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    イベントレポート

JCAカーリングスクール横浜2021

フィギュアスケートグランプリシリーズが開幕するなど、本格的なウインタースポーツシーズンの到来です。そのような中、10月24日(日)、横浜銀行アイスアリーナで「JCAカーリングスクール横浜2021」が開催されました。
近年、日本代表チームの活躍などにより、注目のカーリング。
スクールのレポートに先立ち、ハマスポ読者の皆さんにカーリングをより知っていただきたく、歴史、競技の成り立ち、ルールや用具についてあらためてご紹介いたします。

====解説:公益社団法人日本カーリング協会ホームページより引用====
■カーリングの歴史
15世紀~16世紀にスコットランドもしくは北欧の国で発祥したとされるカーリング。
凍りついた池で、子どもたちが石を滑らせて遊んでいるところを見た大人たちが興味を持ち、スポーツとして発展させていきました。もっとも古い記録としては、スコットランドで1541年2月にカーリングの元となったゲームの記録が残っています。当時は底の平らな川石を氷の上に滑らせていて、氷上で石を滑らせてゲームが行われたそうです。「氷上のチェス」とも呼ばれる現在の公式ルールは主にカナダで確立され、その後、アメリカやスイス・スウェーデンなどへ広まり、1998年長野オリンピックで、冬季オリンピックの正式種目となりました。

■ゲームについて
1チームは4人のメンバーで構成されています。投げる順番によって、リード、セカンド、サード(バイススキップ)、スキップの4つのポジションに分かれています。リード、セカンド、サード、スキップの順に、1人が2投ずつ、約40m先のハウスと呼ばれる的に向かってストーンを相手チームと交互に投げます。1チーム8投、両チーム合わせて16投です。すべて投げ終わると、得点をカウントして終了します。この一区切りをエンドと呼び、1試合はふつう10エンドで行われます。両チームがすべてのストーン(1チーム8個、計16個、1エンド)を投げ終わった時点で得点を決定します。

■用具について
ここでは、主な用具についてご紹介します。
[ストーン]
重さ約20kg直径約30cmのストーンは、花崗岩系の岩石でできています。ストーンの上部には、投げるときに持って回転をかけるためのプラスチック製のハンドルがあります。試合では、例えば赤と黄色のように2色のハンドルのストーンを使い、相手チームと自分のチームを見分けられるようになっています。

[シューズ]
片方の足の裏側が、すべりやすいツルツルの素材でできていて、もう片方の裏側は、ゴムのような素材ですべらないようになっています。右投げの人は左足にすべるシューズ、左投げの人は右足にすべるシューズを履きます。国内製造のシューズはなく、すべて海外(カナダ)からの輸入品です。
 
平らな靴底の旧来モデルと円形靴底の現在モデル

[ブラシ]
柄の部分は、グラスファイバーのような強くて軽い素材でできています。より軽く扱いやすくするために、最近では柄の素材がカーボン製のものもあります。氷と接触するブラシのヘッドは、ナイロンのような合成繊維のものが主流で豚や馬の毛などで作られている古いタイプのものもあり、この部分で氷面をゴシゴシこすります。
 
ブラシと先端部
====

 

 

「JCAカーリングスクール横浜2021」イベントレポート

横浜銀行アイスアリーナで開催された「JCAカーリングスクール横浜2021」。
神奈川県・千葉県・東京都内の方で、小学生コースは小学1年生から6年生で各回12人、初心者コースは小学4年生から大学生で各回32人を対象に開催されました。

メイン講師として、長野オリンピック代表・大澤(旧姓・丹羽)明美さん、2018年平昌(ピョンチャン)オリンピック代表・山口剛史さんを招いて行われました。


山口さん(写真左)と大澤さん(中央)

 

シート(競技エリア)に散水し「ぺブル」という細かい氷の粒を試合開始前に作ります。


散水しているようす

出来上がった「ペブル」


平昌(ピョンチャン)オリンピック銅メダリストの藤澤五月選手の姉・藤澤汐里選手が子どもたちにお手本を披露

 
ストーンを投げる練習をして、最後にはミニゲームを体験

 

参加した3年生の女の子は「石を投げる時が一番楽しかった」、6年生の女の子は「テレビで見るより難しく大変だった」とのことでした。

 

会場となった横浜銀行アイスアリーナでは一般滑走も再開されました。皆さんも「するスポーツ・見るスポーツ」とさまざまな形でウインタースポーツを楽しんでみてはいかがでしょうか。

JCAカーリングスクール横浜2021
【主催】公益社団法人日本カーリング協会 神奈川県カーリング協会 東京都カーリング協会
【主管】公益社団法人日本カーリング協会指導普及委員会
【後援】横浜銀行アイスアリーナ 横浜カーリングクラブ
【協力】コカ・コーラボトラーズジャパン株式会社 全国農業協同組合連合会 トップスタージャパン株式会社 横井定株式会社(五十音順)