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管理栄養士おすすめ! ヘルシーレシピ 2008年 3月号
ヘルシーレシピ
ひな祭りメニュー ちらし寿司・はまぐりの吸い物・菜の花の辛子和え・牛乳ムース・ひなあられ

 

ひな祭りメニュー

写真は

  • ちらし寿司

  • はまぐりの吸い物

  • 菜の花の辛子和え

  • 牛乳ムース

  • ひなあられ

レシピはこちら

 3月3日は桃の節供・ひな祭りです。この日はひな人形を飾り、白酒・菱もち・はまぐりの吸い物などを食しお祝いします。

 古代中国では、3月最初の己の日に川に入り「けがれ」を清める上巳節という行事がありました。その後、日本に伝わり、室町時代の貴族の女の子達の人形遊び「ひない祭り」が合わさりひな祭りの原型になったといわれています。また、「流しびな」の風習は、子供の「けがれ」をひな人形に移し川や海に流したことからきています。

 安土桃山時代に入ると、貴族から武家の社会に伝わり、江戸時代にはひな祭りは庶民の間に広まり、この頃には、ひな段にひな人形、桃の花を飾るという現在のひな祭りに近い形になります。
桃の木は中国で悪魔を打ち払う神聖な木と考えられていたため、ひな祭りで飾られるようになりました。そして、一年の節目として重要とされた五節供*の一つ「桃の節供」が誕生しました。

 

  • 五節供・・五節供とは江戸幕府が定めた式日、1/7「七草の節供」、3/3「桃の節供」、5/5「菖蒲の節供」、7/7「七夕の節供」(七夕)、9/9「菊の節供」の五節供を表します。

ひな祭りの食材について紹介します。

  • 「菱もち」・・下段の緑色は邪気を払うよもぎ、中段の白色は清純を表し、上段の赤色は桃の花を表している。
  • 「はまぐり」・・一対のはまぐりは他の殻とは上下がぴたりと合わない事から、夫婦和合の例えとして「よき伴侶を得るように」と願いが託されている。
ヨーグルトについてヨーグルトを使ったレシピはコチラ
 「ヨーグルト」とは牛乳を乳酸菌で発酵させた発酵乳です。健康に関わるヨーグルトの効用は、
  1. 牛乳成分の効用
  2. 乳酸発酵による効用
  3. 乳酸菌の効用

 と実に様々です。

  1.  「牛乳成分の効用」として、牛乳は良質のたんぱく質・カルシウムを豊富(牛乳100cc・・たんぱく質3.3g、カルシウム110mg)に含み必須アミノ酸のバランスも良く、牛乳に含まれる乳糖は腸内の善玉菌(主にビフィズス菌)の餌となり、ビタミンAは胃の粘膜の免疫力を高め、粘膜表面の荒れや傷を治す働きがあります。
  2.  「乳酸発酵による効用」として、牛乳が乳酸発酵する過程で、牛乳に含まれるたんぱく質は、たんぱく質⇒ペプチド⇒アミノ酸と分解されるため消化が良く、カルシウムは吸収されやすい状態になります。また、分解途中のペプチドでは肝臓の機能を高める・血圧や血中コレステロールを低下させるなどの効用がわかってきています。
  3.  「ヨーグルトに含まれる乳酸菌の効用」として、腸内細菌のバランス「腸内菌叢(フローラ)」を整える事があげられます。腸内細菌は大きく3つにわけられます。
  種類 働き1 働き2
善玉菌 ビフィズス
乳酸桿菌
ビフィズス菌は、糖を分解し乳酸・酢酸を作り腸内を酸性にする。酸性になる事で病原菌の感染・発ガン物質の生成が予防される。
免疫の正常化。
悪玉菌の増殖防止。
乳酸桿菌は、免疫細胞に働きかけ免疫力を亢進する。
大腸に到達した菌体はビフィズス菌の餌となり腸内細菌のバランスを整える。
腸内の有害物質を吸着し排泄する。
悪玉菌 大腸菌
ウエルシュ菌
大腸菌は、ヒトの腸内には数は少ないが、種類によっては幼児・老人など免疫力が低下しているヒトでは下痢・病気を起こす原因となる。 食物残渣を腐敗させ有害物質を作り、腸管から取り込まれる事で細胞の老化が促進する。
胆汁酸を変換させ発ガンに関与すると考えられているものもある。
中間菌 日和見菌 腸内で善玉菌が優勢になれば良い働きを行い、悪玉菌が優勢になれば悪い働きに加担する。  
 
また、乳酸菌には上記の他にも
  1. 免疫機能を高める物質が含まれ、これが腸管の免疫細胞を刺激し抵抗力を高める
  2. 乳酸菌には乳糖分解酵素が含まれ消化しにくい乳糖を分解するため、牛乳を飲むと下痢を起こす乳糖不耐症の方もヨーグルトなら下痢など症状が出ない事があります。
  3. 乳酸菌は生菌又は塩酸・消化液で死菌となっても食物繊維と同様、腸内の有害物質を吸着し排泄し便通をスムーズにする働きがあります。

 また、善玉菌であるビフィズス菌はオリゴ糖を餌に増えます。しかし、悪玉菌はオリゴ糖を餌にはしないため、ヨーグルトと一緒にオリゴ糖を含む食品(蜂蜜・大豆・ごぼう・玉葱・味噌など)を食べると腸内のビフィズス菌の働きはより高まります。さらに、水溶性食物繊維(果物・海藻・こんにゃく・一部の野菜)を一緒にとる事で便通をスムーズにする効果があがります。

 ヨーグルトを食べる量は1日200gを目安とし(コレステロール・体脂肪率が高い方は少なくする又は低脂肪タイプのものを選ぶ)、同じ菌種のヨーグルトを10日程度食べ続けてみましょう。排便に変化が感じられなかったら別の菌種・菌株のヨーグルトに変えます。この作業を繰り返すうちに自分の腸にあったヨーグルトが見つかります。

 しかし、肉・脂肪に偏った高たんぱく質・高脂肪な食事、ストレスにより抵抗力が弱り悪玉菌が活躍し始めると発ガン物質が生成され腸内の老化が早まり大腸ガンのリスクを高めます。

 「日本では昔より味噌・醤油・漬物・酒など植物性乳酸菌を利用した発酵食品中心の和食の食事でした。では、現在はどうでしょう?ファーストフードやインスタント食品中心のタンパク質・脂肪たっぷりな食事が主流となっています。今一度、昔の食事にたち返る時ではないでしょうか?」

参考: 「栄養と料理」07.9月号
 「日本人のしきたり」飯倉晴武


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