【夢の実現と食の充実】横浜F・マリノス齋藤学選手が食育教室の講演
「自分が夢に向かって進んでいるっていうことが楽しかった」…一流プロサッカー選手の言葉が小学生の心に染みこんでいきます。
平成27年9月28日(月)、横浜市立名瀬小学校で横浜F・マリノスの齋藤学選手(MF、背番号11)が「夢の実現と食の充実」をテーマに食育教室の講演を行いました。
横浜市立名瀬小学校は、文部科学省の事業「スーパー食育スクール」の指定校(全国で30校)として、平成27年度は「正しい食習慣を身に付け、自らの健康をつくる名瀬っ子の育成」をテーマに食生活と体づくりを推進しており、その一環として今回の講演会が開催されました。
ブラジルで開催された2014 FIFAワールドカップ日本代表であり、J1リーグ8月の月間MVPに輝いた齋藤学選手は、横浜F・マリノスでふれあいサッカースクールを担当する望月選担当部長とともに登壇。プロ選手として活躍する現在も持ち続けている「夢」とその実現に向けて行っていることについて、食の大切さと自身の体験を交えて話しました。
食育についての指導を下部組織でも行っている横浜F・マリノスにプライマリー時代から所属する齋藤学選手は、その頃に受けた食育の講義で食の大切さを学び、「お菓子を食べない。炭酸飲料を飲まない」こと、そして小学校6年生の時に覚えた「主食・主菜・副菜・汁物・乳製品」を意識してバランスのいい食事を日々心がけて体づくりをしていたといいます。
小学校時代から各年代で代表入りしていながらも、いい思い出より悔しい思い出、挫折の方が多く、その悔しい思いをバネに「誰よりもたくさん練習をして、食事もバランスよく一生懸命たくさん食べることを意識してきた」という齋藤学選手は最後に「落ち込むこともつらいこともたくさんあったけど、自分が夢に向かって進んでいるっていうことが楽しかった。みんなにも楽しいって思いを持って生活してほしいです。ただ、楽しいっていうのはふざけることやおちゃらけることとは違います。最低限の学校の勉強、親の言うことを聞く…そんな中で自分の楽しいことを続けてほしいと思います。もしよかったら日産スタジアムに横浜F・マリノスの試合を観にきて、ボクが楽しんでプレーしている姿を見て、みんなの夢の活力にしてもらえたらうれしいです。ボクは、もう一度日本代表に戻って、ロシアワールドカップに行って、みんなにプレーを見てもらえるように頑張りますので、みんなも一緒に頑張りましょう」と自身のこれからの目標も加えながら、生徒に伝えました。
名瀬小学校・梅田比奈子校長は「いろいろなことを学ぶことができました。夢を追いかけることや食事の重要性などもたくさん聞くことができたと思います。きっと明日から夢に向かってくじけないで頑張って、運動会も盛り上がっていくんじゃないかと思います」と話されました。