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スポーツ医科学センター
管理栄養士おすすめ!ヘルシーレシピ
料理写真
●文/関根豊子(スポーツ医科学センター管理栄養士)
イラスト
ム サ カ

4人分(エネルギー317kcal塩分1.9g)
材料

じゃがいも 大1個(塩・こしょう 少々)
玉ねぎ 大1/2個 にんにく 1かけ 牛ひき肉 200g トマト(調理用または完熟)1個 (オリーブオイル 大さじ 1/2 塩 小さじ2/5 こしょう・ナツメグ少々)
ナス 3本(オリーブオイル 大さじ1 塩・こしょう 少々)
市販ホワイトソース 1/2缶(140g)牛乳 60CC(シナモン 少々)
クッキングチーズ 60g
作り方
1
じゃがいもは茹でて軽くつぶし、塩・こしょうで下味をつけておく。
2
みじん切りにした玉ねぎとにんにくをオリーブオイルで炒める。しんなりしたところへ牛ひき肉を加え火を通し、さらにザク切りにしたトマトを加えて炒め、塩・こしょう・ナツメグで下味をつけておく。
3
ナスは縦に薄くスライスし、オリーブオイルを引いたフライパンで両面を軽く焼き、塩・こしょうで下味をつけておく。
4
ホワイトソースに牛乳とシナモンを加え温めておく。

5
グラタン皿にオリーブオイルを塗り、3のナスの1/2を並べ、1のじゃがいも、2のひき肉、もう一度4のナスの残りを重ね、4のホワイトソース、チーズをのせ、表面に焼き色がつくまでオーブンで焼く。

ギリシャの食事について
 今回は、アテネオリンピックにちなんで、ギリシャ料理を紹介します。ギリシャ料理は、国の位置と同様に、トルコ料理とイタリア料理の中間、塩・こしょうとオリーブオイル、チーズ、トマト、ナス、きゅうりなどを使った素朴なヨーロッパの料理です。 代表的なものには、今回紹介するムサカ(ナスとひき肉とじゃがいもの重ね焼)をはじめ、タラモサラダ(たらことじゃがいものサラダ)、ジャジキ(きゅうりのヨーグルトサラダ)、ラムユベッチ(ラムの煮込みと米型パスタのオーブン焼き)などがあります。このほかに、魚介類を使う料理も多いので、日本人にも親しみやすいことでしょう。
 ギリシャ料理のほとんどに使われるオリーブオイルは、オレイン酸が豊富でコレステロールを下げる働きが注目され、日本でも積極的に取入れる方が多くなりました。サラダやパスタ、炒め物はもちろん、特徴である香りと風味がより感じられる未精製のエクストラバージンは、バター代わりにパンにつけて食べてもおいしくいただけます。産地によって味や香りが違うので、好みのオイルを探してみるのも楽しいでしょう。日本では、小豆島が有名です。但し、健康効果が期待できるオリーブオイルも、摂り過ぎればエネルギーオーバーにつながります。油の種類に関係なく、分量は1日小さじ4杯程度が目安です。
 ギリシャのチーズはフェタが代表的です。フェタチーズは凝乳を塩水に浸して保存性を高めた製品で、真白く隙間のあるもろい構造をしています。塩分が強いため水や牛乳に浸して塩抜きをしてから、サラダなどに使われます。
 お酒はやはりワインが中心で、松ヤニの味と香りがついたレツィナが伝統的な白ワインだそうです。また、水で割ると白く濁るウゾという蒸留酒も代表的で、アニス(スパイスの一種)で甘い香りがつけられています。
今回のレシピ
 今回紹介するムサカは、ラザニアの原型になったといわれるナスのグラタンです。じゃがいも、ミートソースとなすを層にして、ホワイトソースをかけ、オーブンで焼きます。ホワイトソースにシナモンで香りつけする点が、エビやマカロニのグラタンとは違うところでしょう。ミートソースにはナツメグで香りをつけると、肉の臭みが和らぎます。ムサカは脂肪分も多く、どっしりと食べ応えのある料理です。組み合わせるならノンオイルでさっぱりと食べられる野菜メニューにしたいものです。
 ちなみに私は…この料理を紹介するにあたって、関内にあるギリシャ料理店へいってきました。前菜、パスタ、肉料理・魚料理といただき、もちろんワインも飲みました。どれもおいしかったのですが、油がしっかり使われていたのが気になった点です。普段は何ともなくても、大会直前、期間中など緊張の高まる時期では、油の摂り過ぎで、下痢をしたり体調を崩したりする選手もいるのです。海外遠征の経験が豊富だろうオリンピック代表選手の場合も、油の多さを頭において料理を選んで欲しいものです。多くの選手が良い成績を残せるよう、皆さん一緒に応援しましょう!

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2004年7月25日作成 (財)横浜市体育協会
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