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    イベントレポート

第5回横浜シーサイドトライアスロン大会開催報告

by :スポーツ情報センター せりざわ

2014年9月28日(日)、秋晴れのもと横浜・八景島シーパラダイス横浜海の公園及び金沢工業団地周辺において、第5回横浜シーサイドトライアスロン大会が開催されました。

今大会の競技内容は、
トライアスロン一般の部(合計25.4Km S:400m、B:20Km、R:5Km)750名
リレーの部(合計25.4km S:400m、B:20Km、R:5Km)50組150名(※3種目を2〜3名のリレー方式)
アクアスロン一般の部 (合計5.4km S:400m、R:5Km)70名
ペアの部(合計5.4km S:400m、R:5Km )15組30名
ペアチャレンジの部(A)(合計1.2km S:200m、R:1Km)15組30名S:高校生以上、R:小学校低学年
ペアチャレンジの部(B)(合計2.2km S:200m、R:2Km)15組30名S:高校生以上、R:小学校高学年
で競われました。
※(S:スイム B:自転車 R:ラン)
※当日は晴天に恵まれたものの強風により、安全面を優先しスイム400mが200mに短縮され開催

トライアスロンの競技距離は、「ショート・ディスタンス」または「オリンピック・ディスタンス」は、S:1.5km、B:40km、R:10kmの合計51.5km、「ロング・ディスタンス」といわれる距離の長いレースは、S:4.0km、B:120km、B:30kmの合計154km、さらに「アイアンマン・ディスタンス」のレースは、S:3.8km、B:180km、R:ラン42.195kmの合計約226kmで競われるハードルの高い競技です。

今回開催された横浜シーサイドトライアスロンは、オリンピックディスタンスより距離が短いもので、さらにアクアスロンというスイムとランの2種目で参加できるものや、得意な種目を担当してたすきをつなぐリレーの部があり、参加しやすい大会となっています。

選手受付後、金沢スポーツセンター職員による準備体操が行われました。

   
しっかり準備体操をして、怪我の予防をします。

スイムスタートエリアで開会式が開催されました。

   
地元横浜のラジオ局「FMヨコハマ」の人気ラジオDJ栗原治久さんが大会司会として、松山アヤト(元トライアスロンワールドカップ日本代表選手)さん(左)が大会MCとして、関根明子(シドニー・アテネオリンピックトライアスロン日本代表)さん(右)がゲストMCとして参加し、開会式から大会を盛り上げました。


写真前列左から(公社)日本トライアスロン連合園川峰紀理事、横浜市トライアスロン協会花上喜代志会長、(公財)横浜市体育協会山口宏会長、横浜市市民局西山雄二局長、金沢区林琢己区長、(一社)横浜金沢産業連絡協議会沼田昭司会長をはじめ、多くのご来賓・協賛企業の皆様がご参加くださいました。

参加者が約1,000名となった今回の大会は、カテゴリー別にスイムキャップの色で15ウェーブ(グループ)にわかれ順次スタートしました。

   


スイムは時々ヘッドアップし、前を見てコース取りを確認しながら、さらに周りの選手との接触を避けながら泳ぎます。
プールで泳ぐのとは違い、慣れないととても難しく、大回りをしてしまいロスになってしまいます。

スイムからバイクへ。

   
トランジット(バイクが置いてある場所)まで、ウェットを脱ぎながら走ります。

   
ペアチャレンジでは、スイム担当の選手からたすき(計測チップ)をランの選手に付け替え、スタートします。

   
バイクスタートしてすぐに最大の難所の急坂が待っています。
ここではバイクを降りてしまう選手も続出。


周回コースで走るバイク。最高のロケーションでとても気持ちが良いコースでした。
しかし風が強く、向かい風はきつかったと、参加選手はフィニッシュ後に口々に話をしていました。

最終種目のラン。八景島内を走ります。

   


八景島に遊びに来ている人も応援してくれました。
フィニッシュまでは海沿いを走り、最後の苦しいときに力が出るコースでした。

ゴール!!!
   


横浜こどもスポーツ基金イベント交流事業として、アクアスロンペアチャレンジの部において障害のある子どもたちがランに挑戦しました。
笑顔でゴール!!!

競技終了後には今回ゲストMCとして大会を盛り上げてくれた松山アヤトさん、関根明子さんに加えて、「2014 世界トライアスロンシリーズグランドファイナル/パラトライアスロン」に出場した土門伸行選手、山田敦子選手、また今大会山田選手のスイムガイドとして競技に参加した柴田 亜衣さん(元・競泳選手、アテネオリンピック800m 女子自由形金メダリスト)によるトークショーが開催されました。


関根さんは、
「もう競技には復帰しないと思っていましたが、こんなすばらしい会場でレースが出来るなら、もう一度チャレンジしても良いかなあと思いました。」
と語っていました。


トークショーMCの松山さんから、ぜひトライアスロン競技をしている柴田さんが見たい、と熱望されていた柴田さん。
水泳のスペシャリストから、
「どこを泳いでいるかわからなくなるので、頭をあげて泳ぐ練習をすると良いと思う。それとスタートで頑張りすぎてしまうと後半バテてしまうので、スタートダッシュをし過ぎないのも大切だと思います。」
とのアドバイスがありました。


視覚障害の山田選手は、
「障害があっても出来るスポーツですが、視覚障害があると練習も一人では出来ないし、国際大会に出ると海外選手と練習環境に大きな差があることを感じます。もっとトライアスロンをみんなで盛り上げ、普及していきたい。リオやその先の東京オリンピックを目指します。」
と力強いコメントがありました。


下肢障害の土門選手。
「10年前、右足に骨肉腫という100万人に一人発症するといわれる病気に襲われました。足を切断する場合もあるこの病気。幸いにも足は残ったものの、右足太ももの筋肉と骨を失いました。そして、骨の代わりに金属の人工膝関節を入れることになりました。人工膝関節は、機械の制限から膝が90度以上曲がらず、階段の下りに苦労するくらいで、ましてや金属の人工膝関節の負担になるため、走ることは無茶と言うほかない。しかし競技を続けられることは幸せで、次に勝つためにはどうしたら良いか、と常に目標目指して練習に励んでいます。」

トークショーに続き表彰式が行われました。
カテゴリー別・年代別に表彰され、協賛企業から豪華な賞品が授与されました。

   
大会司会のDJ栗原治久さんが表彰者にインタビューを、会場は笑いに包まれました。


さらに八景島シーパラダイスのペンギンの「まーちゃん」も参加し盛り上げました。

大会リザルトはこちらをクリック⇒http://yokohamatriathlon.jp/yst/pdf/2014yst_result.pdf

トライアスロンをやってみたい!と思っている方や、仲間で参加して楽しめるスポーツを探している方!!!
来年はぜひ横浜シーサイドトライアスロンに参加して、楽しんでみてはいかがでしょうか。

ぜひみなさまのご参加お待ちしております。

○横浜シーサイドトライアスロン大会公式サイト
http://yokohamatriathlon.jp/yst/

○JTU(公益社団法人日本トライアスロン連合)公式サイト
http://www.jtu.or.jp/index.html

○横浜・八景島シーパラダイス
http://www.seaparadise.co.jp/

○横浜こどもスポーツ基金
http://yokohama-csf.jp/