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SPORTSよこはまVol.40:横浜ビー・コルセアーズメディカルトレーナー日誌[スポーツ現場のあれこれを綴る帯同記]

横浜ビー・コルセアーズ メディカルトレーナーの現場から

横浜市スポーツ医科学センター 理学療法士 玉置 龍也

横浜市スポーツ医科学センター 理学療法士 玉置 龍也試合前の準備

 本稿執筆中の10月、いよいよbjリーグはシーズン開幕を迎えました!!
ここから7ヶ月間52試合の長い航海が始まります。今回はその試合前に行う選手ケアの様子をご紹介します。昨年度の記事(※2013年2月号)で同内容を主観的な目線で書きましたので、見比べて頂くと面白いかもしれません。
 通常、試合前はテーピングやベンチ設営などがTR(トレーナー)の優先的な仕事です。ビーコルにはTRが3人いるため、1人が選手ケアに集中できる体勢になっています。それでも試合前はとにかく時間がありません。対応人数や対応時間が自ずと限られるため、明確な効果を出すにはいくつかのポイントが重要です。

骨盤調整修正用のデバイスを用いてセルフ運動を行う山田選手
骨盤調整修正用のデバイスを
用いてセルフ運動を行う
山田選手
移動中のバス車内でケアを行う玉置
移動中のバス車内でケアを行う玉置

1.症状に対する問題点を素早く探し、優先順位をつける
2.セルフ運動と組み合わせて最大限の効果を出す(写真上)
3.移動時なども含め、できる限り有効に時間を使う(写真下)

 これらは1日に多くの外来患者さんに対応する医科学センターの臨床で培われてきました。運動の準備はストレッチでも可能ですが、痛みや関節の動きを瞬時に変えるにはそれだけでは足りません。影響の強い部分、その部分をどのように変えるか、それに必要なことは?…それらを、短時間でできるだけ細かく特定し、ピンポイントでアプローチします。
 このような準備を経てコートへ選手を送り出すわけですが、その選手が試合で活躍する姿はTRとして至福の喜びです。スタッフなのにベンチ裏で大きなリアクションを取ってしまいがちなのは、そんな気持ちの表れです(笑)。

横浜ビー・コルセアーズ メディカルトレーナーの現場から

横浜市スポーツ医科学センター 理学療法士 玉置 龍也

横浜市スポーツ医科学センター 理学療法士 玉置 龍也試合前の準備

 本稿執筆中の10月、いよいよbjリーグはシーズン開幕を迎えました!!
ここから7ヶ月間52試合の長い航海が始まります。今回はその試合前に行う選手ケアの様子をご紹介します。昨年度の記事(※2013年2月号)で同内容を主観的な目線で書きましたので、見比べて頂くと面白いかもしれません。
 通常、試合前はテーピングやベンチ設営などがTR(トレーナー)の優先的な仕事です。ビーコルにはTRが3人いるため、1人が選手ケアに集中できる体勢になっています。それでも試合前はとにかく時間がありません。対応人数や対応時間が自ずと限られるため、明確な効果を出すにはいくつかのポイントが重要です。

骨盤調整修正用のデバイスを用いてセルフ運動を行う山田選手
骨盤調整修正用のデバイスを
用いてセルフ運動を行う
山田選手
移動中のバス車内でケアを行う玉置
移動中のバス車内でケアを行う玉置

1.症状に対する問題点を素早く探し、優先順位をつける
2.セルフ運動と組み合わせて最大限の効果を出す(写真上)
3.移動時なども含め、できる限り有効に時間を使う(写真下)

 これらは1日に多くの外来患者さんに対応する医科学センターの臨床で培われてきました。運動の準備はストレッチでも可能ですが、痛みや関節の動きを瞬時に変えるにはそれだけでは足りません。影響の強い部分、その部分をどのように変えるか、それに必要なことは?…それらを、短時間でできるだけ細かく特定し、ピンポイントでアプローチします。
 このような準備を経てコートへ選手を送り出すわけですが、その選手が試合で活躍する姿はTRとして至福の喜びです。スタッフなのにベンチ裏で大きなリアクションを取ってしまいがちなのは、そんな気持ちの表れです(笑)。