日産スタジアムの“芝生”でプレーしよう+東日本太平洋沖地震チャリティイベント
by :スポーツ情報センター:sekki
4月16日(土)、日産スタジアム(横浜市港北区小机町)で「日産スタジアムの“芝生”でプレーしよう+東日本太平洋沖地震チャリティイベント」が開催されました。これは常にトップレベルの大会が開催できるよう日頃から高水準の管理をしている日産スタジアムで、市民の方々に「世界トップレベルのピッチ」を体感していただく機会として設けられました。
好天に恵まれた日産スタジアム
このイベントは、事前募集で115チームから選ばれた一般と小学生合わせて8グループを対象に、スタジアム見学・グリーンキーパーによる芝生の話を経て、90分間ピッチで試合ができるものです。なお参加料はすべて、東北地方太平洋沖地震に対する義援金として、横浜市を通じて被災地に寄付されます。
参加料は横浜市を通じて被災地へ寄付されます
16日の午前の部には「FC TBD」・「FC CIJ」グループが参加しました。参加料に加え、グループの皆さんのご協力により、あわせて62,000円が寄付されました。
ブラジル代表が使用したロッカールームを見学する参加者の皆さん
参加者はまず、2002 FIFAワールドカップ・決勝戦でブラジル代表が使用したロッカーを見学しました。参加者の皆さんは、当時の様子が色褪せることなく再現されているロッカーをじっくりと見学し、2002年大会の記憶に思いをはせていました。
展示コーナーには過去の大会の貴重な品々が多数展示されていました
2002 FIFAワールドカップや日産スタジアムで行われた大会にまつわる展示コーナーを見学し、写真撮影をしたり思い出話をするなどして楽しみました。
芝生について熱心に説明する山口さん(左)
グリーンキーパーの山口義彦さんからは、日産スタジアムの芝生についてのお話がありました。2001年と2010年にJリーグ・ベストピッチ賞を受賞するほどのトップレベルの芝生を育成するために心がけていることや現在の育成状況に、参加者は真剣な眼差しで聞き入りました。
センターサークルに整列しての黙祷
いよいよ日産スタジアムの芝生でのプレー。開始前には参加者の皆さんから、東北地方太平洋沖地震により亡くなられた方々へ黙祷が捧げられました。
滅多にない貴重な機会に、プレーした参加者の皆さんは元気いっぱいにフルコートで90分間サッカーを楽しみました。
○参加者のコメント
小谷智彦さん(FC CIJ)
「(日産スタジアムには)よく横浜F・マリノスの試合を観に来ますが、芝生に入るのは初めてです。天然芝で(サッカーを)するのはほとんど経験がなかったので、いい経験になりました。震災に心が痛みますが、日本を明るくするために自分たちも元気を出してがんばらなきゃいけないと思います。」
大川雄一さん(FC TBD)
「まず抽選にあたったことが奇跡です。こういうところでプレーさせてもらえたことが本当に嬉しいです。(ピッチに立って)ドキドキというかワクワクというか、味わったことのない不思議な感じがしました。その中で気心知れた仲間とここでサッカーができてよかったです。(芝生は)味わったことのない感覚で、最高の芝でプレーできたことはとても嬉しいです。(参加料・義援金が)少しでも役立ってくれればいいと思います。」
なおこのイベントは、17日(日)と23日(土)にも行われます。
※このイベントの模様は「Picasaウェブアルバム」でもご紹介しております。
PC・モバイル共通 http://picasaweb.google.com/hamaspocom/IoqRuH