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元オリンピック陸上選手苅部俊二のダッシュ

vol.12「沖縄レポ」

 今回は沖縄からレポートします。今、日本陸上競技連盟の男子短距離の日本代表合宿で沖縄県に来ています。気温は毎日20度を超え大変良い練習ができています。

 2月から3月にかけて沖縄県はプロ野球などのキャンプに代表されるように多くのスポーツ種目の合宿で賑わいます。
 私たちが今宿泊しているホテルは横浜ベイスターズのファームが宿泊していたホテルです。ちょうど私たちと入れ違いで練習試合のためにキャンプ地を移動していました。今年は一応教え子(大学で私の授業を取っていましたので)の加賀美希昇くんがドラフト2位で横浜入りしたので応援したいと思っています。加賀美くんは地元の出身ですし、1軍での活躍、期待したいです。
 ちなみに横浜の2軍は、今年度(2010年10月)に湘南シーレックスから横浜ベイスターズに戻りました。最近いろいろとニュースになった横浜ベイスターズですが、頑張ってほしいですね。

 私たちが宿泊しているホテルは、沖縄市のそれほど大きくない中型のホテルなのですが、この時期スポーツの合宿でたくさんの選手が宿泊しています。オリンピックに出場するような選手が普通にフロントでうろうろしています。ソフトボールの日本代表もかつては毎年のようにこのホテルを利用して合宿をしていました。
 沖縄市は、「スポーツコンベンションシティ」を宣言しています。周辺地区を含めスポーツ施設が大変充実しており、「スポーツ観光都市」としてスポーツによる街作りを推進し、いろいろなスポーツ大会やスポーツ合宿を積極的に誘致しています。ホテルも移動や食事などスポーツ合宿を考慮してくれています。ですから今や沖縄市は、スポーツ合宿のメッカとなっています。この合宿中に沖縄市長の東門市長ともお会いしてきましたが、スポーツに大変理解がありスポーツ振興について真剣にお考えのようでした。

 私たちが沖縄で合宿をする目的は、シーズンを前に冬期トレーニングからスピードを高めていく移行期のトレーニングを行うためです。また、シーズンが始まってしまうとなかなかトップ選手が一堂に集まる機会がなくなってしまいます。つまり、シーズンに入ってしまうと、リレーのバトンパスワークの練習ができなくなってしまいます。ですから、こうしたシーズン前の移行期に温暖な地で合宿を行い、バトンパスワークを磨いておくのです。
 まだ合宿途中ですが、今のところ充実した良いトレーニングが消化できています。私たちはすでにロンドンオリンピックを見据えた強化を行っています。5月8日には川崎市の等々力陸上競技場で開催されるIAAF(国際陸上競技連盟International Association of Athletics Federations)ワールドチャレンジミーティングス第3戦ゴールデングランプリ川崎でこの合宿の成果をみたいと考えています。
 このIAAFワールドチャレンジミーティングスは昨年まで5月に開催されていた国際グランプリ陸上大会大阪大会と9月に川崎市で開催されていたスーパー陸上が合併した大会で、世界のトップアスリートが集結する予定です。お近くの方はぜひ足を運んでみてください。

苅部俊二 プロフィール

1969年5月8日生まれ、横浜市南区出身。

元オリンピック陸上競技選手。横浜市立南高等学校から法政大学経済学部、富士通、筑波大学大学院で競技生活を送る。

現在は法政大学スポーツ健康学部教授 コーチ学(スポーツ心理学) 同大学陸上競技部監督 法政アスリート倶楽部代表 日本陸上競技連盟強化委員会ディレクター兼オリンピック強化コーチ(ハードル)。

2007年から日本陸上競技連盟強化委員会の男子短距離部長を務め、世界選手権(2007大阪、2009ベルリン、2011大邱、2015北京、2019ドーハ)、オリンピック(2008北京、2012ロンドン)に帯同。

また、2014年には日本陸上競技連盟の男子短距離部長へ復帰し2016リオデジャネイロオリンピックに帯同し、日本短距離男子チームの責任者として同行した。

1990年代を代表する陸上競技者として活躍。1996年のアトランタと2000年のシドニーオリンピックに出場、世界室内陸上競技選手権大会400mで銅メダルを獲得するなどの活躍を見せた。元400mハードル日本記録保持者。

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