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鍵山優真選手が横浜市林文子市長を表敬訪問

5月18日(火)、フィギュアスケートの鍵山優真選手が、スウェーデン・ストックホルムで行われたISU世界フィギュアスケート選手権(男子シングル)で銀メダルを獲得の報告のため、横浜市林文子市長を表敬訪問されました。


鍵山選手と林市長

鍵山選手は、横浜市立六角橋中学校から星槎国際高等学校横浜に進学(現3年生)しています。現在は、横浜銀行アイスアリーナ(横浜市神奈川区)を練習拠点にして、鍵山正和コーチと一緒に2022年北京オリンピック出場を目指しています。

3月に行われた世界選手権のフリー演技を終えた後のキスアンドクライ(得点発表を待つ場所)で、得点が出た瞬間飛び跳ねて、父でもある鍵山正和コーチと喜びを爆発させていたのがとても印象的でした。

 

「この度は、世界選手権での銀メダル獲得おめでとうございます。テレビで拝見して感動しました。また、先日横浜アリーナで行われたアイスショーは生で観ました。鍵山さんが出てきて会場の雰囲気が一変したことに本当に感動したので、今日お会いできることにワクワクしていました」と、林市長は訪問を歓迎されました。

 

鍵山選手は、5月5日に18歳の誕生日を迎えました。林市長も同じ誕生日だと明かされ「計算してみたら57才差でした。なにかご縁があるなぁと思いました」と話されたので、鍵山選手や同席者から笑みがこぼれました。

また林市長は「今月はスケーター・オブ・ザ・イヤー(年間最優秀選手)に選出もされ、『今年の顔』ですね。」と続けられ、

「試合自体は少なかったんですけれど、小さな大会から一つ一つ大切にこなしてきたので、その小さな積み重ねがあって最終的に世界選手権で2位という結果をとることができたと思います。少ない数ではあるんですけど、大切にやってきて本当によかったと思います」と、鍵山選手は答えました。

 

 

鍵山選手は、「5歳からスケートを始めて、途中でやめたいと思ったことは?」と問われると、

「やめたいと思うときはあまりなかったのですが、自分の成長が止まった時があって、やっている意味あるのかなとか思って1週間くらい休んだんです。実際スケートから少し離れてみると、ちょっとさみしい気持ちになったりまたスケートやりたいなっていう気持ちになったりしたので、そこからまた思い切って練習しています。今までは、言われてやっている、やらされているって感じだったんですけど、自分で考えて行動することによって、自分なりの丁寧さとか、自分で何をやらなきゃいけないかということを考えて行動することができるようになったので、それからはいろんなことができるようになりました」と話しました。

鍵山選手の練習拠点になっている、横浜銀行アイスアリーナ山崎善也場長と。

 

また、「アイスショーと試合の緊張感は違うと思いますが、リンクに出ていく瞬間の気持ちは?」と聞かれ、
「練習の時から緊張感をもって練習しているので、練習通りにやろうといつも思っています。実際試合で今からリンクに出るとなるといつも以上に緊張して体が固まってしまうことがあり、全日本フィギュアスケート選手権(全日本選手権)でその悪い緊張が出てしまって。全日本選手権2日目のフリーでは、羽生結弦選手(ANA)と宇野昌磨選手(トヨタ自動車)に挟まれた滑走順になりました。そういう経験は初めてだったので『どうしよう、どうしよう』となってしまい、実際いい演技ができなかったんですが、1日目のショートが良かったのでなんとか総合で3位になることができました。世界選手権でも同じように羽生結弦選手とネイサン・チェン選手(米国)に挟まれた滑走順になったんですが、全日本選手権で失敗を経験して対処法がもう自分の中でできていたので、他の人は気にせずに自分のやるべきことをそこでやろうというつもりでやることができました。完全にいい内容ではなかったんですけれど、やるべきことはすべて後悔なくやれたので、全日本選手権での失敗が生きてよかったなと思います」。

一つ一つの経験を、すべて吸収していることが分かる、エピソードを話されていました。

最後に林市長は、
「これから、フィギュアスケートの試合の見方が変わりますね。横浜市として、私たちの誇りです。これからもどうぞお元気で大活躍してください。新しいスターになると皆さんの期待がかかっていますので、応援させていただきます。本当に、ありがとうございました」と、話されました。

左から、山崎場長、鍵山選手、林市長、井上一さん(学校法人国際学園)

 

出席者との記念撮影のあとには、報道各社からの囲み取材も行われました。

今シーズンのプログラム内容を聞かれて、この表情

鍵山選手の中では世界選手権銀メダル獲得の余韻はすでに遠く、その気持ちは次の目標である2022年北京オリンピック出場に向かっていました。
「絶対にもっともっとレベルアップしなければならないので、1回1回の練習や試合で成長できるように努力しそれを積み重ねて、目標としている表彰台を狙うために頑張ります」と、意気込みを話していました。