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SPORTSよこはまVol.41:スポーツナビゲーター1

少年野球指導者講習会─小中学生の障害防止のために─

平成26年1月19日(日)、横浜市中区の関内ホールにて「少年野球指導者講習会」が開催されました。2部構成で行われた今回の講習会は、主に投球フォームに無理があることから生じる野球肘を防ぐこと、少年野球選手の心身の健全な発達、スポーツ外傷・障害予防を目的に、神奈川県野球協議会と横浜野球肘検診推進協議会の共催で開催され、少年野球チームの指導者・選手の保護者など約700人が集まりました。

渡辺 元智氏
渡辺 元智氏

第1部の講師は、横浜高等学校野球部監督の渡辺元智氏。
「根性野球で目標に進んでいても勝てず、悩んでいた時期に、多面的に野球を見ることの重要性を教わりました。アメリカ野球のキャンプを視察した時、決して無理をさせない指導…日本とは似て非なる指導方法と練習内容を見てショックを覚えたことを鮮明に記憶しています。その頃から少しずつ根性野球から離れた、現在の指導の基礎ができてきました。これからの指導者は、選手自身が故障を訴えないケースや、投げ方の変化といった小さな変化に気付く高い洞察力を養うためにも、スポーツ障害の予防知識を学ぶ必要があります」と、過去の経験を元に取り組んできた監督自身の経験談に、参加者は大きく耳を傾けていました。
最後に渡辺監督が話した「目の前の勝利を優先するあまり、酷使してしまい、将来をつぶしかねない故障やケガを選手に負わせることは絶対にしないでください」という言葉が参加者に響き渡りました。
渡辺 元智(わたなべ もとのり)/1968年秋、24歳の若さで横浜高等学校野球部監督に就任、現在に至る。甲子園成績通算は51勝21敗。松坂大輔投手をはじめ、多くのプロ野球選手を指導していることでも知られる。今年3月の第86回選抜高校野球大会出場決定(選抜出場は2年ぶり15回目)

渡辺 元智(わたなべ もとのり)
1968年秋、24歳の若さで横浜高等学校野球部監督に就任、現在に至る。甲子園成績通算は51勝21敗。松坂大輔投手をはじめ、多くのプロ野球選手を指導していることでも知られる。今年3月の第86回選抜高校野球大会出場決定(選抜出場は2年ぶり15回目)

髙木 大成氏(左)と岩間  徹氏(右)
髙木 大成氏(左)と岩間  徹氏(右)

第2部は横浜野球肘検診推進協議会代表の岩間徹氏と元埼玉西武ライオンズの髙木大成氏のトークショー。
中学時代、オスグッド(※1)が原因で野手に転向したという髙木氏。捕手に対するこだわりは持ちながらも、野手として野球を続けた当時のことを「膝への負担の少ない野手として野球を続けることで、膝を治して捕手に戻るつもりでした」と振り返り、「プロ野球選手の中にも学生時代と違う守備位置で活躍している選手が大勢います。故障をした時は、守備位置にこだわらず無理せず野球を続けてください。基本の技術が身についていれば、後々守備位置が変わっても野球を続けられます」と故障やケガにより夢をあきらめる子どもがでないよう、アドバイスを送りました。
岩間氏は、「最近ではスポーツドクターの検診によりスポーツ障害の周知が進み、予防が進んできています。それでも、小学生時代に故障しているケースや、故障に気付かず練習を続けているケースがいまだに見られるのも事実です。予防には指導者の皆さんの協力が不可欠です」と医師としての視点で参加者に検診の重要性を伝えました。

髙木 大成(たかぎ たいせい)
プリンスホテル高輪・品川、桐蔭学園高等学校─慶応義塾大学─埼玉西武ライオンズ(1996−2005)、右投げ左打ち
岩間  徹(いわま てつ)
潤生会岩間整形外科理事長、横浜野球肘検診推進協議会代表

第1部・第2部の話により「障害予防の現状と知識」、「子どもの心理状態やフォームの変化を観察することの重要性」への理解を深めた参加者からは、「野球の練習の他に行う体幹トレーニング内容」、「かかとの痛みを訴える選手がいる時の対応」、「普段のキャッチボールや素振りの程度(強度)」といった少年野球指導者ならではの質問がありました。それに対して、「昔ながらの遊びを取り入れることの有効性」、「かかとの痛みを含めた下半身のケアには、股関節回りの柔軟性を高めて、スムーズにリズムよく動かす指導が適している」、「正しいフォームを習得するという目的をしっかりもって、普段のキャッチボールや素振りを行うと良い」と、医学的見地と自らの体験・実例を交えながらアドバイスを送り、講習会は幕を閉じました。

※1 オスグッド:正式名称は「オスグッド・シュラッター病」。スポーツ活動によって、小学校高学年から中学の時期(成長期)に膝のお皿の下の骨が徐々に出て痛みを生じるもの

