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    イベントレポート

愛馬と共につかんだ北京五輪の切符 馬場馬術団体日本代表の北井裕子選手が中田市長を表敬訪問

by :スポーツ情報センター記者

 北京五輪の馬場馬術団体に出場する北井裕子選手(横浜市瀬谷区出身)が4月15日、中田宏横浜市長を表敬訪問しました。北井選手は本番と同じ正装のえんび服に身をつつみ、3月の全日本馬場馬術大会でパートナーを務めたドナ・シュラーク号と共に市役所の前に登場しました。その瞬間、通りかかった市民から感嘆の声が上がりました。
 日本の馬場馬術団体は1月31日にフランスで行われた五輪予選審査会で2位の成績を収めて、本大会の出場権を獲得しました。これは1964年の東京五輪以来44年ぶりの快挙です。代表メンバー3人は日本選手で史上最高齢、67歳の五輪代表として注目を集めている法華津寛選手、57歳の八木三枝子選手、そして35歳の北井選手は最年少となります。
 北井選手は初めての五輪に向けての抱負を、「北京に共に出場するランボー号は今ドイツで調整中ですが、とても順調に仕上がっています。人馬共に健康で、観客を魅了し、素晴らしいと思って頂ける演技をしたいと思っております。チームで入賞できるように頑張ります」と力を込めて話しました。

さっそうと登場した北井選手とドナ・シュラーク号
さっそうと登場した北井選手とドナ・シュラーク号

 記念撮影の後、北井選手と中田市長は馬場馬術の魅力などについて語り合いました。実家が乗馬学校という環境で育った北井選手。2年前の全日本大会で敗れたことをきっかけにドイツに渡り、北京五輪を見据えてトレーニングに励みました。そして愛馬ランボー号と力を合わせて五輪出場の切符をつかみました。
 「ドイツでは10人に1人は乗馬をやっているものです。あらゆるところに乗馬クラブがあり、庭で馬を飼っている方もいらっしゃるほど。日本では考えられないことです。しかし44年ぶりの五輪出場があることですし、今後は子どもたちを育てていって、将来五輪選手になるようにつなげていきたいですね」と夢を語った北井選手。中田市長は、「日本人が馬術に注目する大きなチャンスで、五輪の楽しみがひとつ増えました。ぜひ日本の馬術界が今後発展するような、いい競技になるように期待しております」とエールを送りました。
 
 北京五輪の馬場馬術団体は香港を舞台に、8月13日から始まります。日本チームのメダル獲得へ向けて熱く応援しましょう。

北京五輪出場に向けてエールを送る中田市長
北京五輪出場に向けてエールを送る中田市長