フットボールはサッカーだけじゃない!ラグビーフットボールの魅力
取材●文/金子愛(神奈川スポーツセンター)、 宮ア英樹(横浜文化体育館) 協力●関東学院大学ラグビー部


ラグビーの歴史
 ラグビーとは、ラグビーフットボール(RUGBY FOOTBALL)の略称です。もともとラグビーとサッカーは「フットボール」と呼ばれる兄弟スポーツで、イギリスで誕生しました。それが二つに分かれることになったのは、1823年イングランド中南部にあるラグビースクールという学校で、フットボールの試合中、ウィリアム・エリスという少年が突然ボールを抱えて走り始めたのがきっかけで、これがラグビーのはじまりであると言われています。しかし、エリス少年のエピソード以外にもいくつかの「ラグビー発祥」の話があり、本当のところは今もって不明です。 関東学院大学ラグビー部試合風景
(C)AFLO SPORT
 

ラグビーにもあります

 1987年から4年に1回ワールドカップが開催されるようになりました。それまでは、イギリスでは5カ国(イングランド、ウエールズ、スコットランド、アイルランド、フランス、2000年よりイタリアも加わる)対抗戦が毎年行われており、その5カ国にニュージーランド、南アフリカ、オーストラリア等を加えた国々が個々にテストマッチを行い、その試合を中心に発展してきたため、ラグビー世界一を決めるワールドカップの開催が遅れていました。ワールドカップの優勝国は第1回がニュージーランド、第2回はオーストラリア、第3回は南アフリカ、第4回は再びオーストラリアで、ラグビーの中心は南半球となり、ワールドカップの開催が世界のラグビーの流れを変えたともいわれています。
 次回のワールドカップは2003年10月にオーストラリアで開催されます。日本代表チームもアジア地区予選を1位で突破しました。前回以上の成績が期待されています。

 
横浜とラグビー

 日本のラグビーフットボールの歴史は、横浜の地をおいて語れません。我が国初のラグビーの試合が行われたのは、1880(明治13)年12月4日にYFBC(ヨコハマ・フットボール・クラブ)がYCAC(横浜カントリー&アスレティッククラブ)のグラウンドで、ラグビー式フットボールのオープニングマッチを行っています。
 その後慶應義塾の英語教師に就任したイギリス人E・B・クラークが、ケンブリッジ大学で自ら体験したラグビー競技を、同じ頃に同大学でやはりラグビー・プレイヤーであった田中銀之助の協力のもと、塾生を直接指導し、1899(明治32)年慶應義塾大学に初めてラグビー部が創設されました。翌々年の1901年、YCACチームと我が国初の対抗試合を行った地が横浜公園球場でした。しかし、他のスポーツと異なり、プレイヤーが15人と大所帯な上、体をぶつけ合いボールを奪い合う激しいスポーツとあって、市民が楽しむようになるまでは時間がかかったようです。

 
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