ハマスポ

 
横浜市風景シルエット
 
       
 

ハマスポロゴハマスポ

横浜市風景シルエット
 
注目ワード
 

SPORTSよこはまVol.32:スポーツ医科学センター

スポーツ医科学センター スポーツを趣味にするということ
積極的にスポーツを日常に取り入れよう
[しっかり治そう! 膝の靱帯損傷]

横浜市スポーツ医科学センター 整形外科診療科長●
清水 邦明(前サッカー日本代表チームドクター)

前十字靱帯 膝の靱帯損傷はスポーツ活動、特に部活動や地域のクラブで多くの方が参加するさまざまな球技において、足首の捻挫や下肢の肉離れとともに最も多いケガのひとつです。今回は膝内側の靱帯損傷とともに頻度が高く、より重篤でしっかりした診断・治療が必要な「前十字靱帯損傷」について解説します。

前十字靱帯による症状

 前十字靭帯は、膝の関節の中にある2本の太い靱帯のうちの1本で、スポーツ活動に耐え得る膝関節の安定性を確保する上でなくてはならない大事な靱帯です。バスケットボールやバレーボール、ハンドボールなどでのジャンプの着地、あるいはサッカーやバスケット、ラクロスなどでのストップや方向転換動作の際に「膝が内側に入ってずれるような感じがした」「バキっと音がした」というのが典型的な受傷パターンです。球技以外にも体操競技の着地やスキーの転倒の際に痛める場合もあります。ほとんどの場合、強い痛みのためにプレー継続は困難となり、また受傷後早期は歩行自体もままならなくなる場合が少なくありません。レントゲン写真で骨に異常が出ないこと、受傷直後は痛みで力が入り不安定性の検出が困難な場合があることなどから、一般の整形外科や接骨院などでは「膝の捻挫でしばらく安静/休養を」というぐらいの指示にとどまってしまう場合も少なくありません。しかし専門的な知識がなくても前十字靭帯損傷を疑うことは難しくありません。前述のように「自分で捻って」「歩行困難」、さらに「時間とともに膝が腫れてきた」という場合には前十字靭帯が損傷されている可能性が高くなります。

受傷後の対応

 関節内にある前十字靭帯は、骨や筋肉あるいは他の関節外靱帯と異なり、治癒力(自然に治る力)が乏しく、ギプスで固めたり安静をとったりしても再生・癒合して強度を回復することはまれです。すなわち一度損傷して膝の安定性を失うと、時間が経過しても安定性は戻りません。前十字靭帯の働きを失った膝でも日常生活やジョギング程度の活動では支障が出ることは少ないですが、ジャンプやストップ、方向転換を伴うスポーツを支障なく継続することは、スポーツレベルにかかわらず困難となります。初回受傷後痛みがとれてスポーツに戻っても、スポーツの継続とともに遅かれ早かれまた膝崩れを生じてしまう(繰り返してしまう)という場合がほとんどです。そして仮に時々起る膝崩れを本人が我慢できたとしても、膝崩れを起こすたびに関節内の軟骨・半月板などが二次的にダメージを受け、膝崩れを放置すると将来的に関節のすり減りや変形が進行してしまいます。
 以上のようなことから、前十字靭帯を損傷した後にもスポーツの継続・再開を希望する場合は、手術をして靱帯の安定性を取り戻すということが必要になります。手術は、(損傷した前十字靭帯の縫合による治癒は期待できないので)膝周囲の腱の一部を採ってきて関節の中に靱帯を作り直す(=再建術)というものですが、近年手術は安定した結果が期待できる治療となっており、適切な手術としっかりとしたリハビリを行なえば90%以上の人がほぼ受傷前のレベルでスポーツに復帰できるようになりました。
 ただし、もともと前十字靭帯を損傷する人の多くは、骨格や体のバランス、動作のクセなどに靱帯を損傷しやすい素因を持っていると考えられ、仮に手術で安定性が再獲得されても、危険な素因を改善させないと再度損傷してしまう、あるいは対側の膝の靱帯も損傷してしまうという危険性があります。このため手術後にはバランスや動作を修正・習得するためのリハビリが非常に重要になります。

スポーツクリニック

 横浜市スポーツ医科学センターでは、膝専門医が診断した上で必要な場合には(関連医療機関で)痛み・出血等を出来るだけ少なくする低侵襲な手術を行い、リハビリ部門で競技復帰と再発予防に向けて徹底したリハビリ指導を行なっています。当センターで前十字靭帯損傷の治療を受けた方のスポーツ復帰率はほぼ100%であり、また他の施設に比べて復帰までの期間が短いという特徴があります。「スポーツ活動中に膝を捻って歩行困難になったら」迷わず医科学センターにいらして下さい。まずはお電話を!! TEL.045-477-5050

