョイベースボールを象徴する3本指ポーズ