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    イベントレポート

車いすツインバスケットボール・神奈川JUNKS、3大会連続6回目の優勝を飾る

6月17日、18日に大阪府堺市・大浜だいしんアリーナ(堺市立大浜体育館)で「文部科学大臣杯争奪第33回日本車いすツインバスケットボール選手権大会」が開催されました。

 

新型コロナの影響で延期が続き2019年以来3年ぶりの開催となった今大会。

全国各ブロックの予選を勝ち抜いた10チームが集結、神奈川県からは「神奈川JUNKS」、「横浜レッドブリックス」の2チームが参加しました。

神奈川JUNKSは新型コロナの影響で練習に使っていた施設が利用できなくなり、練習が定期的にできない苦しい状況での中、一回の練習を大切に励み、3連覇をかけて同大会に臨みました。

【神奈川JUNKSの大会戦績】
一回戦:68-53 vs バスターズ(栃木県)
準決勝:52-51 vs 京都サンクロウズ(京都府)
決勝戦:68-39 vs Horsetail(東京都)

準決勝の「京都サンクロウズ」戦は、1点ビハインドで迎えた残り3秒、フリースローをもらった山口貴久選手がプレッシャーをものともせず、2本中2本とも決めて1点差の逆転勝利で決勝進出を決めました。
決勝の「Horsetail」戦は危なげない試合運びで勝利。選手権3連覇を達成しました。

 

活躍著しかった神奈川JUNKSからは「大会MVP」、「得点王」、「ベスト5」に2名の計4名が個人表彰を受賞しました。
石垣謙一選手はチーム最年長・62歳でのベスト5受賞となりました!

選手権大会MVPは、青木颯志選手が選出されました。

青木選手は高校3年生の17歳で、今回が初めての選手権大会でした。
初めての選手権大会で大活躍し、いきなりMVPを獲得し、颯爽と現れた新星のようですが、小学5年生の終わりからすでに神奈川JUNKSのチームの練習に参加していました。
ツインバスケットボールの選手権大会に出場できるのは15歳から。それまではチームの練習に参加したり、地方の大会には出場したり地道に活動していました。
15歳になり、選手権大会に登録できるようになった年には新型コロナウイルスの影響で大会が延期、それだけでなく練習もほとんどできなくなってしまいました。そんな中でも彼はウィルチェアラグビーなどの活動でトレーニングを続けていました。
これからの青木颯志選手の活躍に注目です。

【文部科学大臣杯争奪第33回日本車いすツインバスケットボール選手権大会大会概要】
■日程
2023年6月17日(土)~18日(日)
■会場
大浜だいしんアリーナ(堺市立大浜体育館)

■参加チーム
神奈川JUNKS(神奈川県)
三重フロンティアズ(三重県)
バスターズ(栃木県)
横浜レッドブリックス(神奈川県)
京都サンクロウズ(京都府)
大阪グッパーズ(大阪府)
KINGS(愛知県)
Horsetail(東京都)
博多パトラッシュ(福岡県)
岐阜エクスプレス(岐阜県)

■結果(優勝・準優勝)
優勝:神奈川JUNKS(神奈川県)…3大会連続6回目
準優勝:Horsetail(東京都)

■個人表彰
MVP 青木颯志選手(神奈川JUNKS)
得点王 伊東良平選手(神奈川JUNKS)
ベスト5 石垣謙一選手(神奈川JUNKS)
成毛裕継選手(Horsetail)
杉岡奉一選手(京都サンクロウズ)
山口貴久選手(神奈川JUNKS)
櫛田浩二選手(Horsetail)

 

写真提供:神奈川JUNKS