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SPORTSよこはまVol.10:特集(4/4)

第39回全国高等学校バスケットボール選抜優勝大会

[どんな大会?]

 毎年12月末に東京体育館で開催される全国高等学校バスケットボール選抜優勝大会は「ウインターカップ」とも呼ばれます。この大会は、夏の全国高等学校総合体育大会(インターハイ)、秋の国民体育大会(国体)と並んで高校バスケットボール3大大会の一つとされ、3大大会全てで優勝すると「3冠」といわれます。ただし、国体は都道府県単位の選抜チームとなるため、学校単位で出場するのはインターハイとウインターカップの2大会です。また、3年生にも出場資格があるため、出場する3年生にとっては高校バスケットボールの集大成として一層熱い戦いとなります。
  試合形式は、各都道府県の代表として男女各48校(東京都からは2校)が出場し、トーナメント方式で頂点を目指します。

ウインターカップ開催情報

日程 平成20年12月23日(火・祝)〜29日(月) 
会場 東京体育館(東京都渋谷区)

[気になる神奈川県代表校は?]

 ウインターカップ神奈川県代表の座をかけて、平成20年度神奈川県高等学校秋季バスケットボール大会の決勝戦が11月3日に寒川総合体育館で開催されました。
  女子は横浜の県立高校同士、金沢総合高校(金沢区)対荏田高校(都筑区)の対戦となりました。今年の大分国体では両校から選ばれた選手達が中心となって準優勝に貢献するなど、神奈川県の高校女子バスケ2強ともいえる両校の対戦は、手に汗握る展開となりました。金沢総合16点のリードでハーフタイムに突入するも、後半で荏田が驚異の粘りを見せて、残り3分を切ったところで同点に追いつくという、試合終了まで目が離せない接戦を制し、75-72で金沢総合高校が5年連続5回目のウインターカップ出場を決めました(統合前の富岡高校時代を含めると11年連続出場)。
  また、男子は、桐光学園高校(川崎市)が87-73で東海大相模高校(相模原市)を破り、2年連続2度目の出場となりました。

宿命のライバル・金沢総合対荏田の決勝戦、試合開始! 両校シュートの嵐で白熱した戦いに! 宿命のライバル・金沢総合対荏田の
決勝戦、試合開始! 両校シュートの嵐で白熱した戦いに! 試合中、熱心に指示を送る星澤先生 試合中、熱心に指示を送る星澤先生

Interview優勝校インタビュー
金沢総合のハートで全国へ

 見事ウインターカップ出場を決めた金沢総合高校バスケットボール部顧問の星澤純一先生にお話を伺いました。
 今年のチームについては、「今年は30数年間指導してきて一番苦労した」と苦笑しながらも、「選手の素材は悪くないので、言われたことを言われたとおりするだけではなく、そこから一歩進んで言われなくても自分達で考えてやれるようになってほしい。」と選手達へエールを贈っていました。そしてウインターカップへ向けては、「今のチームはメンタル面が弱いので、何年か前の強かった時のメンタルを取り戻したい。心構えをきっちりして、金沢総合らしいハートで臨めば、試合で反省点も見えてくるので、それを来年の戦いに活かしたい。」と早くもその先を見据えていました。


宿命のライバル・金沢総合対荏田の決勝戦、試合開始! バスケットナビゲーター
あんどう たかお さん

ウインターカップはココに注目!

 神奈川県内だけでなく全国でも有名な金沢総合高、どこがすごいのでしょうか?
 ジュニア日本代表の監督を務めたことのある星澤先生の攻撃パターンは豊富で、フォーメーションも数多いため、相手のディフェンスに合わせて攻撃できることです。ゴール下でのシュートも外からの3ポイントシュート(3P)も得意です。特に3Pが連続して決まると、そこから金総の攻撃が乗ってくるといわれます。防御ではキチッとした当たりの強いマンツーマンが持ち味です。
  中心選手はフォワード金山舞穂(3年170cm)とガード篠崎澪(2年166cm)。2人とも外のシュートもドリブルで相手を抜いてのシュートも上手く、何でもできる1年からスタメンの万能選手です。
  しかし2人だけでは戦えません。チーム最長身の傳田みのり(3年173cm)は1年生から出ている経験豊富な選手で、長い腕を利用したディフェンスでゴール下を守ります。156cmと小柄で1年生ながら金総のスタメンになるほどのファイトがある飯田都季は、ディフェンスでその良さを生かします。予選決勝でも3Pを何度か決めて金総を救った草深里菜(2年163cm)はライバル相模女子中から転校してきたファイトいっぱいディフェンスも上手い選手です。
  今年のウインターカップは191cm渡嘉敷を擁する名古屋の桜花学園と、184cm篠原、183cm間宮の二枚看板の東京成徳が2強と言われます。金沢総合はどこまで喰らいつけるのか?(敬称略)

 
あんどう たかお プロフィール
  高校バスケからNBAまで、初心者にもわかりやすく楽しいバスケットボールコラム「あんどうたかおのバスケにどっぷり」を横浜スポーツ情報サイト「ハマスポどっとコム」で好評連載中(月1回更新)。
  /wave/
  バスケ情報満載の「あんたかブログ」もご覧下さい。
  http://hoop.qee.jp/diarypro/diary.cgi

横浜市内のバスケットボール大会に関する問合せ先
横浜バスケットボール協会(タカムラスポーツ内) TEL. 045-311-2105

第39回全国高等学校バスケットボール選抜優勝大会

[どんな大会?]

