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管理栄養士おすすめ! ヘルシーレシピ 2008年 8月号
ヘルシーレシピ
玄米ご飯、冷汁、茄子・厚揚げのピリ辛炒め、夏野菜の揚げ浸し、西瓜の淡雪羹

 

お盆の日メニュー

写真は

  • 玄米ご飯

  • 冷汁

  • 茄子・厚揚げの ピリ辛炒め

  • 夏野菜の揚げ浸し

  • 西瓜の淡雪羹

レシピはこちら

 8月に入りましたが残暑厳しい毎日が続き、夏ばて・水分補給は大丈夫でしょうか?

 お盆は、7月15日を中心として祖先供養の時期をさし、精霊会(しょうりょうえ)・盂蘭盆会(うらぼんえ)ともいいます。精霊とは「祖先の霊」・盂蘭盆会とは「逆さに吊るされた苦しみを救う」というサンスクリット語です。この盂蘭盆会の行事が日本に伝来し日本独自のお盆の習慣がつくられました。

 お盆が始まる13日夕方になると家や寺の門前で迎え火を燃やし(精霊迎え)、仏壇の前に盆棚を設け、旬の野菜・果物が供えられ、朝昼晩の3回のご飯と水も供えます。また、16日には家や寺の門前で送り火を燃やし祖先の霊を送り出します。この時に、盆棚に供えた野菜や果物を川や海に流す「精霊流し」を行います。

上手な水分の取り方
 8月に入り蒸し暑さも本番を迎え、スポーツや外出時での発汗量も増えて、熱中症につながりやすくなります。

 水分補給は熱中症を予防しコンディション調整、競技力の低下防止において欠かせないものです。

 ヒトの体重の約60%は水で構成されています。水分の役割は、

  1. 細胞そのものの材料
  2. 体内浸透圧・電解質バランスの調節や維持
  3. 栄養素・老廃物の運搬

 と様々な機能をもっています。

 体内の1日の水分出納を見ると

摂取・産生量 排出量
飲料水 1200ml 尿 1400ml
食物 1000ml 便 100ml
代謝水 300ml 700ml
    呼気 300ml
合計 2500m 合計 2500ml

となり、90%が小腸、残りは大腸で吸収されます。体液にはNa・K・Mgなどの電解質が含まれ、体の生理機能(体内浸透圧)を一定に維持するために必要となります。ヒトは発汗により皮膚表面で水分を蒸発させろことで気化熱が奪われ体温が下がります。しかし、夏場の暑熱環境下や運動中は体温が上昇し、大量の発汗によって、電解質の損失量も増加します。水分補給が適切に行われなければ、体温調節機能に破綻をきたし熱中症につながります。

 熱中症は、
熱痙攣 多量の発汗に伴い水・電解質が喪失し筋肉の痙攣がおこる
熱疲労 脱水により体温上昇・脱力・意識障害を認める(熱射病の前段階)
熱射病 意識障害・体温40.5℃以上・皮膚の乾燥がみられ、体温上昇による循環・呼吸中枢の失調がみられる⇒救急車を呼ぶ

に分類され生命の危機につながります。熱中症予防として水分補給が大きな意味をもちます。では、水分補給はどのように行えばよいのでしょうか? 

 水分補給方法について

 水分量の目安は一般に成人の場合、体重の4%前後(例えば70kgの男性では、少なくとも1日2.5リットルの水分が必要)。また、消費エネルギー1000kcalあたり、1リットルの水分補給が推奨されています。

 運動時の水分補給を考えるうえで、日常の運動時の発汗量を把握することが大切です。運動前後の体重を計り、減少量が水分量と考えられます。また、体重の2〜3%の水分喪失で運動パフォーマンス・体温調節能力に低下がみられますので、運動中の水分損失量を体重の2%以内に留めるように水分補給を行いましょう。

運動中の水分補給の目安
運動強度 水分摂取量の目安
運動種類 持続時間 競技前 競技中
トラック競技
バスケット
サッカー
1時間以内 250〜500ml 500〜1000ml
マラソン
野球 
1〜3時間 250〜500ml 500〜1000ml/時間
トライアスロン
ウルトラマラソン
3時間以上 250〜500ml 500〜1000ml/時間
必ず塩分補給

となり、ポイントは

  1. 競技前から250〜500mlの水分を補給すること
    すなわち、競技当日の朝から水分補給はスタートしているのです。朝食に味噌汁やスープをとることも水分補給のひとつです。
  2. 競技中は15〜20分ごとにコップ1杯(150〜200ml)の水分を補給することです。
水分補給の水分内容
 運動中の水分補給でもっとも重要なことは水の吸収率を最大にすることです。水分内容によって胃の通過速度や腸管での吸収速度に差が生じます。
  1. 運動強度が低く発汗量が少ない・運動時間が短時間(1時間以内)の場合は、水・お茶で十分です。
  2. 運動強度が高く発汗量が多量・運動時間が長時間(90分以上)の場合は、塩分・糖分の補給が必要となります。
塩分 0.2%前後の食塩
糖分 6%前後の糖質(砂糖・果糖・ブドウ糖等)
温度 5〜15℃に冷やす(体温上昇の抑制効果あり)
 市販のスポーツドリンクには上記の濃度の糖分・塩分やミネラルを含んでおり、長時間の運動中の水分補給には適しています。また、スポーツドリンクにはエネルギー・糖分が含まれますので、運動時以外に日常的に飲むと体重増加につながることもありますので注意が必要です。

 適切な水分補給を行い、8月の猛暑を乗り切りましょう。

 

参考
(1) 日本人のしきたり 飯倉晴武
(2) アスリートのための栄養・食事ガイド 小林 修平
(3) 新版コンディショニングのスポーツ栄養学 樋口 満
(4) スポーツ活動中の熱中症予防ガイドブック 日本体育協会

 

 

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