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あんどうたかおのバスケにどっぷり

vol.88「年末年始の大会等」

2015年 明けましておめでとうございます<(_ _)>

皆さんはどのようなお正月をお迎えしたのでしょうか。今年一年が読者の皆さんにとって良い年でありますように。

 

 

さて、今気がつきましたが、今回で88回目の連載となりました。新年早々末広がりで縁起が良いですね!!

 

縁起が良いといえば、横浜ビー・コルセアーズは昨年末の最終ゲームに勝利しました。そこまで12連敗を喫していたので、やっと雲の切れ間から太陽が顔を出したところです。でも波は相変わらず高そうですが…。

 

12連敗の原因は前回も書いたとおり、外国籍選手の少なさです。11月15日(土)巨漢#55ウェイン・マーシャルが膝の怪我で欠場、29日(土)には#33ジャーフロー・ラーカイが膝を怪我し欠場となり、#15ウォーレン・ナイルズ(194cm)ひとりとなったこと。その後12月に入り#23カイル・マーシャル(200cm、以下カイル)と契約したもののインサイドで活躍するには二人とも身長が低く弱点補強にはならず、勝つことはできなかった。

 

#15 ウォーレン・ナイルズ(左) #33ジャーフロー・ラーカイ(右)

 

我慢すること2週間。12月20日(土)の新潟アルビレックスBB戦で待望の#33ラーカイが復帰。とはいえ膝の状態は完璧というわけではなくプレータイムも限られていたため、満足にプレーできず2敗してしまった。

 

いよいよ年内最終節となった27-28日の大分ヒートデビルズ戦@トッケイセキュリティ平塚総合体育館。#33ラーカイの膝の状態も良くなり「大分に連勝!!」と意気込んだものの、キャプテン#13山田謙治が捻挫で欠場。これは痛い。

 

プレーオフ10ゲームを含めたこれまでのビーコル創設以来、通算190ゲームすべてをスタメンで通した唯一の選手#13山田の記録がここで途絶えました。残念…。

 

ただそれは#13山田の個人記録であって、大事なのはチームの勝利です。中でも「コート上の指揮官」と言える大事なポイントガード(以下PG)だった#13山田の後釜に誰を据えるのか?

#13 山田 謙治

 

勝久マイケルヘッドコーチは#37河野誠司を任命しました。元々#13山田のバックアップのPGとして平均14分ほど出場してますが、今シーズンスタメンは初めてです。当人は「緊張はしてませんでした」と言ってましたが、相手チームとすると経験の少ない#37河野は狙い目です。案の定トラップを仕掛けてきました。ボールを運ぶ#37河野をライン方向へ押し込んだり、ダブルチームでボールを奪いに来ました。スティール(ボールを取られること)されたり8秒ルール(フロントコートまで8秒以内に持ち込まなくてはいけない)を取られ、さらにそれからの速攻でイージーシュートを許し9-12とされて、主導権を渡した格好になりました。

#37 河野 誠司

 

終盤#15ナイルズと#23カイルのシュートで追い上げたものの、74-76の2点差で逃げられてしまい、球団史上最悪となる12連敗を喫しました。

 

でも私は心配してませんでした。これなら翌日の「年内最終戦は勝てる」と確信したのです。というのは、前週21日(日)vs新潟戦のゲームは満足いかない内容で、終盤になり「どうせ勝てやしないのだから」とうつむいたり投げやりな態度を取る選手の姿が見えたからです。勝ち負けではなく態度です。これを見て、今までどれだけ負けていても温かい声援を送ってくれたブースターさん達から不満が漏れてきました。

 

負けていても選手達の懸命さが伝わってくるからビーコルを応援してくれていたのです。そんな態度では今まで応援してくれたブースターさんを裏切ることになります。

 

しかしそこは反省し、気持ちを新たにして大分戦に臨みました。その気持ちの表れが、立ち上がりからのプレスでした。

 

負けましたが期待の持てる負け方でした。だから私は安心してウインターカップ女子決勝戦へ行けたのです。

 

そのとおり、翌28日(日)は#3蒲谷、#15ナイルズ、#33ラーカイの活躍と強いディフェンスで66-61と大分を下し、チーム創立以来の96勝目(プレーオフは含まず)となる今シーズン5勝目をあげることができました。

 

私の予想では100勝目は2月6(金)-7(土)の埼玉ブロンコス戦@横浜文化体育館あたりと踏んでますが…。

 

次のホームゲームは1月24日(土)25日(日)、青森ワッツ(現在14勝12敗イースタン6位)との対戦。トッケイセキュリティ平塚総合体育館で行われます。

 

これからの対戦相手は勝率の低いチームが多くなるため、かなり勝ち星は増えると思います。

 

 

さて、年末のバスケットといえば、高校生のウインターカップ(以下WC)です。「東日本大震災復興支援 JX-ENEOSウインターカップ2014  平成26年度第45回全国高等学校バスケットボール選抜優勝大会」は、男女とも各都道府県代表+開催地+インターハイ上位2校の計50校で争われる大会で、大きな東京体育館が連日満員になる、日本一人気のある大会です。神奈川県からは男子がアレセイア湘南(以下アレセイア)、女子が県立金沢総合(以下金総)が代表として出場しました。

 

アレセイアはインターハイに続いて初出場です。WCの会場に入ると、大きな入れ物と大観衆に圧倒され舞い上がってしまうそうです。アレセイアもご多分に漏れず舞い上がってしまったようで、「自分達のディフェンスができなかった」と小田島誠コーチは言ってましたが、中盤の追い上げ虚しく84-87で兵庫県代表・報徳学園に敗れてしまいました。勝っていれば3回戦まで行けたはずなのに残念でした。

 

