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昨シーズンの実績により「今シーズンは内川選手を内野手としてしか起用しない」という首脳陣の方針が報道されていました。これには内川選手の意向も反映されていたのでしょうか?
僕からの希望ということではないのですが、基本的には一つのポジションに専念したいという思いを強く持っていました。
ところが打撃が好調なあまり、結局はレフトでの起用から始まってしまいましたね。
内野手はカットプレーに備えたりと、どのようなプレーにも関わっているのですが、外野手は自分のポジション以外のところにボールが飛んだ場合、基本的にカバーリングしかできません。一年間経験した事で外野を守る際の臨み方はよくなってきたと思いますが、ずっとショートを守ってきましたので、ちょっとそれだけでは物足りないというかゲームから「離れている感覚」を覚える時がありましたね。
シーズン中盤からはセカンド、終盤にはファーストを任されましたが、度々送球難が指摘されています。やはりこれからの課題は「守り」でしょうか?
ショートは「流れ」の中でプレイできるのですが(一、二塁手は)逆にターンして投げたりと、これまでにやった事のない感覚が求められているので、体の使い方をもっと経験していかないとだめですね。難しいプレイは勢いや運が左右するものなので決めればカッコいいのかも知れませんが、それ以前に100%アウトにできるプレイを確実にこなすという能力がまだ足りていないと感じています。
度々お話に出てきていますが、やはりショートにはこだわりが?
こだわりというか、ショートとして評価されてプロになる事ができましたし、「華」のあるポジションだと思っています。
一方の打撃では10月4日のジャイアンツ戦から3番を任されるなど、評価は絶対的ですね。
中軸の中でも打率、勝負強さ、ホームランが求められるオールマイティな3番が理想ですね。ベテランの選手に引っ張られている現状で世代交代が進まないのは、僕らの頑張りが足りないからだとずっと気になっていましたので、いつかは中心となって打てる選手になれればと思っていました。でもまだまだ争わなければならない立場です。いつかは100いれば100人が内川でいこう、と納得して貰えるような存在感を身につけたいですね。
最後に、プロを目指すプレイヤー達のためにアドバイスを頂けますか?
そうですね、僕たちプロの中でも「個人」の能力差は当然あるのですが、30本ホームランを打てる選手でも1本しか打てない選手でも、野球やサッカー、その競技に対する取り組み方、一生懸命努力する事は能力の優劣に関係なく誰にだってできることだと思います。僕自身プロになってしまえばドラフト1位だろうが下位だろうが関係ないと考えていたのですが、父親から「ドラフト1位だからこそ100%の気持ち、心構えで野球に取り組み、野球に対する姿勢は恥ずかしくないものであって欲しい」と何度も言われています。
ありがとうございます。
その「心構え」こそが、これまでの、そしてこれからの内川選手を支えているのですね。「秋季キャンプでは内川選手にサードを任せる」との報道がありました。是非この三遊間の「流れ」の中から、目標とされるショートのレギュラー獲得へのキッカケを掴んで欲しいと願っています! |