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SPORTSよこはまVol.36:特集(2/5)

スポーツ選手を支える“ドクター”

横浜市スポーツ医科学センターの清水邦明(しみずくにあき)医師は整形診療科に勤務し、多くのスポーツでケガをした方を診療し、また1998年からサッカー日本代表のチームドクターとして2010年のワールドカップ南アフリカ大会までチームに同行していました。現在はbjリーグ(日本プロバスケットボールリーグ)の横浜ビー・コルセアーズのチームドクターも務めています。 スポーツ選手と接する機会の多い清水医師はスポーツ選手に対してどのように接しているのでしょうか。

横浜市スポーツ医科学センター 清水邦明 整形診療科長
横浜市スポーツ医科学センター 清水邦明 整形診療科長

横浜市スポーツ医科学センターで診療する清水医師(右)
横浜市スポーツ医科学センターで
診療する清水医師(右) ワールドカップ南アフリカ大会ではチームドクターとしてチームに同行しました(左から3人目)
ワールドカップ南アフリカ大会ではチームドクター
としてチームに同行しました(左から3人目)

■スポーツ医科学センターのドクターとして

スポーツ医科学センターに来られる方の小学生から大学生は、サッカーや野球はもちろん多いのですが他にもいろいろな種目の方が来ます。診療はその外傷を治すことはもちろんですが、スポーツをされている方は特に競技復帰の時期をみなさん気にしています。
我々ドクターはそういった受診者の気持ちを理解していますが、完治する前に競技に戻ると悪化する恐れがあるので受診者から目標としている試合の時期を聞き、外傷の度合い、早期にスポーツをした際のリスクを伝えるなどして復帰の時期を話し合います。
スポーツドクターはスポーツ特有の外傷を診る機会が多いので復帰の目安が判断できます。また、外傷が治るまでにできる運動できない運動の話をすることができますし、それは理学療法士と連携しながら行っています。

■チームドクターとして

1998年からサッカー日本代表のチームドクターとしてチームに同行していました。選手の抱えている外傷の状態を判断し監督に報告をするなどの仕事をしていました。
病院と違って現場に立ち会い、状態を即座に判断しなければならず、外傷の経過をみる時間がありません。ケガで目標の大会や試合に出場できないとなると選手を入れ替えなければならないので、その判断の速さが求められていました。
また、選手がチームに召集される際もクラブのチームドクターと選手のケガの状態を聞いたり、その選手のケガを診たりして判断をします。試合に出場してプレーができるかどうかやプレーをすることによってさらにケガが悪化し今後に影響が残ると判断した場合には監督に報告します。
チームドクターに限らずケガをした選手の皆さんがケガを克服してスポーツに復帰し、競技で違和感なくプレーできたと報告されたときは心底うれしく思いますし、充実感があります。

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スポーツ選手を支える“ドクター”

横浜市スポーツ医科学センターの清水邦明(しみずくにあき)医師は整形診療科に勤務し、多くのスポーツでケガをした方を診療し、また1998年からサッカー日本代表のチームドクターとして2010年のワールドカップ南アフリカ大会までチームに同行していました。現在はbjリーグ(日本プロバスケットボールリーグ)の横浜ビー・コルセアーズのチームドクターも務めています。 スポーツ選手と接する機会の多い清水医師はスポーツ選手に対してどのように接しているのでしょうか。

横浜市スポーツ医科学センター 清水邦明 整形診療科長
横浜市スポーツ医科学センター 清水邦明 整形診療科長

横浜市スポーツ医科学センターで診療する清水医師(右)
横浜市スポーツ医科学センターで
診療する清水医師(右) ワールドカップ南アフリカ大会ではチームドクターとしてチームに同行しました(左から3人目)
ワールドカップ南アフリカ大会ではチームドクター
としてチームに同行しました(左から3人目)

■スポーツ医科学センターのドクターとして

スポーツ医科学センターに来られる方の小学生から大学生は、サッカーや野球はもちろん多いのですが他にもいろいろな種目の方が来ます。診療はその外傷を治すことはもちろんですが、スポーツをされている方は特に競技復帰の時期をみなさん気にしています。
我々ドクターはそういった受診者の気持ちを理解していますが、完治する前に競技に戻ると悪化する恐れがあるので受診者から目標としている試合の時期を聞き、外傷の度合い、早期にスポーツをした際のリスクを伝えるなどして復帰の時期を話し合います。
スポーツドクターはスポーツ特有の外傷を診る機会が多いので復帰の目安が判断できます。また、外傷が治るまでにできる運動できない運動の話をすることができますし、それは理学療法士と連携しながら行っています。

■チームドクターとして

1998年からサッカー日本代表のチームドクターとしてチームに同行していました。選手の抱えている外傷の状態を判断し監督に報告をするなどの仕事をしていました。
病院と違って現場に立ち会い、状態を即座に判断しなければならず、外傷の経過をみる時間がありません。ケガで目標の大会や試合に出場できないとなると選手を入れ替えなければならないので、その判断の速さが求められていました。
また、選手がチームに召集される際もクラブのチームドクターと選手のケガの状態を聞いたり、その選手のケガを診たりして判断をします。試合に出場してプレーができるかどうかやプレーをすることによってさらにケガが悪化し今後に影響が残ると判断した場合には監督に報告します。
チームドクターに限らずケガをした選手の皆さんがケガを克服してスポーツに復帰し、競技で違和感なくプレーできたと報告されたときは心底うれしく思いますし、充実感があります。

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