 毎年12月末に東京体育館で開催される全国高等学校バスケットボール選抜優勝大会は「ウインターカップ」とも呼ばれます。この大会は、夏の全国高等学校総合体育大会(インターハイ)、秋の国民体育大会(国体)と並んで高校バスケットボール3大大会の一つとされ、3大大会全てで優勝すると「3冠」といわれます。ただし、国体は都道府県単位の選抜チームとなるため、学校単位で出場するのはインターハイとウインターカップの2大会です。また、3年生にも出場資格があるため、出場する3年生にとっては高校バスケットボールの集大成として一層熱い戦いとなります。
  試合形式は、各都道府県の代表として男女各48校(東京都からは2校)が出場し、トーナメント方式で頂点を目指します。

ウインターカップ開催情報

日程 平成20年12月23日(火・祝)〜29日(月) 
会場 東京体育館(東京都渋谷区)

[気になる神奈川県代表校は?]

 ウインターカップ神奈川県代表の座をかけて、平成20年度神奈川県高等学校秋季バスケットボール大会の決勝戦が11月3日に寒川総合体育館で開催されました。
  女子は横浜の県立高校同士、金沢総合高校(金沢区)対荏田高校(都筑区)の対戦となりました。今年の大分国体では両校から選ばれた選手達が中心となって準優勝に貢献するなど、神奈川県の高校女子バスケ2強ともいえる両校の対戦は、手に汗握る展開となりました。金沢総合16点のリードでハーフタイムに突入するも、後半で荏田が驚異の粘りを見せて、残り3分を切ったところで同点に追いつくという、試合終了まで目が離せない接戦を制し、75-72で金沢総合高校が5年連続5回目のウインターカップ出場を決めました(統合前の富岡高校時代を含めると11年連続出場)。
  また、男子は、桐光学園高校(川崎市)が87-73で東海大相模高校(相模原市)を破り、2年連続2度目の出場となりました。

宿命のライバル・金沢総合対荏田の決勝戦、試合開始! 両校シュートの嵐で白熱した戦いに! 宿命のライバル・金沢総合対荏田の
決勝戦、試合開始! 両校シュートの嵐で白熱した戦いに! 試合中、熱心に指示を送る星澤先生 試合中、熱心に指示を送る星澤先生

Interview優勝校インタビュー
金沢総合のハートで全国へ

 見事ウインターカップ出場を決めた金沢総合高校バスケットボール部顧問の星澤純一先生にお話を伺いました。
 今年のチームについては、「今年は30数年間指導してきて一番苦労した」と苦笑しながらも、「選手の素材は悪くないので、言われたことを言われたとおりするだけではなく、そこから一歩進んで言われなくても自分達で考えてやれるようになってほしい。」と選手達へエールを贈っていました。そしてウインターカップへ向けては、「今のチームはメンタル面が弱いので、何年か前の強かった時のメンタルを取り戻したい。心構えをきっちりして、金沢総合らしいハートで臨めば、試合で反省点も見えてくるので、それを来年の戦いに活かしたい。」と早くもその先を見据えていました。


宿命のライバル・金沢総合対荏田の決勝戦、試合開始! バスケットナビゲーター
あんどう たかお さん

ウインターカップはココに注目!

 神奈川県内だけでなく全国でも有名な金沢総合高、どこがすごいのでしょうか?
 ジュニア日本代表の監督を務めたことのある星澤先生の攻撃パターンは豊富で、フォーメーションも数多いため、相手のディフェンスに合わせて攻撃できることです。ゴール下でのシュートも外からの3ポイントシュート(3P)も得意です。特に3Pが連続して決まると、そこから金総の攻撃が乗ってくるといわれます。防御ではキチッとした当たりの強いマンツーマンが持ち味です。
  中心選手はフォワード金山舞穂(3年170cm)とガード篠崎澪(2年166cm)。2人とも外のシュートもドリブルで相手を抜いてのシュートも上手く、何でもできる1年からスタメンの万能選手です。
  しかし2人だけでは戦えません。チーム最長身の傳田みのり(3年173cm)は1年生から出ている経験豊富な選手で、長い腕を利用したディフェンスでゴール下を守ります。156cmと小柄で1年生ながら金総のスタメンになるほどのファイトがある飯田都季は、ディフェンスでその良さを生かします。予選決勝でも3Pを何度か決めて金総を救った草深里菜(2年163cm)はライバル相模女子中から転校してきたファイトいっぱいディフェンスも上手い選手です。
  今年のウインターカップは191cm渡嘉敷を擁する名古屋の桜花学園と、184cm篠原、183cm間宮の二枚看板の東京成徳が2強と言われます。金沢総合はどこまで喰らいつけるのか?(敬称略)

 
あんどう たかお プロフィール
  高校バスケからNBAまで、初心者にもわかりやすく楽しいバスケットボールコラム「あんどうたかおのバスケにどっぷり」を横浜スポーツ情報サイト「ハマスポどっとコム」で好評連載中(月1回更新)。
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横浜市内のバスケットボール大会に関する問合せ先
横浜バスケットボール協会(タカムラスポーツ内) TEL. 045-311-2105