 
診察をしている清水先生

スポーツ医科学センター スポーツを趣味にするということ
積極的にスポーツを日常に取り入れよう
[しっかり治そう! 膝の靱帯損傷]

横浜市スポーツ医科学センター 整形外科診療科長●
清水 邦明(前サッカー日本代表チームドクター)

前十字靱帯 膝の靱帯損傷はスポーツ活動、特に部活動や地域のクラブで多くの方が参加するさまざまな球技において、足首の捻挫や下肢の肉離れとともに最も多いケガのひとつです。今回は膝内側の靱帯損傷とともに頻度が高く、より重篤でしっかりした診断・治療が必要な「前十字靱帯損傷」について解説します。

前十字靱帯による症状

 前十字靭帯は、膝の関節の中にある2本の太い靱帯のうちの1本で、スポーツ活動に耐え得る膝関節の安定性を確保する上でなくてはならない大事な靱帯です。バスケットボールやバレーボール、ハンドボールなどでのジャンプの着地、あるいはサッカーやバスケット、ラクロスなどでのストップや方向転換動作の際に「膝が内側に入ってずれるような感じがした」「バキっと音がした」というのが典型的な受傷パターンです。球技以外にも体操競技の着地やスキーの転倒の際に痛める場合もあります。ほとんどの場合、強い痛みのためにプレー継続は困難となり、また受傷後早期は歩行自体もままならなくなる場合が少なくありません。レントゲン写真で骨に異常が出ないこと、受傷直後は痛みで力が入り不安定性の検出が困難な場合があることなどから、一般の整形外科や接骨院などでは「膝の捻挫でしばらく安静/休養を」というぐらいの指示にとどまってしまう場合も少なくありません。しかし専門的な知識がなくても前十字靭帯損傷を疑うことは難しくありません。前述のように「自分で捻って」「歩行困難」、さらに「時間とともに膝が腫れてきた」という場合には前十字靭帯が損傷されている可能性が高くなります。

受傷後の対応

 関節内にある前十字靭帯は、骨や筋肉あるいは他の関節外靱帯と異なり、治癒力(自然に治る力)が乏しく、ギプスで固めたり安静をとったりしても再生・癒合して強度を回復することはまれです。すなわち一度損傷して膝の安定性を失うと、時間が経過しても安定性は戻りません。前十字靭帯の働きを失った膝でも日常生活やジョギング程度の活動では支障が出ることは少ないですが、ジャンプやストップ、方向転換を伴うスポーツを支障なく継続することは、スポーツレベルにかかわらず困難となります。初回受傷後痛みがとれてスポーツに戻っても、スポーツの継続とともに遅かれ早かれまた膝崩れを生じてしまう(繰り返してしまう)という場合がほとんどです。そして仮に時々起る膝崩れを本人が我慢できたとしても、膝崩れを起こすたびに関節内の軟骨・半月板などが二次的にダメージを受け、膝崩れを放置すると将来的に関節のすり減りや変形が進行してしまいます。
 以上のようなことから、前十字靭帯を損傷した後にもスポーツの継続・再開を希望する場合は、手術をして靱帯の安定性を取り戻すということが必要になります。手術は、(損傷した前十字靭帯の縫合による治癒は期待できないので)膝周囲の腱の一部を採ってきて関節の中に靱帯を作り直す(=再建術)というものですが、近年手術は安定した結果が期待できる治療となっており、適切な手術としっかりとしたリハビリを行なえば90%以上の人がほぼ受傷前のレベルでスポーツに復帰できるようになりました。
 ただし、もともと前十字靭帯を損傷する人の多くは、骨格や体のバランス、動作のクセなどに靱帯を損傷しやすい素因を持っていると考えられ、仮に手術で安定性が再獲得されても、危険な素因を改善させないと再度損傷してしまう、あるいは対側の膝の靱帯も損傷してしまうという危険性があります。このため手術後にはバランスや動作を修正・習得するためのリハビリが非常に重要になります。

スポーツクリニック

 横浜市スポーツ医科学センターでは、膝専門医が診断した上で必要な場合には(関連医療機関で)痛み・出血等を出来るだけ少なくする低侵襲な手術を行い、リハビリ部門で競技復帰と再発予防に向けて徹底したリハビリ指導を行なっています。当センターで前十字靭帯損傷の治療を受けた方のスポーツ復帰率はほぼ100%であり、また他の施設に比べて復帰までの期間が短いという特徴があります。「スポーツ活動中に膝を捻って歩行困難になったら」迷わず医科学センターにいらして下さい。まずはお電話を!! TEL.045-477-5050

 
診察をしている清水先生

                           
 
t