横浜ビー・コルセアーズ B1残留決定
平成29年5月28日(日)国立代々木競技場・第一体育館において、横浜ビー・コルセアーズVS広島ドラゴンフライズの「入替戦 2016-17」が開催されました。
※1部リーグのB1リーグと2部リーグのB2の入替戦。この試合に勝てば残留。負ければ下位リーグのB2。
Bリーグ(ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボール・リーグ)初年度のラストゲームでもあり、多くの観客が開場前から列になっていました。
(来場者数:5,014人)
両チームの選手・ブースター(ファン)は、「横浜ビー・コルセアーズ:B1残留」、「広島ドラゴンフライズ:B1昇格」気持ちの入った、試合展開となりました。
試合開始前は、両チームのチアリーダーが会場をあたため、選手が大歓声とともにコートに上がってきました。
選手が円陣を組むと、会場の空気が一気にヒートアップし、決勝戦ではないかと思うような雰囲気でした。
試合は、#42ジェイソン・ウォッシュバーン選手(以下、ウォッシュバーン選手)が先制点を上げ、第1Qは19-8で終了しました。圧勝かと思われましたが、勢いにのせると怖いチームと#13山田謙治選手(以下、山田選手)が後の記者会見でも答えていたように、力のある広島が、第2Qを11-18と広島の得点が上回り、計30-26と4点差まで詰められて、前半を折り返しました。
第3Qは、#42ウォッシュバーン選手や#25竹田謙選手(以下、竹田選手)を中心に、次々と得点を決め、25-13とさらに点差を広げました。
第4Qでは、19-14という結果で、一度も広島にリードされずに、74-53で横浜が勝利して、残留が決定しました。
試合終了後は、ブースターと共に喜び、笑顔でハイタッチしてB1残留に歓喜し、この試合、最多得点の#42ウォッシュバーン選手(27得点)は、最後までブースターと喜びを分かち合っているようでした。
昨年9月22日に、Bリーグが始まりました。
ビーコルの初戦は、9月24日(土)VSサンロッカーズ渋谷戦でした。この日から60試合、残留をかけ5試合、計65試合を闘い抜き、最後の最後にビーコルは、笑顔で終わることができました。
そして、Bリーグ元年「2016-17シーズン」の全試合の幕が閉じました。
【試合後の記者会見のヘッドコーチ・選手のコメント】
尺野ヘッドコーチ
今は、本当にホッとしている。広島は、昨年までNBLで戦っている力のあるチーム。自分たちが、気を抜いてしまうと、難しいゲームになるということをミーティングで話しをした。どうしたら良いか、どこに横浜の強みがあるのかを確認して、この1週間、練習に取組んできた。コートに立った全員がいいプレーをして、しっかり勝ちきることができ、結果につながった。
#13 山田選手
出だしから良いリズムで、ジェイソンがアドバンテージをとった。そこが起点となり、試合を展開できたことが一番良かった。一人一人が、勝たなければならないことを意識していたので、その結果がこのような試合につながった。
#25 武田選手
ホッとした。最後のこの1か月、プレーオフが決まってからは、さまざまな方から「頼むよ」といわれ、期待されていた。期待に応えることができて、よかった。最後まで、応援していただいたみなさんに、良い結果で恩返しができてよかった。
#42 ウォッシュバーン選手
入替戦ということで、感情のこもった試合になった。僕たちが、自分たちでミスをせず、広島にアドバンテージを取らせず、インサイトで得点を重ね、イージーショットを決め、それが僕の中でも得点につながった。
僕はケガで離脱していた時期、#4ジェフリー・パーマー選手や、#10ファイ パプ月瑠選手が40分間もコートに立つことになり、チームに迷惑をかけている事を自覚して、それをモチベーションに変え、日々リハビリしていた。今日は100%ではないにしても、自分自身良いパフォーマンスができて良かった。
今シーズンの横浜ビー・コルセアーズは、16勝44敗・中地区6位という結果で幕を閉じました。
来シーズン(2017-18シーズン)は、今シーズンの入替戦となってしまった悔しさと、残留した喜びを忘れず、どんな荒波にも立ち向かえる、強いチームへと成長することを期待しています。
観戦にいったことがない方も、バスケを知らない方も、悔しさを知るチームだからこそ、面白い試合を観ることができるはずです。
また、会場の熱気や躍動感あふれる選手たちのプレー、そしてB-ROSEをはじめとしたさまざまなパフォーマンスを観に足を運びませんか?
応援を「するスポーツ」楽しいですよ。
2017-18シーズンも、B1での闘いです。共に、闘いましょう。Go!B-cor!!