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    イベントレポート

第23回夏季デフリンピック競技大会に係る「横浜市スポーツ栄誉賞」の贈呈

 

 8月31日(木)横浜市庁舎で、トルコ共和国サムスンで開催された、第23回夏季デフリンピック競技大会に出場し3位までに入賞した横浜ゆかりの選手に対して「横浜市スポーツ栄誉賞」の贈呈式が行われた。

 

 

 受賞者は、三枝浩基選手(陸上男子4×100mリレー:金メダル)、滝澤佳奈子選手(陸上女子棒高跳び:銅メダル)、早瀨久美選手(マウンテンバイク女子クロスカントリー・オリンピック:銅メダル)で、横浜市の林文子市長より賞状、公益財団法人横浜市体育協会の山口宏会長から記念品、横浜市会の松本研議長から花束が贈られた。

 

 

 

 横浜市の林文子市長は「今回の大会では、日本人選手の活躍が目覚ましく、金メダル6個、銀メダル9個、銅メダル12個と過去最多のメダルを獲得しました。そして、大変な努力が大きく実ったことをお祝い申し上げます。今後もますますご活躍いただき、私たちに夢と希望を与えてほしいと思います。」とお祝いのあいさつがあった。

 

 

 

三枝浩基選手

 デフリンピックでは、メダルを獲得でき良いタイムが出せたことをうれしく思います。たくさん応援をもらい感謝しています。今後も新たな歴史を作れるよう頑張ります。

 

 高等学校から陸上競技をはじめ、平成25年「第22回夏季デフリンピックソフィア競技大会」100mで8位入賞、4×100mリレーで6位入賞。同年、第10回日本聴覚障害者陸上競技選手権大会100mで1位、翌年の同大会でも100m1位と2連覇した。平成28年「第3回世界ろう者陸上競技選手権ブルガリ大会」4×100mリレーで銅メダル。平成29年「第23回夏季デフリンピック競技大会」で銅メダル。

 

 

滝澤佳奈子選手

 今回自己ベストを15cm超えることができました。先生や先輩方の応援のおかげです。ありがとうございました。

 

 陸上競技を始めてまだ3年と競技歴は浅いが、平成28年「第3回世界ろう者陸上競技選手権ブルガリ大会」女子棒高跳びで4位。平成29年「第23回夏季デフリンピック競技大会」陸上女子棒高跳びで、銅メダル。

 

 

早瀨久美選手

 大会が終わって地元に帰ると「デフリンピックおめでとう」と横断幕があり、とてもうれしかったです。これからも地域とのつながりを大切に、このメダルを子どもたちに見せて、広くデフリンピックを広めていきたいと思います。今後とも応援をよろしくお願いします。

 

 平成25年「第22回夏季デフリンピックソフィア競技大会」でマウンテンバイク女子クロスカントリーオリンピック銅メダル。平成29年「第23回夏季デフリンピック競技大会」マウンテンバイク女子クロスカントリーオリンピックで銅メダル。また同大会の日本選手団主将。

 

 

 

 横浜市スポーツ栄誉賞の贈呈式後、林文子市長と3選手は歓談をおこなった。

 

 

 

 林市長が早瀬選手に、日本選手団の主将として大会に臨んだ気持ちを質問すると「宿舎が選手みんな一緒だったので、階段ですれ違う時など顔を合わせる機会があり、声を掛け合える環境だったので、自然に気持ちが一つになれたと思います」と話していた。

 

 

 

 三枝選手のデフリンピック出場2回目で金メダルと言う快挙を讃えると「正直、世界1位になれると思っていなかった。練習の積み重ねが成果に出てうれしかった。」と話し、林市長から、「2回とも第1走者ですか?」の質問には、「はい。第1走者は、プレッシャーがあります。失敗しないように集中力を高めました。」と話していた。

 

 

 

 滝澤選手には、棒高跳びを選んだきっかけを質問すると「学校の先生と竹花康太郎選手(同大会出場選手)が知り合いで、一緒に練習してみないか?と誘ってくれたのがきっかけです。」と話していた。同行していた滝澤さんのお母様は、夢のような結果で神様からプレゼントをもらった気持ちです。と話していた。

 

 

 

 早瀨選手から陸上競技のリレー種目は、4人で競技をするのでタイミングを合わせる練習を何度も行い、技術を磨かなければならない。日本は、リオリンピックは2位、パラリンピックは3位、そして、デフリンピックは1位という快挙を成し遂げている。そして、これからも頑張り、メダルを獲得できるようにチャレンジしていくと意気込みを語った。

 

 

 

 

【横浜市スポーツ栄誉賞】

 オリンピック及びパラリンピックで3位までに入賞、若しくは、これらに準ずる大会で顕著な功績を残した方の中で、住所・勤務先・出身校または所属するチームの所在地が横浜市であること、若しくはこれに準じると認められる方に贈られる。

 

 

 

【第23回夏季デフリンピック競技大会】

デフリンピックは、4年に1地、世界規模で行われる聴覚障害者を対象にしたスポーツ大会で、国際ろう者スポーツ委員会が運営している。

開催地 トルコ共和国サムスン

期間 平成29年7月18日~30日

実施種目 21競技

日本選手団の成績 11競技

金メダル6個、銀メダル9個、銅メダル12個(計27個)

 

【参考】

国際オリンピック委員会は、「パラリンピック」「デフリンピック」「スペシャルオリンピックス」の3大会のみ「オリンピック」の名称使用を許可している。