一方、女子の金総。優勝候補大本命の桜花学園の山に入ってますが、1回戦の相手はインターハイ(以下IH)出場の滋賀短大附(滋賀県代表)。前半は#7清田陽香と#10木山唯の得点で同点の展開でしたが、後半に入り4分ほど経ったあたりから#7清田、#5関崎南などの連続シュートで一気に引き離しました。

 

最終ピリオド中ごろに追い上げられ5点差まで詰められたものの、強いディフェンスで得点を与えず、攻めては#4荒井未翔、#8青池里奈などのシュートで一気に引離し82-66で勝利し、2回戦に駒を進めました。

 

翌24日(水)の2回戦の相手は、シードされている県立四日市商(三重県代表、以下四市商)。滋賀短大附に勝った勢いで臨みたいところでしたが、Wエースのひとり#10木山が滋賀戦で怪我して欠場となってしまい、非常に辛い。こうなったらWエースの相棒・#7清田がやるしかない。

 

立ち上がりから#7清田にボールを集め、徹底的に1on1を仕掛けますが、四市商のディフェンスが強く簡単には得点できず、さらに身長でハンデのあるインサイドを攻められ14-25とされて第2ピリオドへ。

 

#7清田は果敢にATB(ドリブルでゴールへ攻めること)するが、金総得意の3Pがなかなか撃てないため、プレスもかけられずペースが掴めないまま時間が過ぎてゆく。

 

51-68で迎えた最終ピリオド。金総は練習でやっている「残り5分で10点負け」を想定した強いプレッシャー・ディフェンスを展開する。練習どおり相手ボールをカットしたり奪ったりの猛追で、残り3分57秒に#7清田がジャンパーを決め69-72と3点差まで追い上げた!!

 

あと一歩!

 

しかしここからが正念場。残り5分間練習用のエナジー・タンクが空になりかけてきてシュートを決めきれない金総に対し、四市商はキッチリと決め、76-87で逃げ切られました。

 

高校生は残念な結果に終わってしまいましたが、卒業生はがんばっています。

 

現在行われている「東日本大震災復興支援第90回天皇杯・第81回皇后杯全日本総合バスケットボール選手権大会」[オールジャパン2015]は、1月4日で男女ともに準々決勝を終え、神奈川県勢として男子は東芝ブレイブサンダース神奈川(NBL3位、以下東芝)、女子は富士通レッドウェーブ(WJBL2位、以下富士通)が残っています。

 

男子ディフェンディング・チャンピオン(前回優勝)の東芝には横浜市立旭中出身の#7篠山竜青がキャプテンを務め、今大会も優勝候補に挙げられてますが、残念ながら彼は怪我で出場できません。

 

しかしその無念を晴らしてくれそうなのが女子にいます。同じく旭中出身・富士通#11篠崎澪(167cm)です。金総時代はひとりでチームを引っ張ってましたね。そして昨シーズンのインカレで松蔭大の優勝に貢献しMVPを獲得しました。

 

  

#11 篠崎 澪

 

今シーズンから富士通に入団し、#10町田瑠唯とガードコンビを組んでいます。二人ともスピードがあり、ドリブルもうまくシュートもよく入るガードで、二人で相手ディフェンスをドリブルで撹乱させ、さらには自ら得点します。4日のvsシャンソン化粧品シャンソンVマジック戦では、#10町田が23得点、#11篠崎が11点もあげてます。

 

#11 篠崎 澪

 

#11篠崎はディフェンスでも活躍しました。自分より10cmも高く、平均得点15.1点で得点ランキングがリーグ6位でシャンソンナンバー1の点取り屋、野投成功率48%(リーグ7位)、リバウンド5.6本(リーグ16位)のシャンソン#6本川紗奈生(176cm)にマッチアップして、強いプレッシャーをかけ続け、#6本川をたったの8得点、野投成功率36%、リバウンド3本に抑え込み勝利に貢献してます。

 

次回のゲームは1月10日(土)、東芝は準決勝・日立サンロッカーズ東京と17時から、富士通も準決勝・JX-ENEOSサンフラワーズと11時から。いずれも代々木第一体育館で行われます。

 

さて今月はもう一話。

 

先月告知した慶應大vs韓国延世大の定期戦、予想に反して慶應大が勝ちました。慶應大はディフェンスもよかった上に3Pがよく入りました。

 

詳細は私のブログをお読みください。(http://hoopdream.jp/?cat=3

 

あんどうたかお プロフィール

1946年生まれ。

月刊専門誌「バスケットボール・イラストレイテッド」の編集長を経て、バスケットボール用品のデザイナーとして活躍。特にキャラクター「あんたかベイビー」のTシャツは一世を風靡した。日本初のバスケット・ユニフォームデザイナーとしても活躍。当時強豪と言われる殆んどのチーム<実業団-大学-高校>に関して何らかのデザインを手掛けている。またスポーツ界では唯一のファッションのコラムを持っていた。

現在は自身のユニフォーム・ブランド「305」を立ち上た。

NBAに関しては「月刊バスケットボール・イラストレイテッド」編集者時代の1966年から連載を執筆。TV解説はNHK BS以前にも東京12チャンネルで1985年から行っており、日本最古のNBA解説者と言われている。

過去にはスポニチウェブサイトのNBAコラムを担当。月刊バスケットボール及び月刊バスケットボール・マガジン等に連載を持っていた。

横浜の中学・高校バスケの指導者、関係者とのつながりが深く横浜及び神奈川県のバスケ事情に精通している。

現在は横浜をホームとするBリーグ「横浜ビー・コルセアーズ」の名誉広報として情報発信やプレス対応などチームの広報活動に力を注いでいる。

また(社)神奈川県バスケットボール協会広報顧問も務めている。

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