 

少年野球指導者講習会─小中学生の障害防止のために─

平成26年1月19日(日)、横浜市中区の関内ホールにて「少年野球指導者講習会」が開催されました。2部構成で行われた今回の講習会は、主に投球フォームに無理があることから生じる野球肘を防ぐこと、少年野球選手の心身の健全な発達、スポーツ外傷・障害予防を目的に、神奈川県野球協議会と横浜野球肘検診推進協議会の共催で開催され、少年野球チームの指導者・選手の保護者など約700人が集まりました。

渡辺 元智氏
渡辺 元智氏

第1部の講師は、横浜高等学校野球部監督の渡辺元智氏。
「根性野球で目標に進んでいても勝てず、悩んでいた時期に、多面的に野球を見ることの重要性を教わりました。アメリカ野球のキャンプを視察した時、決して無理をさせない指導…日本とは似て非なる指導方法と練習内容を見てショックを覚えたことを鮮明に記憶しています。その頃から少しずつ根性野球から離れた、現在の指導の基礎ができてきました。これからの指導者は、選手自身が故障を訴えないケースや、投げ方の変化といった小さな変化に気付く高い洞察力を養うためにも、スポーツ障害の予防知識を学ぶ必要があります」と、過去の経験を元に取り組んできた監督自身の経験談に、参加者は大きく耳を傾けていました。
最後に渡辺監督が話した「目の前の勝利を優先するあまり、酷使してしまい、将来をつぶしかねない故障やケガを選手に負わせることは絶対にしないでください」という言葉が参加者に響き渡りました。
渡辺 元智(わたなべ もとのり)/1968年秋、24歳の若さで横浜高等学校野球部監督に就任、現在に至る。甲子園成績通算は51勝21敗。松坂大輔投手をはじめ、多くのプロ野球選手を指導していることでも知られる。今年3月の第86回選抜高校野球大会出場決定(選抜出場は2年ぶり15回目)

渡辺 元智(わたなべ もとのり)
1968年秋、24歳の若さで横浜高等学校野球部監督に就任、現在に至る。甲子園成績通算は51勝21敗。松坂大輔投手をはじめ、多くのプロ野球選手を指導していることでも知られる。今年3月の第86回選抜高校野球大会出場決定(選抜出場は2年ぶり15回目)

髙木 大成氏(左)と岩間  徹氏(右)
髙木 大成氏(左)と岩間  徹氏(右)

第2部は横浜野球肘検診推進協議会代表の岩間徹氏と元埼玉西武ライオンズの髙木大成氏のトークショー。
中学時代、オスグッド(※1)が原因で野手に転向したという髙木氏。捕手に対するこだわりは持ちながらも、野手として野球を続けた当時のことを「膝への負担の少ない野手として野球を続けることで、膝を治して捕手に戻るつもりでした」と振り返り、「プロ野球選手の中にも学生時代と違う守備位置で活躍している選手が大勢います。故障をした時は、守備位置にこだわらず無理せず野球を続けてください。基本の技術が身についていれば、後々守備位置が変わっても野球を続けられます」と故障やケガにより夢をあきらめる子どもがでないよう、アドバイスを送りました。
岩間氏は、「最近ではスポーツドクターの検診によりスポーツ障害の周知が進み、予防が進んできています。それでも、小学生時代に故障しているケースや、故障に気付かず練習を続けているケースがいまだに見られるのも事実です。予防には指導者の皆さんの協力が不可欠です」と医師としての視点で参加者に検診の重要性を伝えました。

髙木 大成(たかぎ たいせい)
プリンスホテル高輪・品川、桐蔭学園高等学校─慶応義塾大学─埼玉西武ライオンズ(1996−2005)、右投げ左打ち
岩間  徹(いわま てつ)
潤生会岩間整形外科理事長、横浜野球肘検診推進協議会代表

第1部・第2部の話により「障害予防の現状と知識」、「子どもの心理状態やフォームの変化を観察することの重要性」への理解を深めた参加者からは、「野球の練習の他に行う体幹トレーニング内容」、「かかとの痛みを訴える選手がいる時の対応」、「普段のキャッチボールや素振りの程度(強度)」といった少年野球指導者ならではの質問がありました。それに対して、「昔ながらの遊びを取り入れることの有効性」、「かかとの痛みを含めた下半身のケアには、股関節回りの柔軟性を高めて、スムーズにリズムよく動かす指導が適している」、「正しいフォームを習得するという目的をしっかりもって、普段のキャッチボールや素振りを行うと良い」と、医学的見地と自らの体験・実例を交えながらアドバイスを送り、講習会は幕を閉じました。

※1 オスグッド:正式名称は「オスグッド・シュラッター病」。スポーツ活動によって、小学校高学年から中学の時期(成長期)に膝のお皿の下の骨が徐々に出て痛みを生じるもの

 

                           
 
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