横浜市立篠原中学校創立40周年・米田功さん記念講演
by :スポーツ情報センター
10月24日(月)、港北区にある横浜市立篠原中学校(生徒数・605名)にて同校の創立40周年記念事業として、アテネオリンピック金メダリストの米田功さんによる記念講演が行われました。これは創立40周年にふさわしい素晴らしい講演を聴くことで、学校生活やスポーツに対してより意欲的に取り組む契機とすることを目的に行われました。
はじめにアテネオリンピックでの活躍、大怪我からの復活を経て北京オリンピックへの挑戦を記録したドキュメント映像が紹介されました。
米田功さん
7歳から体操を始めた米田さん。体操を続けていく上で大切なのは技術や身体能力ではなく、「考え方の差が実力の差」とメンタルトレーニングの大切さを伝えました。
一人ひとりが思う目指したいものに向けて、自分がわくわくできる物事を目標にしてほしいと生徒に伝える米田さん。腕時計が好きという米田さんは、オリンピック予選を前にして「オリンピックに出たら腕時計を買おう」という目標を立ててがんばることができたといいます。大きな目標を達成するのが辛くなったときは「身近な目標を一つずつ達成すること」を積み重ねていくことも大切、と話しました。
また、他人や自分の理想と比べるのではなく「自分はこれでいいんだ」と自分に声をかけて肯定すること、失敗してもそれを受け止め、ここから前に進んでいこうと捉えられる気持ちが大切だと力強く話しました。
体育館中央に敷かれたマットで米田さんのデモンストレーション。軽快な回転に生徒も釘付けになりました。
踏み切り板を使っての宙返り。大歓声が上がりました。
米田さんのデモンストレーションの後は生徒全員で柔軟体操。
筋肉を柔らかくすることは、しっかりとした成長と怪我の防止にとても大切だと伝えました。
アテネオリンピックで獲得した金メダル。こちらにも大歓声が上がりました。
生徒を代表して米田さんへのお礼の言葉、そのお返しとして金メダルに触れていただきました。
退場の時にはマット側にいた生徒さんともハイタッチ。
講演終了後も出待ちができるほどの人気者だった米田さん。一人ひとりにサインはできませんでしたが、篠原中学校の皆さんへ思いを込めてサインをしていただきました。ぜひ学校で確かめてみてください。